『ブラック・ウィドウ』以降に公開するマーベル映画最新順まとめ！

2021年9月3日（金）公開
『シャン・チー／テン・リングスの伝説』

作品概要

平凡な暮らしをするシャン・チー（シム・リウ）だが、ある出来事をきっかけに恐ろしい計画に巻き込まれていく。アベンジャーズの系譜を受け継ぐ新たなヒーローの誕生を描くとともに、『アイアンマン』シリーズや『アントマン』（2015）に登場した犯罪組織「テン・リングス」の秘密も明かされる。

シャン・チーの父親役にトニー・レオン。さらにオークワフィナ、ミシェル・ヨーが共演。監督は『黒い司法 0%からの奇跡』（2019）のデスティン・ダニエル・クレットン。

＼杉山すぴ豊が着目するポイントはココ！／
MCUに武術家ヒーロー登場！

もともとこのキャラクターは、マーベルが70年代のカンフー映画・ドラマブームの中で作り出したので、マーシャルアーツ（東洋武術・格闘技）系ヒーローなのです。従ってこの映画もそのノリがあり、予告はまさに〝MCUが作ったカンフー映画〞っぽいですよね。

表題のテン・リングスとは映画『アイアンマン』（2008）にも登場、『アイアンマン3』（2013）『アントマン』（2015）でもその存在が語られた悪の秘密結社です。この組織の首領マンダリンがコミックで10個のすごいパワーをもった指輪をはめているヴィランであることに由来します。

映画でその首領を演じているのがトニー・レオン。予告を観るかぎり指輪ではなく両腕に計十個の輪（ブレスレット）をしていることがわかるし、主人公のシャン・チー（演じるのはシム・リウ）の親がこの首領で父と息子の物語でもあるようです。

コミックのマンダリンはアイアンマンのヴィランとしても有名でMCUで最も人気のあるヒーローとリンクさせることで、新ヒーロー、シャン・チーのデビューを後押ししているのかも。

この予告には『スパイダーマン：ホームカミング』（2017）に登場した〝市民〞が写っていることがわかりスパイダーマンとのリンクもあるかもしれませんね。

予告映像はこちら

2021年11月5日（金）公開
『エターナルズ』

作品概要

何世紀にもわたり地球の人々を見守り導いてきた不死の種族“エターナルズ”。彼らが人類の前に姿を現さなければならないほどの脅威とは？

10年ぶりのアクション作出演となるアンジェリーナ・ジョリー、ジェンマ・チャン 、リチャード・マッデン、キット・ハリントン、マ・ドンソクら個性豊かな豪華キャストが集結。監督は『ノマドランド 』（2020）でオスカーを受賞、自身も大のマーベルファンだと語るクロエ・ジャオ。

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最強ヒーローチームが相対する脅威とは？

『エターナルズ』とはマーベルの宇宙神話というべきコミックをベースにした作品。はるかな昔、神のような存在である宇宙種族セレスティアルズ（天界人）が邪悪な魔人族ディヴィアンツから人類を守るために作り出したのが超人族エターナルズです。両者は太古の時代から戦っていましたが『アベンジャーズ／エンドゲーム』（2019）の後、ディヴィアンツが再び動き出しエターナルズが立ち上がります。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：リミックス』（2017）に登場したスター・ロードの父エゴはセレスティアルズの一人、さらにコミックではサノスはディヴィアンツの末裔でしたが映画でもこうした設定が反映されるのか興味深い。MCUの宇宙路線を担う作品になりそうですが、予告を観る限り、宇宙SFというよりファンタジーのよう。

なんと本作の監督は『ノマドランド』でアカデミー賞をとったクロエ・ジャオ監督！宇宙のノマドとしてエターナルズを描く？この美しい自然から壮大なスペース・オペラへと広がっていくのでしょうか。

予告で登場するアンジェリーナ・ジョリー演じるセナというキャラは宇宙のエネルギーから武器を作り出します。この剣がそうなのでしょう。アンジー久々のアクション映画という点でも期待大。

Photos by Getty Images