第74回カンヌ国際映画祭をはじめ、世界中の映画祭に出品され高評価を獲得し、第88回アカデミー賞6部門にノミネートされた『キャロル』のプロデューサーが贈る最新作、『帰らない日曜日』が2022年5月27日(金)に日本公開。この度、「ザ・クラウン」で人気急上昇中で、本作では名家の跡継ぎの青年を演じている英国俳優ジョシュ・オコナーが役への思いとラブシーンの撮影裏などを語った。
画像1: 人気急上昇中の英国俳優ジョシュ・オコナーが語る『帰らない日曜日』ラブシーン舞台裏

原作は、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロ、ニューヨーカー誌、タイム紙などに絶賛された小説「マザリング・サンデー」。舞台は1924年、第一次世界大戦後のイギリス。天涯孤独なメイドのジェーンは英国名家の跡継ぎのポールとの秘密の恋に身も心も捧げるが、たった一日のある出来事が、すべてを変えてしまう。監督は、カンヌ国際映画祭常連のエヴァ・ユッソン。W主演を務めるのは、今大注目の新星女優、オデッサ・ヤングと、大人気ドラマ「ザ・クラウン」で各賞を席巻した人気急上昇中の英国俳優、ジョシュ・オコナー。さらに、『英国王のスピーチ』のコリン・ファースと『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンという、アカデミー賞受賞俳優の贅沢な共演が実現。絵画のようなイギリスの風景、そして匂い立つエレガントな官能。秘密の恋に陶酔する、眩いほどに美しい愛の物語が誕生した。

大人気ドラマ「ザ・クラウン」でゴールデン・グローブ賞やエミー賞ほか各賞を席巻し、俳優・モデル・写真家とマルチな活躍を見せるイギリスの若き才能、ジョシュ・オコナー。「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督の新作“Challengers”(原題)に、ゼンデイヤと共に出演が決まるなど、今大注目の英国俳優だ。

そんなオコナーが本作で演じるのは、主人公ジェーンと秘密の関係にある名家の跡継ぎ、ポール。天涯孤独なメイドのジェーンとは対照的に、生まれながらにして全てを持っている御曹司でありながら、戦争で兄弟を失った憂いと脆さを持ち合わせた役柄を繊細に表現している。ポールというキャラクターについて、オコナーは「美しく、そして考え抜かれたキャラクターでありつつも、謎めいている。そこに惹かれました。私は今まで無意識に、“男らしさ”や、その“男らしさ”の脆さ、そして表面とその裏側に見える本質のようなものに興味をもってきました。まさにポールのような役です。階級に恵まれて自信に満ちているようで、彼は生き残った者としての罪悪感、家族を失望させる事への恐怖、自分が参戦すらできなかった戦争で亡くなってしまった尊敬する兄たちの重みを背負っています。」と分析し、彼が抱えるプレッシャーや複雑な心境にまず興味を持ったという。「本作の原作小説、そしてこの映画自体の魅力は、遺された家族の観点から、戦争がその後の人生に与える影響を描いていることです。」

さらに、ユッソン監督と1年近く画像や資料のやり取りをするなど、役作りには余念がない。「私は役作りにこだわりがあり、参考画像を大量に集めてはその都度、監督に送ります。“素晴らしいけど、もう十分だ”と言われるくらいに。しかし、エヴァの場合はその探求をやめることなく、共に掘り続けました。彼女は僕にとって完璧な監督です。」と、ユッソン監督に絶大な信頼を寄せていた。

画像2: 人気急上昇中の英国俳優ジョシュ・オコナーが語る『帰らない日曜日』ラブシーン舞台裏

撮影中、オコナーとヤングはお互いに多くの時間を裸で過ごすことになり、「感情的、肉体的に一日中丸裸だった」とオコナーが明かすほどラブシーンの撮影は過酷な場面もあったという。一方で、撮影の空き時間には2人で“ダブ・ダブ”と呼ぶ子供の頃の遊びをして過ごすなど、オン・オフがはっきりとした現場であった。ヤングとの共演について、「彼女は素晴らしい顔をしています。昔風ともいえるのに、型にははまらず、唯一無二です。さらに、信じられないほどに才能がある女優です。オデッサとの共演はとても楽しかったです。重苦しい空気の撮影が続くと、休憩中はジョークを言い合ったり、楽しいことをしてよく2人で気分をリフレッシュしていました。」と、撮影エピソードを語った。

最後に、本作の注目ポイントについて問われると、「本作を観て、人生の深みを感じて欲しいです。この映画を通して、昔の時代を生きた人々の痛みやトラウマを体験することができる。祖先がどんな体験をしてきたか、それを思い出して欲しい。そして何より、美しい心を持ち、出会う全ての人から愛されたジェーンという奇跡のような女性の人生を感じて欲しいと思います。」と見所を語った。

帰らない日曜日
2022年5月27日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
配給:松竹
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