世界三大国際映画祭のひとつ第78回ヴェネチア映画祭が、現地時間9月1日(水)より開幕。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がティモシー・シャラメを主演に迎えた最新作『DUNE/デューン 砂の惑星』の記者会見とワールドプレミアが現地時間9月3日(金)に実施された。その模様をお届けする。

上映後には7分ものスタンディングオベーション!クロエ・ジャオも絶賛

『DUNE/デューン 砂の惑星』は、『スター・ウォーズ』『アバター』などの伝説的な作品をはじめ多くのカルチャーに影響を与え続けている伝説のSF小説「デューン/砂の惑星」を映像化した作品。『メッセージ』『ブレードランナー2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が圧倒的映像美で作品を紡いでいる。

映画上映後には7分にもわたるスタンディングオベーションが巻き起こり、「映画館でしか味わうことの出来ない“映画の力“を再提示した作品だ」、「『2001年宇宙の旅』を初めて観た時の感覚」、「まったく新しい時代を立ち上げ、私たちを砂の惑星“デューン“とその先に連れていってくれる」等、世界中で数々の絶賛のレビューが相次いだ。

『ノマドランド』でのクロエ・ジャオ監督も「ドゥニのようなフィルムメーカーが自分のビジョンをつなぎ合わせて、とても素晴らしく、とても映画的な何かを組み合わせることができるということに、私自身希望がもらえます。この映画体験にただただ圧倒されました」とコメントしている。

キャスト陣も集結。ティモシー・シャラメの神対応も健在

ワールドプレミアには、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督に「ポール役を演じることができる俳優は彼以外考えられなかった」と言われた本作の主演ティモシー・シャラメが登場。

画像1: キャスト陣も集結。ティモシー・シャラメの神対応も健在

弱冠21歳にしてアカデミー賞、ゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートを果たし、SNSのフォロワー数も1000万人以上。いつもスタイリストをつけず、自身でスタイリングするというファッションにも注目が集まった。巻き起こるティモシーコールにも笑顔で手を振り、ファンからの写真撮影に応じるなどその“神対応”っぷりも健在だった。

画像2: キャスト陣も集結。ティモシー・シャラメの神対応も健在

彼を筆頭に他にもゼンデイヤ、オスカー・アイザック、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、ハビエル・バルデム、チャン・チェン、シャロン・ダンカン=ブルースター、ステラン・スカルスガルド、デイヴ・バウティスタらキャストとドゥニ・ヴィルヌーヴ監督やハンス・ジマーらスタッフが華やかな衣装をまとい、勢揃い。超豪華メンバーの集結にファンからの熱い声援が飛び交った。

画像3: キャスト陣も集結。ティモシー・シャラメの神対応も健在

同日に行われた記者会見には、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、オスカー・アイザック、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、ハビエル・バルデムが登場。世界中の記者からの質問に答えた。

本作への出演を「人生最高の栄誉」と語ったティモシー・シャラメ。「ある意味、僕は導かれていかなければならなかった。これまで自分が経験したことのなかった規模のプロジェクトだったものの、4〜5ヶ月の撮影期間を通してどこかの段階で、ここにいる人たち、アーティストたちすべてに、精神的に寄りかかることができたのは幸運だった。全員がこれまで僕が素晴らしいと思った作品に出演していた俳優たちだ」と、彼の演じたポール・アトレイデス同様、撮影でもまわりの人々に導かれながら乗り切ったことを明かした。ポールの夢にたびたび現れる謎の美女・チャニを演じたゼンデイヤも「ドゥニ監督とお仕事することについては、彼は類稀なフィルムメーカーで、ずっと尊敬していた監督だった。デューンという豪華なパズルの一つのピースであることが最高に光栄だわ。とても謙虚な気持ちになったし、特別な時間だった」と撮影を振り返る。

本作における最大のチャレンジは?と質問を投げかけられたヴィルヌーヴ監督が、「何よりも大変だったのは、 ティモシーの髪に対処し、それを極めることだった。あれは生き物だ。私はティモシーだけでなく、ティモシーのヘアスタイルの演技指導もしなければならなかった」とジョークで返すと、思わずティモシーも照れ笑い。

しかし、「もちろん今は誰にとっても非常に困難な時期で、安全第一というのは誰もが同意することだが、もし観客が問題ないと思ってくれて、安全な環境があるのなら、本作をぜひビッグスクリーンで観てほしい。本作はIMAXを思い描き、念頭に置いて設計、制作、撮影されているからだ。それはサウンドデザインにしてもそうだ。本作をビッグスクリーンで観てもらうというのはフィジカルな体験なんだ。本作を最大限没入感のある作品として設計するよう努めた。ビッグスクリーンというのは、私にとって(映画の)言語の一部なんだ」と、改めて『DUNE/デューン 砂の惑星』が劇場で観るために創られた映画であるという、本作に込められた自信と想いを語り、会場からも拍手が巻き起こった。

『DUNE/デューン 砂の惑星』
10月15(金)全国公開
©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
配給:ワーナー・ブラザース映画

This article is a sponsored article by
''.