「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジョニー・デップの新作出演が相次いでいる。

 まず南アフリカ出身のノーベル賞作家J・M・クッツェーの同名小説の映画化作「夷狄を待ちながら」Waiting for the Barbarians に主演し、製作する。共演は「グッド・ライム」のロバート・パティンソン、「レディ・プレイヤー1」のマーク・ライランス。監督は「彷徨える河」のシーロ・ゲーラ。
 静かな辺境の街に治安警察の大佐がやってきて、野蛮人が攻めてくるという噂に基づき、人々を拷問していく。製作はジョニーのインフィニタム・ニヒル、イエルボリーノ・エンターテインメント他。撮影は10月末にモロッコでスタートする。
 さらにジョニーは、「水俣」Minamataで、実在した写真家W・ユージーン・スミスを演じる。
スミスは第二次世界大戦の従軍を経て写真家となり、「ライフ」誌に"フォト・エッセイ"を掲載。72年に公害の水俣病に苦しむ漁民たちを取材した際には、会社側が雇った暴力団に暴行され、脊椎を損傷し、片方の目を失うという重傷を負ったが、72年に「ライフ」誌に水俣病を撮影した作品を発表。78年に死去している。
 監督は14年製作、日本未公開の「ララバイ」Lullabyのアンドルー・レヴィタス。製作はハンウェイ・フィルムズ。撮影は来年1月から日本とセルビアで行われる。

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