フェスティバル・ミューズに決定した杏、10代の思い出を語る
フィリップ・セトン 駐日フランス大使は「関係者の皆様の常に変わらぬご支援に感謝しています。今年のミューズは杏さんに引き受けてもらいました。とても素晴らしい女優さんだと思っています。来年は通常通り、来日が可能である様に、映画ファンとの方との触れ合いができますように願っています。」とあいさつを。
その後大きな拍手の中、フェスティバル・ミューズ杏さんが登場。「大変光栄です。女優として早10年、こうして国際的な文化芸術の架け橋ということで大役を任されました。来月の映画祭も楽しみにしています。」とにこやかにご挨拶をいただきました。好きなフランス映画について聞かれると、女優では「アヌーク・エーメさんがすごく好き」と明かし、芸術にも興味があるので、好きな作品については画家アメデオ・モディリアーニの伝記映画である「モンパルナスの灯」を挙げた。
フランスという場所に対しての思い出については、「私にとってパリ、フランスは青春そのもの」という杏。10代の頃からパリコレ等で活躍していた当時に想いを馳せ、「今のようにスマホもなかった時代なので、地図を持ってアドレスをめくりながらオーディションに行き、英語もフランス語も分からない状態でとにかく飛び込んで、最先端のファッションの現場に行くことができた。」となつかしく語る。そしてその時の経験が「私のどこかで熟成されている。」と、今も大事にしていると語った。
ラインアップ
オープニング作品
『ヴォイス・オブ・ラブ』(仏: ALINE)
監督・脚本・主演:ヴァレリー・ルメルシエ
出演:シルヴァン・マルセル、ダニエル・フィショウ、
アントワーヌ・ヴェジナ
ドライブインシアター作品
『セヴェンヌ山脈のアントワネット』(仏: ANTOINETTE DANS LES CÉVENNES)
第73回カンヌ国際映画祭 正式出品(2020)
監督:キャロリーヌ・ヴィニャル
出演:ロール・カラミー、
バンジャマン・ラヴェルネ
『約束』(仏: LES PROMESSES)
第78回ヴェネチア国際映画祭(2021)
監督:トマ・クルイトフ
出演:イザベル・ユペール、レダ・カテブ、
ネドラ・アヤディ
『分裂』(仏:LA FRACTURE)
第74回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門(2021)
監督:カトリーヌ・コルシニ
出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、
マリナ・フォイス、ピオ・マルマイ
『ウイストルアム - 二つの世界の狭間で -』(仏:OUISTREHAM)
カンヌ国際映画祭 監督週間(2021)
監督:エマニュエル・カレール
出演:ジュリエット・ビノシュ、エレン・ランベール
『あなたが欲しいのはわたしだけ』(仏: VOUS NE DÉSIREZ QUE MOI)
第59回NY映画祭 (2021)
監督:クレール・シモン
出演:スワン・アルロー、エマニュエル・ドゥヴォス
『DÉLICIEUX(原題)』(仏:DÉLICIEUX)
監督:エリック・ベナール
出演:グレゴリー・ガドゥボワ、イザベル・カレ
『アプローズ、アプローズ!』(仏:UN TRIOMPHE)
監督:エマニュエル・クールコル
出演:カッド・メラッド、マリナ・ハンズ
『東洋の魔女』(仏: LES SORCIÈRES DE L'ORIENT)
監督:ジュリアン・ファロ
出演:谷田絹子、松村好子、篠崎洋子、松村勝美、
半田百合子
『月の守護者の伝説』(仏:MUNE, LE GARDIEN DE LA LUNE)
監督:アレクサンドル・エボヤン、ブノア・フィリポン
『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』
(仏:SALVATOR MUNDI, LA STUPÉFIANTE AFFAIRE DU DERNIER VINCI)
監督:アントワーヌ・ヴィトキーヌ
出演:ロバート・サイモン、ルーク・サイソン
・ドライブインシアターについて
今年は、コロナ禍でいかに安全にエンターテイメントを楽しめるかという映画祭の存在意義を模索、メ インスポンサーである日産自動車様と共同で、ドライブインシアターを実施することを企画中。
”映画(エンターテイメント)と車の融合”をお客様に体感いただき、次世代に向けて映画の楽しみ方を ご提供したいと思っております。(詳細は、後日発表。)
・その他の関連イベント
現在、詳細を企画中。
・チケット発売情報:10月下旬予定(仔細は公式サイトにて)