日本時間2020年2月3日(月)に発表になった「第73回英国アカデミー賞」にてサム・メンデス監督作『1917 命をかけた伝令』(2020年2月14日公開)が最多7部門受賞で圧勝した。

第92回アカデミー賞でも、10部門にノミネート

今年の主要映画賞でも快進撃が続く中、「1917 命をかけた伝令」が第73回英国アカデミー賞にて<作品賞、英国作品賞、監督賞、撮影賞、美術賞、音響賞、視覚効果賞>の最多7部門受賞となった。第92回アカデミー賞でも、10部門(作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、美術賞、作曲賞、音響編集賞、録音賞、視覚効果賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞)にノミネートされている。

本作は、サム・メンデス監督が、若き兵士たちが困難なミッションに立ち向かう姿を臨場感たっぷりに、さらに観る人たちを物語への究極の没入感へ導き、登場人物たちの行動や心情を体感してもらうために”ワンカット映像”という画期的な撮影方法を全編に採用した。
全編を途切れることなくひとつながりの映像で見せる【ワンシーン ワンカット】は、登場人物の感情や臨場感を表現する<長回し>として多くの監督がその手法を取り入れてきた。監督によると「完璧に途切れなく物語を描くために、全てにおいて秒単位まで計算されるなど緻密な調整をした。特にリハーサルについては、今までの過去のどの作品よりも時間を費やした。自身のキャリアにおいて、最もエキサイティングな仕事だった」さらに、「本作は、映画の歴史を語るわけでも、何かメッセージを伝えたいというわけでもない。使える映画の技術はすべてつぎ込んだよ。映画は体験だ。観客には頭を空っぽにして観て、感じて欲しい」。
撮影監督のロジャー・ディーキンスもその画期的な演出方法について「(長回しで撮影するために)照明器具を置くことができなかったり、天候に左右されたりして撮影は大変だった。だが、そこを注目して欲しいのではなく、それを忘れて作品の物語へ没頭してもらうことが目的だ」と語っている。

海外でも「本年度の作品でめざましい技術的な成果を残した作品の一つ」(バニティ・フェア)と評され、その画期的な撮影および演出に注目される本作。全米で拡大公開され、『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』を破り、初登場1位を獲得し大ヒット発進中!現時点で、アカデミー賞ノミネートを含めて総計で50の賞、163部門で受賞&ノミネート(宣伝調べ:受賞とノミネーションの合計※ノミネーション後に受賞したものは、ノミネート数時点でカウント)を記録しており、快進撃が続いている。

ちなみに主演男優賞は「ジョーカー」のホアキン・フェニックス、主演女優賞は「ジュディ 虹の彼方に」のレネー・ゼルウェガー、助演男優賞は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のブラッド・ピット、助演女優賞は「マリッジ・ストーリー」のローラ・ダーンがそれぞれ受賞した。

第92回アカデミー賞授賞式は、2020年2月9日(現地時間)ロサンジェルスで開催。日本では2月10日午前8時30分よりWOWOWプレミアにて生中継される。

(c)2019Universal Pictures and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.

This article is a sponsored article by
''.