監督兼プロデューサーのスティーヴン・ラリビエーもイギリスからリモート出動!
いよいよ1月7日より劇場公開!その公開に先立った先行上映とあわせて、ペネロープ役の満島ひかり、パーカー役の井上和彦、スコット役の森川智之、バージル役の日野聡、そして日本語劇場版構成担当を務める樋口真嗣が大集結!さらにイギリスで本作を制作した監督兼プロデューサーのスティーヴン・ラリビエーがリモートで登壇する大新年会イベントが開催された。
イベント冒頭では、「サンダーバード」ファンとして知られる西川貴教がタカノリ・トレーシーと名乗りVTR出演。新年の挨拶と共に“サンダーバード、発進!”という開会宣言で大新年会がスタート。満島ひかり、井上和彦、森川智之、日野聡、樋口真嗣が、マリオネット感を意識したサンダーバードウォークでステージに登場し会場を盛り上げた。
レディ・ペネロープ役そのものといったイメージの全身ピンクファションに身を包んだ満島は、「サンダーバード」リアルタイム世代ではないことから、とんねるずのコントや清水アキラのモノマネで「サンダーバード」を認識したと笑わせつつ、初代ペネロープの声を務めた黒柳徹子を演じたNHKドラマ「トットてれび」(2016)の役作りの際に初めて本物の「サンダーバード」に触れたと話し、黒柳との奇縁については「まさかオファーが来るとは思わなかったです。大好きなファンの方々がいらっしゃる作品なので、その愛情を傷つけてはいけないとも思いました」と大役を演じる重さを告白しつつも、「どれだけ真似をしても本人にはなれない。自分のままでいいと思ってから自由なペネロープを演じることが出来た」と満島オリジナルを意識したと明かした。アテレコ収録の際はパーカー役の井上の収録を見学したそうで、満島は「井上さんは一秒の間もなくパーカーになる。それはどういう切り替えの仕方なのか。魔法使いの技を見せてもらっているような気がした」とプロの技に脱帽。そんな満島に井上は「満島さんは研究熱心。収録の最後まで見ていただいた」と感心し、「気持ち良かったですよ、お嬢様」とパーカーの声色で絶賛した。
スコット・トレーシー役の森川は、演じる上でオリジナル版に挑むというよりも「自分なりのスコットを演じようと思った」とコメントし、バージル・トレーシー役の日野も「大先輩の踏襲というよりも、オリジナリティーあるバージルをお届けできるように心掛けました」とアテレコを回想していた。「サンダーバード」の大ファンで日本語劇場版の構成を担当した樋口真嗣は「やるならば子供の頃に見ていた日本語吹替でなければダメ」と製作の上でのこだわりを明かし「キャスト表を見た時に、これはいいぞ!と思いました。声優の歴史という意味でも面白いキャスティングになりました」と胸を張った。
さらに今回はイギリスからのリモート出動で、スティーブン・ラリビエー監督兼プロデューサーが登場。自ら日本語で新年の挨拶をしながら「日本の皆さんの前で上映されるのが嬉しいです。日本人の皆さんの方が英国よりも『サンダーバード』への愛が高いのではないかと思うくらい、作品を自分のものとして受け入れてくれていると思います」と日本での劇場公開に歓喜していた。
そして「まったく新しいシリーズを作るなら?」との問われると「1960年代当時のカラーを踏襲したストーリーの脚本はすでに準備済み」とラリビエー監督はやる気満々。樋口監督は「見てみたいのは最終回!『さらばサンダーバード』!地球を取るか、『サンダーバード』を取るか。人類滅亡の危機を救うのはメカしかない!」と大興奮で妄想していた。
イベント後半には初代ペネロープを演じた黒柳徹子からのコメント映像がサプライズで上映。黒柳から「満島さんのペネロープは私よりも落ち着いて信頼できるペネロープ。満島さんは感性が鋭く、ユーモアもあって魅力的な女優さん。ペネロープをこれからもずっとやってくれるのは嬉しい」などと“二代目”のバトンを託された満島は「サンダーバード」の新作制作を期待し、「できればこのメンバーで昔放送していたテレビシリーズを録り直してみたい夢がある」と新世代の新録版にも意気込んだ。
最後に日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』公開に向けて満島は、「おもちゃ箱をひっくり返したかのような、夢のある作品です。小さい子供たちにも楽しんでほしい。皆さんに愛される作品に育ってくれたら」と大ヒット&大反響を期待している様子でイベントは締めくくられた。
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