『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の後も続々と公開されるMCU作品。今夏のニュースやウワサをピックアップしてお届けします!(文・平沢薫/デジタル編集・スクリーン編集部)

1.『エターナルズ』のリチャード・マッデンがスーパーパワーをうっかり発言

画像: イカリスを演じるリチャード・マッデン

イカリスを演じるリチャード・マッデン

不死の種族“エターナルズ”の戦士イカリスを演じるリチャード・マッデンが、インタビューで撮影ではスタッフたちがモンスターやレーザー光線に見立てたボードを持っていることが多かったと話し「僕は目からレーザー光線を出すから」とうっかり発言。イカリスはコミック同様、目から光線を出すシーンがあることが分かった。コミック同様のテレパシーや飛行能力にも期待したい。

2.『エターナルズ』のジェンマ・チェンが撮影現場を語る

画像: セリス役のジェンマ・チェン

セリス役のジェンマ・チェン

このスーパーヒーロー映画は、本作の監督クロエ・ジャオのアカデミー監督賞他受賞作『ノマドランド』に似た雰囲気があるかもしれない!? 出演者ジェンマ・チェンが「まるでインディー映画の撮影みたいに、自然光を使うんです、特に夕方のマジックアワーの光線を。叙事詩的な大作なのに、ジャオ監督のセンスを活かした野心的な映画になっているんです」と発言。それって『ノマドランド』と同じ撮影法のような。

『エターナルズ』2021年11月5日(金)全国公開

©Marvel Studios 2021

3.『アントマン』第3弾が撮影をスタート!

画像: 『アントマン』シリーズのペイトン・リード監督

『アントマン』シリーズのペイトン・リード監督

前2作に続いて第3作も監督するペイトン・リードが、7月26日にTwitterで撮影開始を報告。その画像には、第1作で主人公スコットが娘のキャシーにプレゼントしたヘンな顔のウサギのぬいぐるみが、「感染性廃棄物」のマークのついた容器の前に座っているという、何かのドラマが始まりそうなもの。どんな事件が起きるのか、続報を待とう。

4.『ブラックパンサー』続編がクランク・イン、キャストも発表!

シリーズに初参戦のミカエラ・コール

大ヒット作続編『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー(原題)』が撮影をスタートした。前作主演のチャドウィック・ボーズマンは故人となったが、前作の監督ライアン・クーグラーと、主要キャスト全員が再結集する。

また、新たな出演者としてエミー賞5部門にノミネートされた話題のドラマ『私はあなたを壊すかもしれない(I May DestroyYou)』 で主演・監督・脚本を手がけるミカエラ・コールが決定。彼女がどんな役を演じるのか楽しみに待とう。

5.新作のスパイダーマンはドクター・ストレンジの技を使う!?

トムホがべネ様の技を使う!?

全長13cmの二等身フィギュアのシリーズFUNKO POP ! の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』版が発表されて新事実が判明!? フィギュアの一つに、スパイダーマンがドクター・ストレンジが生み出す光る魔法陣によく似たものを胸と手につけているフィギュアがあり、スパイダーマンがドクター・ストレンジの技を使うのかもしれないと噂になっている。本作にドクター・ストレンジが登場することは発表ずみ。何か予想外のことが起きるのかも!?

6.スクラル人にスポットが当たる『シークレット・インベージョン』この8月に撮影開始

画像: タロス役のベン・メンデルスゾーン

タロス役のベン・メンデルスゾーン

全6話のミニシリーズ『シークレット・インベージョン(原題)』の撮影が本年8月にスタートすることが決定。同名コミックはスクラル人たちの地球侵略を描いているが、ドラマ版は別の展開になりそう。スクラル人とは『キャプテン・マーベル』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に登場した、地球人そっくりの姿になれるあの人々。

この2作でスクラル人のタロスを演じたベン・メンデルソーンが本作にも出演。サミュエル・L・ジャクソンらが共演する。クリエイターはTV『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』の製作総指揮に参加したカイル・ブラッドストリート。

7.『ガーディアンズ~』第3弾、本年11月に撮影開始!

『ガーディアンズ~』シリーズのジェームズ・ガン監督

ジェームズ・ガン監督の発言が続々。まず『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第3作が本年11月にアトランタで撮影をスタート。原題は『同Vol.3』に決定。また、同作のスピンオフ作品「ホリデー・スペシャル」の長さは約40分、正史扱いになる。

ドラマの時系列は公開と同じ順序。まず、ガーディアンズのクリス・プラットも出演する2022年公開の『マイティ・ソー』第4作、次に2022年12月配信の「ホリデー・スペシャル」、そして2023年公開の『ガーディアンズ~』第3作になる。まずは『マイティ・ソー』の新作を待とう!

8.アーマーがいっぱい?『アーマー・ウォーズ』は2022年撮影!

ドンチ演じるローディはどんな活躍を!?

TVシリーズ『アーマー・ウォーズ(原題)』の撮影時期が判明。同作に出演するウォーマシンことローディ役のドン・チードルが撮影は2022年になると発言した。同名コミックは、アイアンマンのアーマーの技術が流出し、ヴィランたちがアーマーを使うようになるというストーリー。

ドラマはこれを下敷きに「ローディがどんな人間なのかをより深く描く作品になる」とのこと。今後のスタッフ、キャストのニュースを待とう。

9.『ブラック・ウィドウ』はスカーレットの最後の作品にはならないかも?

画像: スカヨハのカムバックはあるのか?

スカヨハのカムバックはあるのか?

マーベル社長ケヴィン・ファイギは、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンについて「彼女は素晴らしいパートナー。この映画のプロデューサーでもあり、本作の監督ケイト・ショートランドを連れてきた。何らかの形で、今後も彼女と一緒に仕事ができたらラッキーだ」と発言。これがスカーレットの最後のMCU作品にはならないかも?

10.『ブレイド』の監督候補がちょっと意外!?

画像: 監督候補とウワサのバッサム・タリク

監督候補とウワサのバッサム・タリク

『グリーンブック』『ムーンライト』のオスカー俳優マハーシャラ・アリが、吸血鬼の血を引く吸血鬼ハンターを演じる『ブレイド(原題)』の監督候補が判明。パキスタン系アメリカ人監督バッサム・タリクに交渉中と報じられた。

彼は、テキサス在住のイスラム系の人々を描くドキュメンタリー『シュガーランドの亡霊たち』や、リズ・アーメドがパキスタン系英国人のラッパーを描く『モーグル・モーグリ(MogulMowgli)』が映画賞で注目を集める人物。彼に決定するのか要注目だ。

まだまだニュースがいっぱい!

マーベル映画は複数の映画会社で製作されているが、20世紀フォックス(現・20世紀スタジオ)がディズニーに買収されて、この2社のキャラの共演はファンが期待中。そんな期待に答えてくれたのが、20世紀スタジオのデッドプールと、ディズニーの『マイティ・ソー』第3作のコーグの共演。と言っても映画ではなく、〝中のひと〞2人、ライアン・レイノルズとタイカ・ワイティティが共演するディズニー映画『フリー・ガイ』の予告動画でのこと。とはいえ、これは20世紀スタジオのキャラのMCU参戦の前振りかも?

ワイティティといえば、彼が監督する『ソー:ラブ&サンダー(原題)』が無事クランクアップ。監督はこの映画について「かなりクレイジー。すごすぎて何がなんだかよく分からないくらい」と発言していて、2022年5月の全米公開が楽しみ。

そしてTVシリーズ『ホークアイ(原題)』の全米配信日が11月24日に決定。この作品に映画『ブラック・ウィドウ』でフローレンス・ピューが演じたエレーナが登場することも、この映画のエンドクレジット後のシーンで判明した。

そしてマーベルは、今後はアニメにも力を入れる。『ホワット・イフ…?』は日本のアニメスタジオの製作だが、スタジオ幹部ヴィクトリア・アロンソ氏が業界紙「ヴァラエティ」の取材で「私たちはアニメーション部門を設立し、ミニ・スタジオも作って多数のアニメ作品を製作する予定です」と語った。ただし、現時点では具体的なタイトルの発表はまだ。今後の発表を待とう。

▶︎▶︎マーベル 関連のその他の記事はまとめてこちらをチェック

Photo by Samir Hussein/WireImage, David M. Benett/Dave Benett/Getty Images for Michael Kors, Image Group LA / Disney via Getty Images, Keith Tsuji/Getty Images for Hong Kong Tourism Board, David M. Benett/Dave Benett/Getty Images

Photo by Lia Toby/Getty Images for BFI, Steve Granitz/WireImage, Jim Spellman/WireImage, Andreas Rentz/Getty Images, Amy Sussman/Getty Images

This article is a sponsored article by
''.