『キャロル』のトッド・ヘインズ監督とマーク・ラファロ、アン・ハサウェイら豪華キャスト陣がタッグを組んだ『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』が好評公開中。弁護士ロブ・ビロットの実話を描いた本作より、ビロットや水質汚染被害者本人が登場するメイキング映像が公開された。

有害物質の危険性を隠し続けた巨大企業に立ち向かった人々の実話を描いた本作。トッド・ヘインズ監督が「ロブ(・ビロット)だけでなく多くの関係者が撮影に参加してくれた」と関係者たちの協力に感謝するように、本作には映画の登場人物のモデルになった人物や実際の被害者、裁判の原告などの多くが関わっている。

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バッキー・ベイリーも本人役で出演した一人だ。彼の母スー・ベイリーは、妊娠中もウェストバージニア州パーカーズバーグの工場で働き続けたが、その業務内容には、人体に影響を及ぼす可能性の高い物質C8フッ素化合物の生産に使用するタンクの清掃も含まれていた。

生まれたばかりのバッキーには鼻孔が一つしかなく、目も変形していたという。バッキーは「自分の物語で人に勇気を与えられる。光栄なことだよ。母への愛情が増したし、母の闘いに勇気づけられた」と本作制作への参加に胸を張りながら、「闘いは今も続いている」と問題は現在進行形であることも念押しする。

劇中で壮絶な嫌がらせを受けるダーリーン&ジョー・カイガー原告代表も本人たちがカメオ出演。メイキングでは「20年間闘ってきたが、いろんな偏見を受けた。デュポンをゆする気だとかね」と、当時の苦しさを語っている。

そして、マーク・ラファロがその闘いに心打たれ、本作主人公のモデルとなった勇敢な弁護士ロブ・ビロット本人も登場。メイキングでは「本人、個人の粘り強い努力が世界を変えるのだと。1人の人間、1つの地域社会でも巨大な権力を相手に闘い、何かを成し遂げられるんだ」と、一人一人が世界を良くすることができることを訴えている。

製作に多くの当事者が関わり、彼らのリアルな声が盛り込まれた本作。本作を観て感じることとは?ぜひ劇場に足を運んで確かめてみてほしい。

『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』は好評公開中。

『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』
12月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかロードショー

出演:マーク・ラファロ、アン・ハサウェイ、ティム・ロビンス、ビル・キャンプ、ヴィクター・ガーバー ビル・プルマン

監督:トッド・ヘインズ(『キャロル』『エデンより彼方に』)

2019年/アメリカ/英語/126分/ドルビーデジタル/
カラー/スコープ/原題:DARK WATERS/G/字幕翻訳:橋本裕充

配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
公式サイト:dw-movie.jp

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