2022年1月9日(米現地時間)、アカデミー賞の前哨戦と言われる第79回ゴールデングローブ賞の結果が発表された。

非英語映画賞を日本の『ドライブ・マイ・カー』が受賞

今回の授賞式は主催の外国人映画記者協会がこれまで黒人の会員を擁していなかったことに非難が集まるなどの事情で規模を大幅に縮小。テレビ中継などもなく開催されたもの。映画ではドラマ部門でネットフリックス作品『パワー・オブ・ザ・ドッグ』が作品、監督(ジェーン・カンピオン)、助演男優賞(コディ・スミット=マクフィー)を受賞。主演女優賞は『愛すべき夫妻の秘密』のニコール・キッドマン、主演男優賞は『ドリームプラン』のウィル・スミスが受賞した。
またミュージカル/コメディ部門ではスティーヴン・スピルバーグが人気ミュージカルを再度映画化した『ウェスト・サイド・ストーリー』が作品、主演女優(レイチェル・ゼルガー)、助演女優(アリアナ・ディボース)賞を受賞。主演男優賞は『tick tick… BOOM! チック、チック…ブーン!』のアンドリュー・ガーフィールドが受賞した。

また非英語映画賞では日本の濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が受賞。本作は昨年のカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞、先日の全米映画批評家協会賞でも作品賞を受賞したばかり。3月のアカデミー賞でも健闘が期待される。受賞結果は以下の通り。

<映画部門>
●作品賞(ドラマ)
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』

●作品賞(ミュージカル、コメディ)
『ウェスト・サイド・ストーリー』

●主演男優賞(ドラマ)
ウィル・スミス(『ドリームプラン』)

●主演男優賞(ミュージカル、コメディ)
アンドリュー・ガーフィールド(『tick, tick …BOOM! チック、チック…ブーン!』)

●主演女優賞(ドラマ)
ニコール・キッドマン(『愛すべき夫妻の秘密』)

●主演女優賞(ミュージカル・コメディ)
レイチェル・ゼグラー(『ウェスト・サイド・ストーリー』)

●助演男優賞
コディ・スミット=マクフィー(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)

●助演女優賞
アリアナ・デボース(『ウェスト・サイド・ストーリー』)

●監督賞
ジェーン・カンピオン(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)

●長編アニメーション賞
『ミラベルと魔法だらけの家』

●外国語映画賞
『ドライブ・マイ・カー』(日本)

●脚本賞
『ベルファスト』

●作曲賞
『DUNE/デューン 砂の惑星』

●オリジナル主題歌賞
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』

<TV部門>
●テレビシリーズ(ドラマ)
『メディア王 華麗なる一族』

●テレビシリーズ(ミュージカル、コメディ)
『Hacks』

●テレビシリーズ(リミテッド・シリーズ、アンソロジー・シリーズ、テレビ映画)
『地下鉄道 自由への旅路』

●主演男優賞(ドラマ)
ジェレミー・ストロング(『メディア王 華麗なる一族』)

●主演男優賞(ミュージカル、コメディ)
ジェイソン・サダイキス(『テッド・ラッソ 破天荒コーチが行く』)

●主演男優賞(リミテッド・シリーズ、アンソロジー・シリーズ、テレビ映画)
マイケル・キートン(『Dopesick アメリカを蝕むオピオイド危機」)

●主演女優賞(ドラマ)
Mj ロドリゲス(『POSE』)

●主演女優賞(ミュージカル、コメディ)
ジーン・スマート(『Hacks』)

●主演女優賞(リミテッド・シリーズ、アンソロジー・シリーズ、テレビ映画)
ケイト・ウィンスレット(『メア・オブ・イーストタウン ある殺人事件の真実』)

●助演男優賞
オ・ヨンス(『イカゲーム』)

●助演女優賞
サラ・スヌーク(『メディア王 華麗なる一族』

photo by Getty Images

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