DCエンターテインメントのチーフ・クリエイティヴ・ディレクター、ジェフ・ジョンズがDCとの契約を終了し、本年1月にDCフィルムズのプレジデントになった「死霊館」シリーズのプロデューサー、ウォルター・ハマダが、今後のDC映画の仕切り直しと展開について発表。
まず、「猿の惑星」シリーズのマット・リーヴズ監督によるバットマン映画は、ベン・アフレックは主演せず、現在ではない時代を舞台に、若い頃のバットマンを描く。
そして、二転三転していたタイトル未定のフラッシュの映画は、既報通り「お!バカんす家族」の監督コンビ、ジョナサン・ゴールドスタインとジョン・フランシス・デーリーが担当、明るく軽いトーンの作品になる。19年初頭に製作をスタートし、20年全米公開予定。
また、DCではこれまでの「ジャスティス・リーズ」「スーサイド・スクワッド」とそのスピンオフ、「ワンダーウーマン」などの世界とは別に、より大人向けの新たなレーベルを展開する。そのレーベル名は未定だが、DCダーク、またはDCブラックといった名称になるという。
そのレーベルの第1弾が、「ビューティフル」のホアキン・フェニックス主演でジョーカーを描く作品。マーティン・スコセッシが製作、「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップスが監督する本作は、秋に撮影を開始する。が、通常のスーパーヒーロー映画のような製作費ではなく低予算で、「LOGAN/ローガン」が製作費約9000万ドルのところ、こちらは5500万ドルを予定。VFXやアクションではなく、キャラクターに焦点を当てたものになるとのこと。
今後のDC映画の作品群は、これまでとは違う展開をしてくれそうだ。(写真は「ジャスティス・リーグ」のフラッシュ)