世界中の映画賞を席巻した傑作『ライトハウス』の公開(2021年7月9日、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー)を記念して【“ 光と影”のスリラー映画特集上映】が渋谷ホワイトシネクイントで7月2日(金)より期間限定で開催決定した。

盟友・アリ・アスター監督からのコメントも

『ムーンライト』『ミッドサマー』など次々に斬新で良質な作品を生み出し続け、今最も勢いのある制作・配給会社A24が製作、2020年のアカデミー賞撮影賞ノミネートほか世界中の映画賞を席巻した傑作『ライトハウス』。謎めいた孤島にやって来た“2人の灯台守”たちが外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていく――
ロバート・パティンソンとウィレム・デフォーをW主演に迎え、人間の極限状態を恐ろしくも美しい映像で描いた本作。北米ではA24の配給で公開され、わずか8スクリーンでスタートしたミニシアター系の映画としては異例の興行収入1,000万ドル以上の大ヒットを達成した話題作だ。

画像1: 盟友・アリ・アスター監督からのコメントも

この度、本作の公開を記念し【『ライトハウス』公開直前! “光と影”のスリラー映画特集上映】が渋谷ホワイトシネクイントで7/2(金)より期間限定で開催決定、本映画祭への来場者限定で製作された非売品ポストカードのプレゼントも実施されることになった。(※限定数に達し次第配布終了)

本特集で上映される作品は2本。太陽の光と花々に満たされた祝祭の果てに巻き起こされる“究極の恐怖と未体験の開放感”が、観る者全てをかつてない世界へ引き摺り込み、圧倒するアリ・アスター監督の代表作『ミッドサマー』(19)と、サンダンス映画祭で監督賞を受賞、魔女をテーマにして世界中で大熱狂を呼び、全編不穏な暗い闇に包まれた近年稀に見る不気味な新感覚ホラー映画とも評される、ロバート・エガース監督のデビュー作『ウィッチ』(15)がランナップされている。

アリ・アスターとロバート・エガースの出会いは、周りは関係者だらけで彼らの知り合いは誰もいなかった映画『ヘレディタリー/継承』(18)。A24関係者向けの上映会だったと言う。アリ・アスター監督は「上映後に映画を見たばかりの人たちの前に出ると、彼らはとても厳しい顔で私をズタボロに批評しようとしていた」と落ち込んでいたが、しかし、そんな中「あなた(ロバート・エガース監督)と奥さんが、前の方に座っていたのを覚えています。そして、あなたは私に親指を2本立ててくれて、とても温かい笑顔を見せてくれました。その場にいた人たちが、私はろくでなしで、価値のない映画を作ったと言いたそうな中で、私はあなたの笑顔を命綱として握りしめていました」と感慨深く思い起し、ロバートも同作を「完全に圧倒されました。とてもスマートな映画だと思いましたし、感動しました」と絶賛!

画像2: 盟友・アリ・アスター監督からのコメントも

その後『ライトハウス』の完成間近版を見たアリは「とても気に入って、完成版を見るのが楽しみです。でも、私が見たものはほとんど完成していると感じました。とても美しく、見事に仕上げられていて、本当に面白かったです。私が大好きなハロルド・ピンターのことを考えさせられました。ハロルド・ピンターのように感じられる作品は、他には思いつかないのです。つまり、『召使』(63)や「誰もいない国」、「帰郷」のような作品は他にないのですが、この作品は完全に精神的なレベルで兄弟のような作品だと感じました。ハロルド・ピンターを彷彿とさせながらも、ハロルド・ピンターを含めた他の何者でもないことを感じさせてくれます。全くユニークな作品だと感じました。」と彼らしいコメントを『ライトハウス』に寄せている。

本映画祭で上映されるのは、いずれも、A24、そして映画界を代表する若手クリエイターであり盟友でもある2人が人間の内面を容赦なく暴き出していくドラマが特徴的な2作品。
互いの才能を認め合うふたりの作家が描く、光と影、恐怖と狂気……暑い夏にぴったりの極上のスリラーをじっくり楽しみたい。

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