世界中のクリエイターに多大な影響を与えたSFアニメーションの金字塔『ファンタスティック・プラネット』が2021年5月28日(金)より初のDCP上映されることが決定。新ビジュアルと新予告編が解禁され、アニメ監督・湯浅政明氏とみうらじゅん氏から推薦コメントが到着した。
画像: 映画『ファンタスティック・プラネット』予告編|5月28日公開 youtu.be

映画『ファンタスティック・プラネット』予告編|5月28日公開

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「その存在は当然、存じておりましたが、こんなに面白い作品だったとは!」

アニメーション作品として史上初めてカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、全世界でカルト的人気を誇る本作は、フレンチSFのパイオニアであるステファン・ウルの原作「Oms en Série」をもとに、ブラックユーモア溢れる幻想的な画風のアーティスト、ローラン・トポールが4年の歳月をかけて原画デッサンを描き、<切り絵アニメーション>という手法で鬼才ルネ・ラルーによって1973年に映画化された。

音楽はジャズピアニストとしても名高いアラン・ゴラゲールが手掛け、そのロック・サウンドが映像に一層サイケデリックな印象を与えている。あまりに独創的でファンタジックな世界観で瞬く間に批評家・観客たちを魅了し、アニメーション作品として史上初めて第26回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。

絶賛評はフランス国内だけに留まらず、イタリアのトリエステSF国際映画祭では特別賞、アメリカのアトランタ映画祭ではアニメーション映画のグランプリ、テヘラン児童映画祭では大賞を受賞するなど世界中で高い評価を得た。

日本でも1985年の劇場初公開以来カルト的な人気を誇り、2020年12月に東京・渋谷で行われた1週間限定上映でも満席回が続出。作品誕生からまもなく半世紀を迎える今なお新たなファンを獲得し続けている。

画像1: 「その存在は当然、存じておりましたが、こんなに面白い作品だったとは!」
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今回待望のDCP上映でトポール×ラルーが作り上げた世界観のクオリティの高さがスクリーンでより一層体感可能になり、アニメーション映画のマスターピースに再び命が吹き込まれた。

この公開を記念し、推薦コメントが到着。アニメ「映像研には手を出すな!」が第24回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門を受賞、Netflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」の第1話「オワリノハジマリ」が、アヌシー国際アニメーション映画祭2021のテレビ部門コンペティション作品にノミネートされるなど世界的な活躍を見せるアニメ監督の湯浅政明氏は、「ボスやシュルレアリスムにも通じる、並ぶもののない、シュールで独創的な世界。そこで起こる対立・闘争・変化の渦へ我々は投げ込まれる。人間も家族も社会も出てくるが、物質、特徴、習慣、精神世界もこことは大きく違う。簡単な答えはない。生き延びるには、ひたすら起こる出来事からそれを探り続けてゆくしかない。それは我々にも必要な力、想像力だ」とコメントを寄せた。

またイラストレーター等で長きにわたり幅広く活躍しているみうらじゅん氏は「その存在は当然、存じておりましたが、こんなに面白い作品だったとは!(中略)百聞は一見に如かず。あなたも『ファンタスティック・プラネット』を、この機会に是非、一度体験されてみては如何でしょう」と寄せている。

新ビジュアルと新予告編が制作され、ビジュアルは真っ青な肌で赤い目をした巨人ドラーグ族の少女・ティバがオム族のテールを手のひらに乗せ見つめあう絵を大きく起用、予告編ではドラーグ族とオム族が対立するシーンが切り取られ、ラストは湯浅監督のコメントで締めくくられている。

画像3: 「その存在は当然、存じておりましたが、こんなに面白い作品だったとは!」

なお、本日4/16(金)から4/30(金)まで渋谷HUMAXシネマ劇場窓口にて、フランス本国公認デザインのオリジナルTシャツ付き特別鑑賞券が6,300円で販売されている。

Tシャツは300着限定で上映期間中の受け渡しとなる。白と黒の2種ありS,M,L,XLのサイズ展開。当日券は一律1,400円。また、上映期間中はオリジナルステッカー付ドリンクの販売も予定している。

ファンタスティック・プラネット
2021年5月28日 (金) 渋谷 HUMAX シネマ ほか 全国順次公開
配給:ザジフィルムズ
© 1973 Les Films Armorial – Argos Films

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