東京・京橋の国立映画アーカイブでは、2022年3月15日(火)から27日(日)までフランス映画史を作ってきた歴代女性監督の作品を上映する「フランス映画を作った女性監督たち──放浪と抵抗の軌跡」が開催される。

この特集は、アンスティチュ・フランセ日本およびシネマテーク・フランセーズの協力を得て、14プログラム28作品で、フランスの女性監督の歴史をパイオニア、そして放浪というテーマで紹介する企画。

映画草創期のアリス・ギイの作品集から、1940年代後半から唯一の女性商業映画監督として活躍したジャクリーヌ・オードリーの『オリヴィア』(1951)や、現在活躍するミア・ハンセン=ラヴの『グッバイ、ファーストラブ』(2010)、セリーヌ・シアマの『ガールフッド』(2014)などの作品、さらにカリブ海アンティール諸島を舞台としたユーザン・パルシー監督作品まで、地理的・文化的にも多様な作品が上映される。

◆パイオニアの女性たち
1.「アリス・ギイ作品集」 (短編13本、計50分)
2.「ドン・カルロスのために」 (80分・1921・フランス=スペイン:監・脚・出:ミュジドラ・監:ジャック・ラセーヌ)
3.「スペインの祭」 (26分・1919・フランス:監:ジェルメーヌ・デュラック)
「太陽と影」 (53分・1922・フランス=スペイン:・監・脚・出:ミュジドラ・監:ジャック・ラセーヌ)
4「.微笑むブーデ夫人」 (43分・1923・フランス:監・脚:ジェルメーヌ・デュラック)
「魔王」 (54分・1931・フランス:監・脚:マリー=ルイズ・イリブ・監:ジャン・マルゲリット)
5.「二重の愛」 (107分・1925・フランス:監・脚:ジャン・エプシュタイン)
6.「美しき青春」 (109分・1936・フランス:監・脚:マリー・エプシュタイン、ジャン・ブノワ=レヴィ)
7.「パリ1900年」 (83分・1947・フランス:監・脚・解説台本:ニコル・ヴェドレス)
8.「オリヴィア 」(96分・1951・フランス:監:ジャクリーヌ・オードリー)
9.「シメオン」 (110分・1992・フランス:監・脚:ユーザン・パルシー)
◆放浪する女性たち
10.「ジャンヌ・モローの思春期 」(94分・1979・フランス=西ドイツ:監・脚・解:ジャンヌ・モロー)
11.「冬の旅」 (105分・1985・フランス:監・脚:アニエス・ヴァルダ)
12.「グッバイ・ファーストラブ」 (110分・2011・フランス=ドイツ:監・脚:ミア・ハンセン=ラヴ)
13.「ガールフッド」 (113分・2014・フランス:監・脚:セリーヌ・シアマ)
14.「奥様は妊娠中」 (101分・2020・フランス:監・脚:ソフィー・ルトゥルヌール)

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