本年度アカデミー賞主要6部門でノミネートされている「ノマドランド」(公開中)から、この度、クロエ・ジャオ監督、フランシス・マクドーマンド、そして役者としても参加した一般のノマドたちが、映画にかけた希望や並々ならぬ想いを語る特別映像が到着した。

“あなたは独りじゃない、大きな何かの一部なのだ”

企業の破たんと共に、長年住み慣れたネバタ州の住居も失ったファーンは、キャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込んで、〈現代のノマド=放浪の民〉として、季節労働の現場を渡り歩く。その日、その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流と共に、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく――。

画像: 「ノマドランド」

「ノマドランド」

主演は、『スリー・ビルボード』でアカデミー賞主演女優賞受賞し、その絶対的存在感で世界を圧倒したフランシス・マクドーマンド。そして監督は、前作『ザ・ライダー』が第70回カンヌ国際映画祭の監督週間でプレミア上映され、アート・シネマ賞を獲得して絶賛を浴び、本作では賞レースで監督賞を総なめしている、今まさに注目の新鋭監督クロエ・ジャオ。新時代を切り開く女性タッグによって生み出された新たな傑作に期待が高まっている。

画像: フランシス・マクドーマンドとクロエ・ジャオ監督

フランシス・マクドーマンドとクロエ・ジャオ監督

本作は、アカデミー賞の前哨戦のひとつである第78回ゴールデン・グローブ賞で、<作品賞(ドラマ部門)>、<監督賞(映画部門)>の主要2部門で受賞。クロエ・ジャオは初の監督賞ノミネートにして、初受賞の快挙を果たした。さらに先日発表された、本年度アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、脚色賞、撮影賞、撮影賞の主要6部門にノミネートされるなど圧倒的な注目を集めている。

画像: 撮影中の風景

撮影中の風景

今回解禁されたのは、監督を務めたクロエ・ジャオ、本作のプロデューサーだけでなく主演も務めた名優フランシス・フランシス・マクドーマンド、3年の月日をかけて、ノマドと触れ合いながら原作を執筆したジャーナリストのジェシカ・ブルーダー、そして原作にも登場し、映画の撮影にも協力的に参加した一般ノマドのリンダ・メイやスワンキーたちといった、普段は別のテリトリーで過ごす面々が、まるで全員が昔からの顔なじみのノマドのように撮影に挑むメイキング映像や、インタビューに答える様子が収められた特別映像だ。

画像: オスカーでは6部門の候補に

オスカーでは6部門の候補に

監督のオファーが来るまでノマドたちの生活の実情を知らなかったというジャオ監督が原作を読んで感銘を受けたことや、原作が発売された年にすぐ独占映画化権を取得するほどノマドの生き様に惚れ込んだマクドーマンドがファーンというキャラクターに深みを与えるために自身のエピソードを役に投影していたという裏話、またリンダやスワンキーがノマドの人生について直接的に言及する様子など、映画に関わったそれぞれの重要人物が映画にかけた希望や並々ならぬ想いを語っていく様子が映し出されていく。

画像: 『ノマドランド』特別映像<Journey Of Hope> youtu.be

『ノマドランド』特別映像<Journey Of Hope>

youtu.be

最後に、ジャオ監督は自身が得意とするマジックアワーの圧巻の映像美が映し出されるなか、「広大で美しいアメリカ西部には特別な力があって、あらゆる世代に訴えかける。”あなたは独りじゃない、大きな何かの一部なのだ”と。観る者を励まし、最後に希望を残してくれる」と力強くコメント。孤独の人生を送ることとなった主人公ファーンが、新たなノマド生活で見つけた希望とは一体何なのか。世界的なパンデミックにより、誰もが心細く日々を過ごす今、ファーンが見つけた答えに誰もが励まされること間違いないだろう。

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