2021年で製作35周年を迎える名作『スタンド・バイ・ミー』。この映画で主要キャストの一人だったウィル・ウィ―トンが当時の辛かった精神状態をインタビューで明かした。

映画でゴーディ役を演じたウィートンは、最近行われたYahoo!USAのインタビューで子役時代に両親から精神的虐待を受けていたと告白したことを米Indiewireなどが報じている。彼は俳優になるつもりはなかったのに、両親から演技することを強要され、特に女優だった母が自分のエージェントに「ママと同じことをしたい」というように強制。父は医療専門家で、やはり精神的に彼をコントロールしていたそう。

この状態に悩んでいた幼いウィートンは、映画の中でゴーディが兄の死にトラウマを抱える状態を演じることに自分の立場が重なっていたと話している。いまこの映画を見るときはとても悲しい感情がよみがえってくるそうだが、その後作家になったゴーディと同じように、彼も作家になるという同じ道を歩んでいる。自ら出版社を設立しブログに書いていたことなどを本にしているのだ。フィクションも含め自叙伝的な作品も出版している彼は、自分の中にゴーディが影響を与えてくれたものだと思っているようだ。

ちなみに現在は両親とは離れて暮らし、夫人と二人の子供がいる48歳のウィートンは一時演技をやめようとしたが、いまは「ビッグバン・セオリー」や「ライヴァル・スピーク」といったTVシリーズでエンタメ界でも活躍している。

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