世界中が愛してる! 10年以上にわたりMCUを支えてきたスカーレット・ヨハンソン。彼女のキャリアを中心に、さらなる魅力を紐解いていきましょう。(文・山崎ともみ/デジタル編集・スクリーン編集部)

子役時代から大活躍!華麗なるキャリア

母の影響で演技の世界へ。10代にして業界の話題に!

1984年11月22日NYマンハッタンにて、デンマーク人の父とユダヤ人の母の間に生まれる。兄・姉の他に仲良しの双子の弟ハンター君(彼をレッドカーペットに連れてきたことも)がいる。異母弟と母が近年迎えた養子も含め、現在は6人きょうだいに。

プロデューサーの母の影響で幼い頃から演技を学び始め、オーディションに通い、オフ・ブロードウェイの舞台『Sop ‒hphistry』にて8歳でプロデビュー。1994年『ノース 小さな旅人』で映画デビューを果たし、僅か2年後の1996年に映画初主演作『のら猫の日記』がインディペンデント・スピリット賞主演女優賞にノミネート、彼女の持つ魅力に世界が気づき始める……!

2001年『ゴーストワールド』では主人公の親友役で確かな実力と存在感を示し、トロント映画評論家協会の助演女優賞を受賞。10代にしてハリウッドからも注目を集めた。

脱子役で大人の女優に!演技賞でも存在感を増す

ここから彼女の躍進は止まらず、2003年『ロスト・イン・トランスレーション』『真珠の耳飾りの少女』では子役からひとりの大人の女優へと進化。瑞々しく繊細な表現力で世界各国から評価される。

英国アカデミー賞やゴールデングローブ賞では主演女優賞のダブル候補となり、共演のビル・マーレイとともに『ロスト〜』で英国アカデミー賞を受賞した。

画像: 『マッチポイント』(2005)より

『マッチポイント』(2005)より

またウディ・アレン監督のお気に入りスターのひとりでもあり、『マッチポイント』(2005)『タロットカード殺人事件』(2006)『それでも恋するバルセロナ』(2008)の3作品に出演。ここでも『マッチポイント』の演技が高評価、ゴールデングローブ賞の候補にもなった。

映画界での大活躍で売れっ子女優となった彼女は活動の幅を舞台にも広げ、第64回トニー賞では演劇助演女優賞を見事受賞した。

ナターシャとして、母として、さらなる飛躍

遂に2010年、代役で出演したMCUシリーズ『アイアンマン2』でブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)を妖艶でクールに演じ、あまりのハマりっぷりに世界をざわつかせる。『アベンジャーズ』以降でも同役を約10年に渡り演じきり、作中で仲間を想い変化してゆくナターシャの生き様をその演技力で完璧に表現、全米どころか全宇宙が泣いた……。

2019年のコミコンでは集大成とも言える単独作『ブラック・ウィドウ』の公開が発表され、世界中のファンが歓喜した。

そして最近の出演作『マリッジ・ストーリー』(2019)や『ジョジョ・ラビット』(2019)では共に子を持つ母親を演じている。私生活でも母である彼女の経験から滲み出る演技の深みや自然な説得力が印象的で、第92回アカデミー賞では『マリッジ〜』で主演女優賞、『ジョジョ〜』で助演女優賞にダブルノミネート!世界が認める演技派女優として、確固たる地位を確立した。

魅惑の美声でも活躍 多様な姿に今後も注目!

スカーレットの数えきれない魅力の一つの〝声〞。実は2008年に歌手デビューし、アルバムもリリースしている。彼女の甘いハスキーボイスと美しい歌声は演技にも存分に活かされ、『ジャングル・ブック』(2016)『SING/シング』(2016)『犬ヶ島』(2018)など声の出演も多い。

特に人工知能型OSのサマンサを演じた『her/世界でひとつの彼女』(2013)では、声の演技のみで放送映画批評家協会賞助演女優賞にノミネートされるほど。

2012年には歴史に残るハリウッド殿堂入りの証、ウォーク・オブ・フェイムの星に名が刻まれたスカーレット。

大人の女性としての魅力と少女の様なイタズラっぽい無邪気さを併せ持つチャーミングの化身な彼女、挑戦を惜しまず日々進化し続けるそのまぶしい姿から、我々は今後も目が離せそうにありませんね!

画像: 魅惑の美声でも活躍 多様な姿に今後も注目!

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