2019年6月にHKT48を卒業し、女優としての活動を本格化した兒玉遥。今年は、『灰色の壁-大宮ノトーリアス-』、『ウラギリ』の出演に加え、主演作『渚に咲く花』(11月公開)や『僕らはみーんな生きている』(年内公開)と映画作品が続き注目を浴びている。そんな中、10月21日公開の『空のない世界から』は、これまでのイメージがガラっと変わるシングルマザー役に初挑戦。難役を経験した兒玉遥に、作品についてや近況を伺いました。
(撮影/久保田司、取材・文/BOG編集部)
画像: ――でも、後半は言えるようになったし、立ち向かえるようになりましたね。

――ご自身の経験で一歩踏み出したことはありますか?

兒玉 やっぱりアイドルから女優に転身したことじゃないですか。

――勇気要りました?

兒玉 その頃は、未来がどうなるか分からない不安もありつつ、一方で、今の環境を変えられるワクワク感もあって。どっちも交錯していましたね。どちらかというと楽しみの方が大きかったのを覚えています。

――映画のwebサイトなので、映画に関する質問を。人生でいちばん好きな映画ってありますか?

兒玉 『湯を沸かすほど熱い愛』という映画です。杉咲花さんのお芝居がめちゃめちゃ好きです! 作品自体が好きなのと杉咲さんがお芝居がとってもお上手なんで、勉強しています(照)。

――ちなみに、最近観た映画はありますか?

兒玉 『キャロル』という映画なのですが、女優さんがかっこよくて。LGBTQっぽい内容です。何といっても画がすごくきれいなんですよ。美しい女性がタバコを吸っていたりマティーニを飲んでるシーンがあるんですが、オシャレでかっこいい! 目の保養になりますね(笑)!

――どんなお話?

兒玉 女性ふたりのお話なのですが……。主人公が結婚生活から逃げて子どもを育てているんですけど、ストーカー気質の夫に対するトラウマで、女性を求めるようになるんです。可愛い女の子と二人で現実逃避の旅に出るという。

――さっきもシングルマザーを演じるにあたり、色々映画を観たとおっしゃってましたが、この映画も糧になってそうですね。

兒玉 本当に映画が好きで、よく見るんですよ~。

『空のない世界から』(10月21日公開)

画像: ©2021 ライツキューブ

©2021 ライツキューブ

シングルマザーへの国による支援が世界各国に比べ足りていない日本の現状を知ってほしいという気持ちから生まれたオリジナル作品。中でも、親や育った環境のせいで「無戸籍」になってしまう子供がいるという問題に注目した意欲作。大きなお腹を抱え、痛々しい傷を負った麻衣香(兒玉遥)が、夜道を必死に走る――。DVを受けた旦那から逃げ出してきた麻衣香が辿り着いた場所は、郊外にポツリと佇むラブホテルだった。管理人の北岡さん(窪塚俊介)に助けられ、住み込みで働きながら娘のさくら(つむぎ)を育てて早7年。麻衣香は娘の存在を誰にも知らされないようひっそりと暮らしていたが――。

出演:兒玉遥、つむぎ、佐藤江梨子、上村侑、窪塚俊介/根岸季衣 他

監督:小澤和義

配給:ライツキューブ

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