第76回英国アカデミー賞で『イニシェリン島の精霊』(ウォルト・ディズニー・ジャパン配給、2023年1月27日公開)が作品賞、英国作品賞、監督賞マーティン・マクドナーはじめ、主演男優賞、助演男優賞(2名)、助演女優賞、脚本賞、作曲賞、編集賞の<9部門10ノミネート>を果たした。

公開各国で大ヒット!マーティン・マクドナー作品の人気!

本作の舞台は本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さな島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずだった友人コルムに突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由はわからない。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた…。

画像: コリン・ファレル

コリン・ファレル

画像: ブレンダン・グリーソン

ブレンダン・グリーソン

先の第79回ヴェネチア国際映画祭においてヴォルピ杯 男優賞【コリン・ファレル】、脚本賞【マーティン・マクドナー】の2冠を手にし注目を浴びている本作は、2022年10月21日(金)に世界に先駆けて3カ国で公開されるや、北米では全世界興収1億ドル突破の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に迫る、今年の館アベレージ2位を記録し、イギリスでは週末興行収入ランキングで2位、そして物語の舞台でもあるアイルランドでは1位発進と各国で堂々の大ヒットスタートを切った。
全米最大のレビューサイトRotten Tomatoesでもほぼ満場一致の絶賛が続くなか、賞レースの口火を切る形でナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でも本作が主演男優賞【コリン・ファレル】、助演男優賞【ブレンダン・グリーソン】、脚本賞【マーティン・マクドナー】の主要3部門も受賞し、さらにアカデミー賞®の前哨戦として注目される第80回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)(コリン・ファレル)、脚本賞(マーティン・マクドナー)の最多3部門で受賞した。

画像: ケリー・コンドン

ケリー・コンドン

画像: マーティン・マクドナー監督

マーティン・マクドナー監督

才気に満ちたセリフの応酬とともに喜劇と悲劇のはざまを揺れ続け、突然訪れるクライマックスに震撼する、まさに“マクドナー印”の最新作『イニシェリン島の精霊』。英国アカデミー賞の発表は2023年2月19日(現地時間)となる。

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