『ディーバ』『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』などで知られるフランスの監督、ジャン・ジャック・ベネディクトが2022年1月13日、パリの自宅で死亡したことが仏メディアなどで報じられた。
家族によれば、長い間闘病生活を送っていたということ。享年75。ジャン・ベッケルやクロード・ベリ監督のアシスタントを務めた後、短編を製作し、81年『ディーバ』で長編監督デビューすると、セザール賞などで受賞し、リュック・ベッソン、レオス・カラックスらと共にフランス映画界に新たなムーブメントを起こした。86年の『ベティ・ブルー』では米アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、日本でも評判に。日本には何度も来日し、16年には東京国際映画祭の審査員長を務めた。ほかに『溝の中の月』(83)『ロザリンとライオン』(89)『IP5/愛を探す旅人たち』(93)などを監督。