素朴な外⾒からは想像もつかない狂暴な殺⼈兵器と化して暴れまくる⼥⼦⾼校⽣の無敵の強さと、予測不能のストーリー展開が観る者を釘付けにしたバイオレンス・アクション『THE WITCH/魔⼥』。その創造者たるパク・フンジョン監督には、同作品をユニバース化するという壮⼤な構想があった。そんな“魔⼥ユニバース”の幕開けを告げる『THE WITCH/魔⼥ ー増殖ー』(5月26日(金)全国公開)は、前作と同じ世界観を共有しているが、名もなき少⼥が新たな主⼈公として登場する。今回、少女役として主演に抜擢された新生シン・シアのインタビューが到着。初主演に抜擢されたオーディションについてや、初めての映画撮影について語ってくれた。(カバー写真:Kayoko Yamamoto)

オーディション時は学業と両立!

――なぜ本作のオーディションを受けようと思ったのでしょうか。シン・シアさんの中で何か惹かれるものがあったのでしょうか。

「韓国では新人が主人公になる作品は、あまり多くなく、しかも私ぐらいの年代の女性が抜擢されることは中々ないことなんです。それに、前作(『THE WITCH/魔女』)が本当に面白かったので、その続編のオーディションということで、全く悩むことなく、オーディションに参加しました」

――1408人の中から選ばれたと聞きました。ご自分の中で、選ばれた理由はなんだとお考えでしょうか。

「皆さんそれぞれに切実な思いがあると思うんですけれども、私の中にもあった切実な気持ちに、監督が気づいてくれたのかなと思っています」

画像1: オーディション時は学業と両立!

――監督にお会いになった際、ご自身の強みをアピールされたと思います。その強みが監督に認められて主役を得たと思われますか。それともご自身の中にある、自分が気づかなかったものが認められて、この役につながったと思われますか。

「両方なのかなと思います。監督にお会いした時に、私の特技や長所をこちらからも伝えましたし、それに少女の役については監督が一番よくご存知ですので、監督から見た時に、私の中に『少女』が持っているものの何かを見つけてくださったんじゃないかなと思います」

――今回、在学中にオーディションや撮影を?

「オーディションを受けた時は大学に通っていて、合格して撮影に入る時には休学をしていました。なので、オーディション時には学業との両立が大変だったんですが、元々演劇映画学科に通っていたのでこれも授業の一環だという気持ちでしたね。大変ではありましたが、すごく楽しくてありがたい経験でした」

――そもそもお芝居の世界に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか。憧れの俳優さんはいらっしゃいましたか?

「高校1年生の時にミュージカルが大好きになって、1週間に3回か4回くらい見るくらいハマっていたんです。そこから、自然と自分が公演だったり演劇や映画に関心を持つようになり、高校3年生の時にそうした事と関連したことがしたいと思って、俳優になりたいと決意したんです。憧れの先輩に関してはあまりにも多すぎて一人を選べないです。素晴らしい先輩たちから自分も学びながら成長できたらなと思います」

――キム・ダミさん、パク・ウンビンさんとの共演はいかがでした?

「たくさん笑いました!私はこの作品が初めての長編映画の撮影だったんですけども、どう準備をしたらいいのか、現場ではどう集中したら良いかを学ばせていただいた気がします。映画では、パク・ウンビンさん演じるギョンヒが私の演じる少女の面倒を見てくれますが、現実でもウンビンさんが気遣ってくださり、面倒を見てくださいました。現実と映画の中での状況が似ていたので、より役に集中することができたと思います」

画像2: オーディション時は学業と両立!

――パク・フンジョン監督と今回実際に撮影してみていかがでしたか。

「ご一緒できて本当に光栄だと思いました。監督と一緒に作品を撮って、驚かされたのは、映画に表現されている以上の巨大な世界観が、監督の頭の中にはあるということでした。ディレクションしてくださる際に、イメージなどについてもお話ししてくださりますが、監督の頭の中には本当に無数の物語があるということに気付かされました。すごい監督さんだなと思いました」

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