東京・国立映画アーカイブでは、毎年恒例の上映企画「サイレントシネマ・デイズ2020」を、2020年11月10日(火)より15日(日)までの6日間にわたって開催する。

映画初期に製作された無声映画は、当時、まだ映画保存の必要性がそれほど強く認識されていなかったことに加え、災害や戦禍などが重なったことにより、世界のどの国や地域においても残存率が低くなっている。本特集は、世界各国の無声映画に弁士の説明や生演奏を付けて上映することにより、その素晴らしさや貴重さを観客の皆さんと共有し、次代へ継承するための企画。本年度は、所蔵作品から、サイレント映画期を代表する巨匠D・W・グリフィス監督の選集や、ドイツ表現主義の傑作『プラーグの大学生』など、アメリカ、ソ連、フランス、ドイツのサイレント映画を6プログラム9作品、弁士・伴奏付で上映する。

上映作品

「D・W・グリフィス選集」(アメリカ、監:D・W・グリフィス)・『小麦の買占め』(1909)・『愚弄された女』(1911)・『大虐殺』(1912)・『男性』(1912)
[伴奏付上映の回]11/14(土)1:00pm 伴奏:神﨑えり
『ヘルズ・ヒンジス』
(1916、アメリカ、監:ウィリアム・S・ハート、チャールズ・スウィッカード)[弁士・伴奏付上映の回]11/13(金)7:00pm 弁士:片岡一郎、伴奏:上屋安由美
『赤い小悪魔』
(1923、ソ連、監:イワン・ペレスチアーニ)[伴奏付上映の回]11/12(木)7:00pm 伴奏:小林弘人
『プラーグの大学生』
(1926、ドイツ、監:ヘンリック・ガレーン)[伴奏付上映の回]11/11(水)7:00pm 伴奏:天池穂高
『風の餌食』
(1927、フランス、監:ルネ・クレール)[伴奏付上映の回]11/15(日)1:00pm 伴奏:柳下美恵
『アルセナール』(1929、ソ連、監:アレクサンドル・ドヴジェンコ)
[伴奏付上映の回]11/10(火)7:00pm 伴奏:田ノ岡三郎
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/silent202010/

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