最新インタビューを通して編集部が特に注目する一人に光をあてる“今月の顔”。今回は「スター・ウォーズ」のオリジナル・ドラマ・シリーズ「オビ=ワン・ケノービ」で再びジェダイ騎士、オビ=ワンを演じることになったユアン・マクレガー。かつての当たり役に対する秘めた思いや、共演のヘイデン・クリステンセンとの裏話などを明かしてくれます。

ユアン・マクレガー プロフィール

1971年3月31日英スコットランド、クリーフ生まれ。1987年に初舞台を踏んだ後、ギルドホール音楽演劇学校に通い、映画界にも進出。1994年の『シャロウ・グレイブ』で注目され、1996年の『トレインスポッティング』で一躍人気スターに。『スター・ウォーズ』のエピソード1から3(1999~2005)では若き日のオビ=ワン・ケノービを演じて世界的な知名度を得た。最新作はイーサン・ホークと共演する『レイモンド&レイ』など。

“オビ=ワンをもう一度演じることはずっと前に決まっていたんだけど、それを何年も隠しているのは大変だったね”

スター・ウォーズオリジナルドラマシリーズ「オビ=ワン・ケノービ」で再びオビ=ワンを演じることになったユアン・マクレガー。最後にオビ=ワンを演じた『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)以来、17年ぶりになるが、ずっと「もう一度演じたいと思っていた」とユアンは語る。

画像: ©2022 Lucasfilm Ltd.
©2022 Lucasfilm Ltd.

ユアン・マクレガー
「『エピソード3』でオビ=ワンはアナキンという大切な人をダークサイドに奪われてしまい、それは自分のせいだと思っている。その後、彼は罪悪感のようなものを抱えて姿を隠して生きているんだ。ジェダイは見つかったら排除されてしまう存在になっているから、彼はフォースも封印していて、信じるのもやめている。今度の話はそこからスタートするんだ。

そんな風に『エピソード3』と『エピソード4』の間にはきっと面白いエピソードがあるはずだと僕は常々思ってきた。僕らが愛しているキャラクターをそういう状況に置くのは興味深いと考えた。僕が考えるのは観客に何かを感じてほしいとか、学んでほしいということじゃなくて、僕らの大好きなキャラを暗いところに連れていくことだったから」

というユアンは『エピソード1』から『3』を製作していた時と今では状況が大きく変わったことも感じているようだ。

ユアン・マクレガー
「あの頃のテクニカルな撮影は大変だった。僕らは主にブルースクリーンをバックに撮影をしていた。何もないところで演技をするのは本当に大変なんだよ。完成した作品に僕は納得していたけど評価はそこまでではなかった。

でもそれらの映画を子供の時に見た人たちが今は大人になっていて、彼らにとってはこの3部作が僕にとっての『エピソード4~6』に当たる作品になっていることを知った。そういう作品に関われたことが嬉しかったね。

20代のころはイメージが固定するのが怖かったけど、その後のキャリアで僕はいろんなタイプの作品に出演して、今はそういう心配をする必要がなくなった。『スター・ウォーズ』には本当に多くのファンがいる。彼らに楽しめるものを与えてあげることができるのは本当に素敵だ」

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