2021年10月8日(金)、昨年に引き続き釜山国際映画祭の協力のもと、韓国・釜山にて「第15回アジア・フィルム・アワード」が行われた。
画像: 監督賞のチャン・イーモウ

監督賞のチャン・イーモウ

新型コロナウイルスによる影響により、実際に釜山の会場への招待と、オンラインでも参加できるハイブリット形式で、約80名のノミネート関係者が見守る中セレモニーが開催され、受賞者が釜山現地で、またオンラインで喜びの声を寄せた。
日本からは、『スパイの妻 劇場版』が、日本作品としては2019年以来となる最優秀作品賞を受賞。さらに本作からは蒼井優が最優秀主演女優賞を、また衣装デザインの纐纈春樹が最優秀衣装デザイン賞を受賞し、トリプル受賞と、今回最多受賞となった。この他、蒔田彩珠が『朝が来る』で最優秀助演女優賞に輝くなど、日本映画勢が主要部門で多数最優秀賞を受賞した。
あわせて、先に発表の通り、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』へ「2020 Highest-Grossing Asian Film Award」が授与されている。

画像: 主演女優賞の蒼井優

主演女優賞の蒼井優

画像: 主演男優賞のユ・アイン

主演男優賞のユ・アイン

第15回 アジア・フィルム・アワード 受賞結果一覧

最優秀作品賞
『スパイの妻 劇場版』(日本)
最優秀監督賞
チャン・イーモウ 『One Second』(中国)
最優秀新人監督賞
ホン・ウィジョン 『声もなく』 (韓国)
最優秀主演男優賞
ユ・アイン 『声もなく』(韓国)
最優秀主演女優賞
蒼井優 『スパイの妻 劇場版』(日本)

最優秀助演男優賞
キム・ヒョンビン 『無聲』(台湾)
最優秀助演女優賞
蒔田 彩珠 『朝が来る』 (日本)
最優秀新人俳優賞
リウ・ハオツン 『One Second』(中国)
最優秀脚本賞
チャイタニヤ・タームハネー 『夢追い人』(インド)
最優秀編集賞
LI Yongyi 『Cliff Walkers』(中国)
最優秀撮影賞
マスード・アミ二・ティラニ 『荒れ地』(イラン)
最優秀音楽賞
Day TAI 『狂舞派3』(香港)
最優秀衣装デザイン賞
纐纈春樹 『スパイの妻 劇場版』 (日本)
最優秀美術賞
ケネス・マク 『Limbo』(香港)
最優秀視覚効果賞
ティム・クロスビー、Joy WU
『エイトハンドレッド -戦場の英雄たち-』(中国)
最優秀音響賞
Nopawat LIKITWONG 『Limbo』(香港)
Excellence in Asian Cinema
イ・ビョンホン
2020 Highest-Grossing Asian Film
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

アジア・フィルム・アワード (主催:アジア・フィルム・アワード・アカデミー)
2007年よりはじまったアジア映画を対象とした映画賞。東京国際映画祭は2013年より、香港国際映画祭、釜山国際映画祭と共にアジア・フィルム・アワード・アカデミーを創設し、アジアの映画業界と連携し、その年のアジアの映画人を表彰しスポットライトを当てることでアジア映画ファンの創出、世界へのアジア映画の振興、文化交流を図っている。

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