『マトリックス レザレクションズ』には主人公ネオ以外にも前3部作から引き続いて再登場するキャラクター、今回初めて登場する注目キャラクターを名のある人気スターたちが演じています。本作で何らかの重要な意味を持つと思われる彼らの関係を探りつつ謎に包まれたストーリーに迫ってみましょう。

ある者は年を重ねており、ある者は若返っている…?
再登場キャラクター7

ネオ(キアヌ・リーヴス)

画像: ネオ(キアヌ・リーヴス)
画像1: 『マトリックス リローデッド』(2003)より

『マトリックス リローデッド』(2003)より

表向きはコンピューター・プログラマーのトーマス・アンダーソンだが、裏の顔はコンピューター・ハッカー、ネオ。そんな現実をソコソコ楽しんではいたが、同時に煮え切らないものを覚えてもいた。そんな日常がモーフィアスやトリニティとの出会いによって一変。現実と思われた世界はマトリックスと呼ばれるバーチャルリアリティに過ぎず、真の現実は人類がコンピューターに支配されていた。

かくしてネオはマトリックスから現実へと飛び、人類の救世主となる可能性を秘めながら、コンピューターとの戦いに乗り出す。今回の中年となったネオは、またもマトリックス内で鬱屈した日々を過ごしている。一度現実を知ってしまったら元に戻れないはずなのに、なぜ!?

トリニティ(キャリー=アン・モス)

画像: トリニティ(キャリー=アン・モス)
画像1: 『マトリックス レボリューションズ』(2003)より

『マトリックス レボリューションズ』(2003)より

コンピューターに支配された現実の世界からマトリックスにやってきて、人類の救世主になりうる人物を探すゲリラ戦士。現実世界のゲリラ戦士はマトリックスに入ると、超人的なパワーを発揮できるが、彼女の能力はとりわけ優れており、マトリックスの治安を守るエージェントたちを難なく蹴散らしてしまう。ネオに現実を知らしめる案内人となるばかりか、一度は戦闘で命を失ったネオを愛の力で甦らせ、彼の救世主としての道を切り開いた。

新作でのトリニティは、マトリックスを現実と信じている住人に収まっているよう。ネオと会っても、おたかいに“どこかで会った?”というような関係だ。しかし、真の現実に目覚めるや、とてつもないパワーを発揮する!

ナイオビ(ジェイダ・ピンケット・スミス)

画像: ナイオビ(ジェイダ・ピンケット・スミス)
画像2: 『マトリックス レボリューションズ』(2003)より

『マトリックス レボリューションズ』(2003)より

『マトリックス』三部作の後半2作に登場した現実世界の女戦士。かつてはモーフィアスの恋人でもあった。メカの操縦に天才的な能力を発揮し、ネオらを窮地からしばし救う。

今回の新作では、どんなキャラクターなのかはわからないが、ネオやトリニティと同様に、何も知らずマトリックス世界に暮らしている人物の可能性もある。

若きモーフィアス(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)

◀前3作ではローレンス・フィッシュバーンが演じた(『マトリックス』(1999)より)

ネオを救世主と信じて、現実世界へと導くゲリラ部隊のリーダー。三部作を通じて登場し、ネオとともに戦い続けた。新作では若返った姿に、いきなり驚かされる。一作目のオマージュというべき、道場でのネオとのファイトシーンでは、一作目と異なりあっさり負けてしまう!? ともかく、今回も重要なポジションを担うと思われる。

メロヴィンジアン(ランベール・ウィルソン)

『マトリックス リローデッド』(2003)より

3部作の2、3作目に登場。フランス好きのスノッブな紳士の姿をしているが、正体はマトリックス最古のプログラムで、つまりネオにとっては敵。マトリックス内の上級市民であり事情通だが、格闘の素養は持たず手下任せで、さっさと逃げる。今回もヴィランのひとりと思われるが、どんな働きをするのかはわかっていない。

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