先日、日本での予告編や画像が解禁されるとSNS上では「めちゃくちゃ面白そうなんやけど(笑)ポンコツボットめっちゃ可愛いんやが」、「新作のロンばかみたいに可愛いな!」、「かわいい…ビジュアルでもう好き…」と“ロン”の可愛いビジュアルに大きな話題が集まっている本作。
監督は世界的人気アニメーション「ひつじのショーン」のTVシリーズを手がけ、『インサイドヘッド』、『アーロと少年』ではストーリーアーティストを務めたジャン・フィリップ・ヴァインとロックスミス・アニメーションの創設者であるサラ・スミスが共同で務めた。
最新式のロボット型デバイスとして登場する<Bボット>はネット、写真、通話、TV、ゲーム、音楽などあらゆるデジタル機能に加えて、さらには持ち主にピッタリな友達も見つけ出してくれるという夢のようなデバイス!誰もがそんな<Bボット>と暮らしている世界で、友達のいない少年バーニーのもとに届いたのは不良品の<Bボット>のロンだった。
ローディングに異常に時間がかかり、オンラインにも接続できず、友達探しをすることもできないポンコツっぷりを見せるロンに、バーニーは彼なりの“友達の条件”を説明し“友達の作り方”を教え込んでいくが、やがてロンには他の<Bボット>たちにはない、特別な何かがあることに気づいていくことに-。
ロックスミス・アニメーションの劇場長編アニメーションの第1作目となる『ロン 僕のポンコツ・ボット』は、出会うはずのなかった1人と1体が‟本当の「友情」“を探すハートウォーミング・アドベンチャーを描きながら、ネット上の人間関係が孕む問題点をも浮き彫りにしている。
本作の共同監督・共同脚本・製作総指揮のサラ・スミスは「現代人は、チャットや投稿、いいね・よくないねボタンの中で生きている。一方で、バーニーとロンがいろんなことを一緒に体験していく中で築く友情は、ダサくて、ひねくれているけれども陽気なもので、成長していくことの良いところを力強く思い出させてくれる」とインターネット、さらにはSNSでのコミュニケーションが浸透した世界を案じており、劇中でアナログなコミュニケーションを通してバーニーとロンが築いていく友情にこそ大切なものがあると明かす。
サラ監督自身も子を持つ親として「子どもたちは、ほとんどすべての人間関係を画面の中に凝縮されているから、その中に浸りきっているの」と話し、続けて「だからこそ、一対一で直接会って作られる人間同士の友情の魅力が、今、特に子どもたちに強く伝わると思うわ。子供たちは外に出て森で遊び、バーニーとロンがしているような友達との遊びを求めている。家で画面に向かってじっとしているのをまるで相殺しているみたいで、この作品に特別な社会性を持たせてくれるといいわ」と新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、画面を通してのコミュニケーションが多くなっている今だからこそ本作を観てほしい作品だとコメントしている。
【Z世代】という言葉も生まれ、SNSでのコミュニケーションが主流となっている現代人に対して、相手と面と向かって対話をする大切さや楽しさを笑いとともに届けてくれる本作はまさに今観るべき作品の一つではないだろうか。
ロン 僕のポンコツ・ボット
10月22日(金)全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.