ジョーダン・ピール監督の約3年ぶりの待望の最新作『NOPE/ノープ』(配給:東宝東和)が絶賛公開中。この度、本作の謎に包まれた撮影風景を収めたメイキング映像が解禁に。

映画業界に対して疑問視するメッセージにも徹底追及!

『ゲット・アウト』、『アス』で世界的大ヒットと高評価を受け、今まさに注目度の熱い監督の一人となったジョーダン・ピールの最新作『NOPE/ノープ』が遂に日本で封切られた。
『アス』から約3年ぶりとなった最新作では、田舎町の上空に雲に覆われた謎の巨大飛行物体が突如現れ、想像を絶する事態を招くサスペンス・スリラーを監督史上壮大なスケールで描かれている。

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ピールが「長年僕が温めてきた大がかりな構想を形にした作品だ。」と今回到着した映像の冒頭で思い入れを語る本作を、『ゲット・アウト』以来5年ぶりのタッグとなるオスカー俳優のダニエル・カルーヤをはじめとする実力派キャスト陣、クリストファー・ノーラン監督作品の常連カメラマンとして知られ、『ダンケルク』でオスカーを受賞したホイテ・ヴァン・ホイテマを撮影監督に迎えるなど、腕利きのチームを集め遂に完成。そのメイキング映像では、謎に包まれた本作の撮影風景が少しだけ明らかにされ、そのプロフェッショナルなキャスト・スタッフたちの撮影の様子が垣間見える。

画像: 映画『NOPE/ノープ』フィーチャレット映像/ACinematicEvent<8月26日(金)より全国公開> youtu.be

映画『NOPE/ノープ』フィーチャレット映像/ACinematicEvent<8月26日(金)より全国公開>

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 本作では現代で起こっている社会問題を引用し、より深いテーマを掘り下げているが、その中に映画作りや映画業界に対して疑問視するメッセージも込めており、ピールは「自分たちの仕事を評価しつつも批判する作品にしたいと思っていた。」と語っている。
それを象徴するのが、映像内でも登場する馬上の黒人を捉えた「The Horse in Motion」という名で知られるクロノフォトグラフィーが始まった頃の写真だ。これはエドワード・マイブリッジによって1887年に作成され、歴史的な映像技術として永久貯蔵されており、馬の名前や馬主の名前は記録されているのだが、馬上の黒人の名前は一切残っていないのだ。
ピールはその解説本を読み、ハリウッドや映画業界全体を、業界に昔も今も内在する搾取もろとも解き明かしてみたいというスイッチが入ったようで、本作のストーリーでは、観客の脚光を浴びず、プロとして記憶に残る映像作りに貢献している“裏方の技術者”や、一定のブームがすぎると容赦なく使い捨てられていく俳優たちが抱える現実にもスポットが当てられている。

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