オリヴィア・ワイルド監督が主演に『ミッドサマー』のフローレンス・ピューを迎え、待望の長編二作目として新たに世に放つ幻惑のユートピアスリラー『ドント・ウォーリー・ダーリン』(2022年11月11日日本公開)のワールドプレミアが第79回ベネチア国際映画祭で行われた。

5分間のスタンディングオベーションにベネチアが熱狂&大絶賛の嵐!!

大胆でパワフルなエネルギーに満ち溢れた青春コメディ映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で長編監督デビューを果たし、監督デビュー作にして数々の映画賞を席巻したオリヴィア・ワイルド。そんなワイルドが主演に『ミッドサマー』のフローレンス・ピューを迎え、新たに世に放つ幻惑のユートピアスリラーが監督第2作となる『ドント・ウォーリー・ダーリン』だ。

この度、日本時間9月6日(火)【[現地時間]9月5日(月)】に第79回ベネチア国際映画祭でワールドプレミアが開催された。本作は同映画祭のアウト・オブ・コンペティションに招待されており、フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、ジェンマ・チャン、クリス・パインら豪華キャストと監督のワイルドがレッドカーペットに登場した!

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先日、日本での公開が決定した際、SNS上では、「いやーすごい楽しみ!!」、「11月は大変だぞこれは」、「ドント・ウォーリー・ダーリンの日本公開あって良かった。フローレンス・ピュー主演なので行きます。」という期待の声が続々と寄せられており、既に公開を楽しみに待つファンが盛り上がりをみせていた本作。

世界からも大いなる期待を寄せられている本作がついにお披露目となったこの日、華やかなレッドカーペットには、監督のワイルドがイエローのドレスに身を包み華やかな姿で登場。主人公・アリスを演じたフローレンスはブラックのシックなドレスに身を包みスパンコールをあしらったドレスを披露し観衆を魅了した。アリスの夫・ジャックを演じたハリーはブルーのスーツというフォーマルな姿で現れ、会場に集まったファンへのサービスを欠かさなかった。フローレンス、ハリーがレッドカーペットに登場すると観衆からはそれぞれ、フローレンスコールとハリーコールが巻き起こり、観衆からの期待感の高さが伺うことができる。さらに、クリス・パインやジェンマ・チャンなどハリウッドを代表する豪華キャストが堂々とヴェネチアのレッドカーペットに集結した。

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前作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』が絶賛されたワイルド監督の長編第二作ということもあり、お披露目の場となった会場は超満員に。上映後は約5分間のスタンディングオベーションとなり、「オリヴィア・ワイルドの監督作で最も野心的な映画」、「大胆で、ひねくれた、視覚的に見事な心理スリラー」、「フローレンス・ピューの傑出した演技と並外れた職人技のすべてが完璧に表現されている」と世界に認められた本作への絶賛コメントが後を絶たなかった。

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そして、作品の上映前に、ヴェネチアに集まった記者に向けた会見の場が設けられ、監督のオリヴィア・ワイルド、ハリー・スタイルズ、クリス・パイン、ジェンマ・チャンが出席した。
本作は、完璧な生活が保証された街で不自由なく暮らすアリスの身におきる“不気味な現象”を描いたユートピアスリラー。美しい景観の街に徐々に広がっていく狂気が、観る者を惑わし、呑み込んでいく作品だ。会見ではまず監督のオリビアに対し、本作の世界観についての質問が飛び出し、オリヴィアは前作からタッグを組む脚本家のケイティ・シルヴァーマンと一緒に組み立てたと話ながら、「ノスタルジアへの危険性に触れている作品。この映画は全てメタファーとして描いていて、美しくも邪悪であるという両輪がこの街には存在し、意図的にそういう街にしています。女性たちに対するメッセージも含めており、自分自身を自分でコントロールできるかについて言及したくて、その想いが大きなモチベーションにも繋がって作品を作っていきました」と本作の着想のきっかけと、オリヴィアの強い想いがこもった作品だとわかるコメントを残している。

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そして、出席が叶わなかった主演のフローレンス・ピューについては「フローレンスは本当に力強い、素晴らしい女優。今夜、彼女の素晴らしい演技を祝福できることが本当に嬉しいです」と主演女優へ最大限の賛辞を送った。
『ダンケルク』以来の本作的な俳優業に挑んだハリー・スタイルズは、リアルでありながら、ファンタジーな世界の中での演技について、「自分が生きている世界から遠い世界で演じることができて、何も欠けていない完璧な世界で、カッコいい車に乗ったり、カッコいいものを持ったりするのとても楽しいことでした。それは側でしっかり細部まで作り込んでくれたので、最後までリアルな演技をすることができた。そういう意味ではお芝居はしている意識は無くて、皆さんが作ってくれた世界に救われました」とコメント。
さらに、音楽と俳優業の違いついての質問に対し、「いろんな意味で音楽と俳優業は対局にあります。音楽を作るのはパーソナルで個人的な作業に対し、芝居は自分ではない誰かを演じるので、違う角度から探究ができます。次に何が起きるかわからない、未知の楽しさがありますね」と俳優としての仕事に対しての想いを語っており、自身のファンに対しては、「身の回りで支えてくれた人がたくさんいるおかげで、素の自分で活動ができていて、自分が表現したいことができています。すべては支えてくれたファンのおかげ。僕のようにありのままの自分で生きていける場所を皆さんに提供することで、ファンの方へ恩返しをしたい!」と長年支えてくれているファンへの感謝の言葉を紡いだ。
さらに、アリスたちが住む完璧な街を仕切る謎多き人物・フランクを演じたクリス・パインは自身の役について「フランクを演じるうえで意識したのは、言葉使い。指導者は言葉を武器にするので、オリヴィアやケイティと話し合いながら彼がどういう言葉を発するかを意識していました」とコメントを寄せている。

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予想できない展開で観るものを惹きつけ、恐怖と欲望が入り乱れる“ユートピアスリラー”という全く新しい世界観を描く本作。一度踏み入れたら抜け出せない、幻惑のユートピアスリラー『ドント・ウォーリー・ダーリン』の日本公開を待ちたい。

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