カンバーバッチ主演・製作のエモーショナルなサスペンス・スリラー
「ドクター・ストレンジ」「アベンジャーズ」シリーズはもちろん、「SHERLOCK/シャーロック」や『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21)などで繊細な演技力を発揮し、アカデミー賞主演男優賞に2度のノミネート歴も誇るベネディクト・カンバーバッチ。本作はカンバーバッチ主演・製作のエモーショナルなサスペンス・スリラー。
カンバーバッチが演じるのは、NY で最も有名な人形使いであり、大人気の子供向け TV 番組のクリエイターでもあるヴィンセント。高い知性とカリスマ性のある仕事人間だが、私生活では妻や9歳の息子のエドガーを蔑ろにしてしまっている。
ある日、エドガーが通学途中に失踪。必死に捜し続ける父ヴィンセントは次第に不安定になり、「息子が描いた“絵”の青いモンスター“エリック”をテレビに出演させられれば、息子が帰ってくる」という奇怪な妄想に取り憑かれていく。
クリエイター兼脚本家は、イギリスのドラマ「THE HOUR 裏切りのニュース」でエミー賞のミニシリーズ/テレビ映画部門の脚本賞受賞歴を誇るアビ・モーガン。
エグゼクティブプロデューサーには、エミー賞10部門獲得のドラマ「チェルノブイリーCHERNOBYLー」の製作を務めたジェーン・フェザーストーンらが名を連ねている。
奇想天外な妄想に固執していく狂気の道程が映し出されていく
この度、息子の失踪という痛ましい事実と向き合うことができず、息子の絵“エリック”に固執し、次第に狂気じみた妄想を抱くヴィンセントを演じたカンバーバッチの“壊”演が光る本予告が解禁。
茫然自失し、後悔と罪悪感に苛まれて焦るヴィンセントと妻。時間が経つにつれ、奇想天外な妄想に固執していく狂気の道程が、カンバーバッチの名演とともに映し出されていく。
手がかりを探して記憶を辿るヴィンセントは、息子が“エリック”という青いモンスターの絵を描いていたことを思い出し、「テレビに出演させればエドガーが見るだろう」と思い立つ。そしてそのために無我夢中で人形を自作、次第に我を失うほどに変わり果てていき、妻にも「どうかしてる」と呆れられてしまう。
さらに行動はエスカレートし、家族や同僚、そして事件を捜査する刑事までも遠ざけてしまい、次第に孤立していくヴィンセント。
映像のラストでは、「エリックが助けてくれる」と信じて疑わない彼の前についにエリックが現れ、呼び掛ける声も聞こえてくるが...。果たして“エリック”は、失意の父親の悲しき“妄想”となるのか? 或いは、絶望の淵にいる父親の“救い”となるのか―?
「エリック」
Netflixシリーズ「エリック」5月30日(木)より独占配信