ジャパン・プレミアで草刈民代とトーク
1月17日にはジャパン・プレミアが開催。監督を一目見ようと駆けつけた多くの女性ファンでいっぱいに。ソフィアは黒いドレスに身を包み、大喝采の中、舞台に登壇。花束ゲストとして女優・草刈民代が登場し、トークを行なった。
「この作品は昨年ニューオリンズで撮影しておりまして、皆さんよくご存知のキルスティン・ダンスト、ニコール・キッドマン、エル・ファニング、そして何人かの素晴らしい女の子たちとコリンファレルも出演してくれています。皆さんぜひ楽しんでいただけたらと思います」
とファンにあいさつしたソフィア。
草刈が「本当に美しく厳しい映画だと思いました。スリラーというよりも、生きていく上でとても現実的なことを描いているんなんじゃないかと思いました。女性が生きていくために、子供達を守るためにあのような判断を下す、とてもリアルな厳しさを感じました」
と感想を述べると、
「登場人物たちになりきってこの脚本を書きました。これまでの私の作品よりは非常にドラマチックな作品になっているんですけれども、人間味を忘れてはいけないと思って、自分だったらどうするだろうと常に考えながら作りました」
と答えた。
写真家アンドルー・ダーハムとトークイベントに
翌日1月18日にはTSUTAYA TOKYO ROPPONGIにて、「The Beguiled/ビガイルド 欲望の目ざめ」の公開を記念して発売されたメモリアルフォトブックの写真家であるプロデューサーのアンドルー・ダーハム氏を招いてのトークイベントが開催。長年にわたり友人として、また仕事のパートナーとしての関係を続けてきた2人だからこそ実現した和やかで親密なトークイベントとなった。
ダーハムは「ソフィアとは25年くらいになるかな?」と顔を見合わせてと確認するふたり。
「ぼくはもともとスナップ用のカメラを持ち歩いているタイプだったので、ぼくらの若かりし頃に旅行にいったり、パーティにいったりする時にはよくスナップを撮っていたんです。ソフィアが映画を作り始めた頃に、「現場で写真をとってくれない?」と声をかけてくれたんです。でもその写真は昔と何もかわらない親密なものでした。そこから始まって、彼女のいままでの映画制作のアーカイブのようなものが出来上がってきました。ぼくの方は楽しいからやっているという感じだったんです。」とこのたび映画の公開に合わせて日本で限定発売されることになったメモリアルフォトブックについての経緯を説明。
ソフィアは、「アンドルーは、私の初期の作品からずっとセットに付いて写真を撮ってくれているので、このメモリアルフォトブックを見ると、当時の思い出が甦ってきます。とても良い思い出が沢山詰まった本になっています。」と自身にとっても貴重な写真集であることを語った。
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