年の瀬を迎えるこのタイミングは、来年公開作品の新情報解禁が相次ぐ時期。日本公開が待ち望まれていた作品の、嬉しい公開決定ニュースも続々と飛び込んできています。新たな場面写真やメイキング画像とともに、2021年注目作品の最新トピック5を公開!

トピック1
社会現象化したホラー『クワイエット・プレイス』続編の新たな邦題決定

クワイエット・プレイス破られた沈黙 2021年公開

ホラー映画史に残る社会現象級の大ヒットを記録したサバイバル・ホラーの続編『クワイエット・プレイス PARTⅡ』の邦題が、『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』に変更されることが決定。あわせてメイキングショットがSCREEN本誌独占で解禁された。

画像: クワイエット・プレイス破られた沈黙 2021年公開

音に反応し人間を襲う“何か”によって荒廃した世界に生きる一組の家族・アボット家。本作で描かれるのは生き残った一家の“その後”。夫・リーを亡くしたエヴリンは、産まれたばかりの赤ん坊と二人の子どもたちを連れて新たな避難場所を探しに出発する。“音を立てたら即死”の世界で、彼らを待つ最大の試練とは?

このたび独占解禁されたメイキング画像では、実生活でも夫婦である主演のエミリー・ブラントと監督・脚本・製作を務めるジョン・クラシンスキーの姿が捉えられている。

前作に続いてメガホンを取るジョンは『エミリーと僕にとって本作は親子のメタファーだ。みんなそれをわかってくれて、前作を気に入ってくれた。身に余る思いだよ。本作では視点がより広く、舞台も変わる。世界観は同じだが、安全を失った家族は危険と隣り合わせだ。一歩一歩が危険に満ちあふれている。だからスリル満点なんだ』と本作の魅力を語っている。

クワイエット・プレイス 破られた沈黙
2021年公開

監督:ジョン・クラシンスキー
出演:エミリー・ブラント、ミリセント・シモンズ
東和ピクチャーズ配給
©2020 Paramount Pictures. All rights reserved.

トピック2
43歳で夭逝したチャドウィック・ボーズマン、最後の劇場公開主演作が4月に公開決定

21ブリッジ 2021年4月公開

『ブラックパンサー』『42世界を変えた男』などの作品で知られ、2020年8月28日に43歳の若さで夭逝したチャドウィック・ボーズマン。彼の最後の劇場公開主演作であり、プロデューサーも兼任した『21ブリッジ』が2021年4月に日本公開されることが決定した。

ニューヨークのマンハッタン島を舞台に、警察官の父を殺害された過去を持つ刑事が、孤立無援の中、8人の警察官が殺害された強盗殺人事件に挑むクライム・アクション・ミステリー。ボーズマンは主人公のデイビス刑事を演じている。

製作者として『アベンジャーズ/エンドゲーム』の監督を務めたルッソ兄弟が参加。共演には、ボーズマンたっての希望で出演が実現した『アメリカン・スナイパー』のシエナ・ミラー。男女のギャラ格差のない、彼女に相応しい出演料を払うため、ボーズマンは自らの出演料の一部をカット。彼の人間性を示すこの逸話を、先日シエナ自身が明かしたことも話題を呼んでいる。

共演者シエナ・ミラーが明かしたボーズマンに関する逸話も話題に

Photo by Steven Ferdman/WireImage

21ブリッジ
2021年4月公開

監督:ブライアン・カーク
出演:チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー
ショウゲート配給
©2019 STX Financing, LLC. All Rights Reserved.

トピック3
ジョニー・デップが主演・製作を務める最新作『ミナマタ(原題)』が日本公開決定

ミナマタ(原題)2021年公開

画像: 第70回ベルリン国際映画祭に来場した真田広之、ジョニー・デップ、アイリーン・美緒子・スミス Photo by Jörg Carstensen/picture alliance via Getty Images

第70回ベルリン国際映画祭に来場した真田広之、ジョニー・デップ、アイリーン・美緒子・スミス

Photo by Jörg Carstensen/picture alliance via Getty Images

ジョニー・デップが主演・製作を務める最新作『ミナマタ(原題)』の日本公開が決定した。1970年代に日本における四大公害病のひとつ“水俣病”の存在を世界に知らしめた写真家、ユージン・スミスの実話の映画化だ。

戦争写真家として心に傷を抱えたユージンが、当時の妻アイリーン・美緒子・スミスとともに、遺作となった写真集『MINAMATA』を作り上げる過程が克明に描かれていく。主人公ユージンをジョニーが演じ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信といった日本人キャストが多数共演。音楽を坂本龍一が担当している。

2020年2月に行なわれた第70回ベルリン国際映画祭にはキャストや監督が作品を携えて来場し、大きな話題を呼んだ。そのときの会見でジョニーは『ユージンが晩年に人生を捧げた水俣病のことを知って、悪夢のように思えた。この出来事は人々に伝えなくてはならないと感じたんだ』と語っている。

ミナマタ(原題)
2021年公開

監督:アンドリュー・レヴィタス
出演:ジョニー・デップ、真田広之
ロングライド配給
Photo by Andreas Rentz/Getty Images

This article is a sponsored article by
''.