佐藤新 (IMP.)、渡邉美穂がゲシュタルト崩壊するほどハマったものは？『青春ゲシュタルト崩壊』初日舞台挨拶レポート

自分の顔が認識できなくなる架空の症状「青年期失顔症」を発症した間宮朝葉（渡邉美穂）が、同級生の朝比奈聖（佐藤新）らと新たな出会いを通して成長していく青春ストーリー。初日を迎えた喜びをW主演の佐藤は、「完成披露試写会の時で、すでにドキドキしてて、“これ初日になったらどうなっちゃうんだろう？”と思っていました。いざ初日を迎えると、嬉しさ１００％ですね！今、本当に幸せです。緊張はしていないはずなのに噛みましたけど…（笑）」とコメント。同じくW主演の渡邉も「確かに完成披露試写は緊張しましたよね！　初日を迎えた今はまだ実感がわいてないけど、嬉しさ１００％。自分たちが作った作品がようやく届けられる嬉しさを感じています！」と喜びを語った。

トークイベントでは、撮影中の思い出などエピソードを語ってもらう。佐藤は共演の４人（新井、藤本、河村と佐藤）で「ありもしない国家機密の陰謀論的な都市伝説話で盛り上がって！」と、思い出した盛り上がりトークを披露。するとすかさず「それ、私も混ぜてよ！」と悔しそうな渡邉。「あの時、４人掛けのソファが二つあって、４人が一つのソファで盛り上がってて。楽しそうだな～って見ていました（笑）」と、その様子を見守っていたことを明かした。

一方渡邉の方は、印象に残ったシーンについて、佐藤とバスケをしたことが楽しかったと語る。バスケ経験者の渡邉からすると、最初は正直、あまり上手じゃなかった佐藤だったがどんどん上達していた様子を話すと、佐藤が自ら「すごくかっこいいんですよ！それをしっかりカメラに収めてもらえてます！」と。これには渡邉も「自分で言うか（笑）！」と突っ込みつつも「でも、ちゃんとキメるんですよ。さすがスターだなと思いました」と、撮影時を振り返った。

続いて、映画のタイトルにかけて、“ゲシュタルト崩壊”するくらいハマったものを全員に問う。「洗剤」とフリップに書いた佐藤は、「キッチン周りと水周りで取れない汚れがあって。ある日プロ用の洗剤を使ってみたら、ものすごくキレイになって。今は、“早く汚れないかな～”とハマってる」と語り、続いて「ガチャガチャ」にハマっているという渡邉は「駅の構内でもガチャガチャがあるので、見つけたらついついやってしまう。懐かしいキャラクターのガチャガチャにハマっていて、被ったら人にあげている。３００円くらいで楽しめるギャンブルみたいな感覚」と楽しんでおり、お気に入りは鞄につけたりして持ち歩いているという。

ほか、小学校時代の河合は「石」にハマり、道端の石を拾っては食卓の真ん中に飾っていた不思議エピソードを披露。また、新井は「ポテト（フライ）」、藤本は「おままごと」と、キャストたちから突っ込まれつつも、実はほっこりするハマりもの話で盛り上がっていた。

イベントの最後に、主演の二人より本作を楽しみにしている観客へPR。渡邉は「この作品は高校生たちの悩みを描いた作品ですが、若い世代もちろん、大人の方やお子さんがいる方にも刺さる作品です。この映画を観て、少しでも前向きに自分らしく生きていけるヒントを得られれば、私たちは嬉しいです！」と本作に関わったこととその意義をメッセージに込めた。

佐藤は「（渡邉が演じた）朝葉が抱えている悩みは、年齢層は関係なく、誰もが抱えることだと感じます。どんな選択をしても、それは逃げではなく、もっと自分を楽観的に見つめられたらと思います。自分を愛するきっかけになれるような作品になれたら…」と、今、何かで悩んでいる人の背中を優しく押すような映画であることをアピールした。