核廃絶を訴え続けノーベル平和賞を授与された日本人女性の半世紀にわたる知られざる原点と軌跡を探るドキュメンタリー『ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに』が2021年4月17日(土)より公開。日本公開にあたり、核兵器禁止条約発効を受けて監督が新たに撮影した特別映像が追加されることが緊急決定した。

日本公開に向けて監督が急遽1分45秒の映像を編集

オリジナル本編は2019年に完成し、2020年クリーブランド国際映画祭でワールドプレミアされたが、コロナ禍で本国劇場公開は見送られた。その後、2021年1月22日核禁止条約が発効され、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)にとって大きな前進となった。

そしてこの核禁条約が発効されたその日の映像をスーザン・ストリックラー監督が撮影、4月17日(土)の日本公開に向けて、急遽1分45秒の映像を編集。本編の最後に追加することになった。

画像: 日本公開に向けて監督が急遽1分45秒の映像を編集

映像は、ニューヨーク深夜の国連ビルにサーロー節子の顔、続いて「2021年1月22日、核兵器は常に非人道的、今日から違法」という文言が英語と日本語で投影されるシーンからスタート。

オーストラリア、ドイツ、エチオピア、ネパール、ベルギー、カナダ、ニューヨーク、広島など核禁条約発効を願ってきた世界中の人々が歓喜する姿、「最終目標である核廃絶まで条約批准国は増え続ける!」という節子の力強い言葉をバックに核禁条約に署名した86か国名が羅列されて終わる。

その86か国に日本は含まれてないという事実が余韻として残ると同時に、核廃絶というゴールへ向けて世界はいままさに「終わりの始まり」というスタートラインに立った!というリアルタイム感が、1分45秒のなかに凝縮された映像となっている。

ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに
2021年4月17 日(土)ユーロスペースにてロードショー 順次全国公開
配給:3DAP Japan

This article is a sponsored article by
''.