日本公開までいよいよあと約1ヶ月と迫る最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。 「月刊ファンタビ予言者新聞」2号目は、新作公開に向けて今おさえておきたい4大重要キーワードを解説します。

※記事には前作までのネタバレが含まれますのでご注意ください。

重要キーワード1:ダンブルドア

『ファンタスティック・ビースト』シリーズ最新作となる今回のサブタイトルは「ダンブルドアの秘密」。主人公は引き続き魔法動物学者のニュート(エディ・レッドメイン)だが、物語のキーマンとなるのは“ダンブルドア”だ。

本作には3人のダンブルドアが登場する。最も偉大な魔法使いといわれるアルバス・ダンブルドア(ジュード・ロウ)、その弟のアバーフォース(リチャード・コイル)、そして前作のラストでもう一人の弟アウレリウスであることが明かされたクリーデンス(エズラ・ミラー)だ。

アルバスとアバーフォースの過去の「悲劇」については『ハリー・ポッター』シリーズでも触れられており、その詳細が描かれることも期待されるが、問題はそこにどのようにクリーデンスが絡むのか、そもそも彼が本当にダンブルドア家の人間なのかどうか。

闇の魔法使いグリンデルバルドの前作の発言は完全には信用できないというファンの声が多く、クリーデンスの本当の正体をめぐる物語が今回のテーマの一つになりそうだ。

原題の「Secrets(秘密)」は複数形なので、本作では魔法ワールド最大の謎とされるダンブルドア家をめぐる「いくつも」の秘密が明かされるかもしれない。

画像: ニュートたちはポートキーなどを使って世界中で冒険を繰り広げる模様

ニュートたちはポートキーなどを使って世界中で冒険を繰り広げる模様

重要キーワード2:オブスキュラス

オブスキュラス」とは力を制御できない魔法使いによって生み出され、周囲を攻撃する不安定な闇の魔力のこと。オブスキュラスを生む者は、その力に蝕まれるため通常短命とされる。しかし計り知れない力を秘めたクリーデンスのような例外もいる。

このオブスキュラスは『ファンタビ』から登場した言葉だが、現在ファンの間で囁かれているのが、ダンブルドア家の過去の「悲劇」に関わる「ある人物」もオブスキュラスの宿主だったとする説。そしてクリーデンスがその人物のオブスキュラスを引き継いでいるとする説だ。

もしそうであればグリンデルバルドが彼にダンブルドアと告げたのもまったくの嘘ではなく、ダンブルドア家と関わりの深い不死鳥の登場も説明できるというわけだ。

これは多くある仮説の一つに過ぎないが、オブスキュラスという概念は『ファンタビ』シリーズを貫く最重要ワードになるかもしれない。

重要キーワード3:必要の部屋

公式サイトなどで公開されている本作の特報映像の最後の方に登場しているのが「必要の部屋」。『ハリー・ポッター』ファンにはおなじみだが、これはホグワーツ魔法魔術学校にある隠し部屋のこと。その人にとって「本当に必要なときだけ」入ることができるため、そう呼ばれている。

映像ではニュートたちがこの部屋に集まり、移動キー(ポートキー)らしきもので瞬間移動する様子が描かれている。用意されたトランク5つは、彼らがダンブルドアに急遽呼び出され、長期の旅行に旅立つことを示しているようだ。なぜこの部屋が「必要」になるのか気になるところだ。

このシーンをはじめ、本作では“ハリー・ポッター”たちの学び舎でもあるホグワーツ魔法魔術学校が主要舞台の一つになるが、ファンが気になっているのは魔法使いではない人間(=ノー・マジ)のジェイコブ(ダン・フォグラー)が明らかに校内にいる点。ホグワーツは人間には見られないという設定のため、杖を持たされる場面もあるジェイコブが「実は魔法使いだった」説も浮上する。果たして真相は?

重要キーワード4:血の誓い

前作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では若き日のダンブルドアとグリンデルバルドが「血の誓い」を交わすシーンが出てきたが、これは「お互いに戦わない」ことを誓った魔法契約のこと。この誓いによって二人は直接戦うことができない。そのためダンブルドアはニュートを、グリンデルバルドはクリーデンスをそれぞれ使者としているわけだ。

画像: ダンブルドアが手に持っているのは「血の誓い」の証のペンダント

ダンブルドアが手に持っているのは「血の誓い」の証のペンダント

上の場面写真でダンブルドアが持っているのが、このグリンデルバルドと「血の誓い」を交わしたときに生成されたペンダント。これは前作の最後でニュートの魔法動物ニフラーがグリンデルバルドからこっそり盗んできたものだ。これを壊せば契約は破棄され、ダンブルドアとグリンデルバルドの直接対決も可能となるが、一度作られたペンダントは破壊不能ともいわれる。このペンダントを何らかの手段で破壊できるかどうか、それも今回の物語の焦点の一つとなる。

4コマでおさらい!
『ファンタスティック・ビースト』シリーズ前2作

前作から数年後が舞台とされる『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。これまでのおさらいはマストです。シリーズの流れを4コマでチェック!

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)

画像1: ファンタビ最新作の鍵となる「4大キーワード」を徹底解説【月刊ファンタビ予言者新聞】

1. 魔法動物学者ニュートのトランクから魔法動物がNYの街に逃げ出してしまった!

画像2: ファンタビ最新作の鍵となる「4大キーワード」を徹底解説【月刊ファンタビ予言者新聞】

2. 魔法動物によってNYは大混乱に陥り、ニュートは死刑を宣告される事態に

画像3: ファンタビ最新作の鍵となる「4大キーワード」を徹底解説【月刊ファンタビ予言者新聞】

3. しかし実はその事件の背後では“闇の魔法使い”グリンデルバルドが暗躍していた

画像4: ファンタビ最新作の鍵となる「4大キーワード」を徹底解説【月刊ファンタビ予言者新聞】

4. ニュートたちは魔法保安局長官に化けていたグリンデルバルドの捕縛に成功する

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)

画像5: ファンタビ最新作の鍵となる「4大キーワード」を徹底解説【月刊ファンタビ予言者新聞】

1. ニュートは“闇の魔法使い”グリンデルバルドが護送中に脱走したことを知る

画像6: ファンタビ最新作の鍵となる「4大キーワード」を徹底解説【月刊ファンタビ予言者新聞】

2. ダンブルドアは教え子ニュートにかつての友グリンデルバルドの野望阻止を依頼

画像7: ファンタビ最新作の鍵となる「4大キーワード」を徹底解説【月刊ファンタビ予言者新聞】

3. ニュートは仲間たちとパリに向かうが、グリンデルバルドは着々と勢力を拡大

画像8: ファンタビ最新作の鍵となる「4大キーワード」を徹底解説【月刊ファンタビ予言者新聞】

4.クリーデンスらを仲間に引き入れたグリンデルバルドは世界に宣戦布告する

画像: © 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights © JKR.
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『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
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画像: WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and ©Warner Bros. Entertainment Inc.Wizarding World™ Publishing Rights © J.K. Rowling. © 2018 Warner Bros.Entertainment Inc. All rights reserved.
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発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
2022年4月8日(金)公開

監督:デヴィッド・イェーツ
出演:エディ・レッドメイン、ジュード・ロウ
配給:ワーナー・ブラザース映画
© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.

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