2020年2月28日~2週間上映される映画『劇場特別版 カフカの東京絶望日記』主演の鈴木拡樹に直撃インタビュー!
2月28日から映画館に2週間限定で、『カフカの東京絶望日記』が帰ってくる。20世紀を代表する偉大なる小説家フランツ・カフカ。実は、小説以上にカフカの存在が不条理で、何かにつけては絶望せずにはいられない絶望中毒という事実はあまり知られていないところ。そんな絶望中毒のカフカが、現代の東京で絶望する様を舞台や映画に引っ張りだこの鈴木拡樹が演じる。
YouTube、ドラマ、そして映画に!
――ドラマから派生した『カフカの東京絶望日記』ですが、劇場特別版ならではの見どころをお聞かせください。
「この作品はドラマでも放送していたんですが、原点はYouTubeからでして。ネットの配信から始めてドラマになり、映画になってという段階を踏んでいったんですけども、YouTubeの作品として最初立ち上げたものですから、テイストが好きに巻き戻して観たりできるような楽な感じの作風で、そのままのテイストでドラマになって、そして次 映画じゃないですか、正直どういう反応になるかわからないですが、かなりの冒険をしている作品だなと感じています。なので、普段みなさんが映画館で観てらっしゃる映画とはまったく雰囲気が違います。そういうところを楽しんでもらえたら正解なのかなと僕は思っています」
主人公を演じてみて
――カフカの役はシュールでコミカルな言動が多い役どころですが、演じてみていかがでしたか?
「それはとても楽しく演じさせていただきまして、ほぼ無の状態で画面の前に立っていることは今までなかったので、そういった意味では新鮮な気分でした」
カフカとの共通点は?
――主人公のカフカと鈴木さんの共通点はどんなところですか?
「僕もカフカさんほどではないですけど、物事をある程度は慎重に考えようと思うタイプで、よく頭の中でいろいろ考えてはいるんですけど、上には上がいるなとすごく感じましたね」
最近の個人的な絶望は?
――最近、鈴木さんが絶望したことは何ですか?
「大掃除とまではいかないんですが、換気扇と冷蔵庫の裏を中掃除したところ、結構汚くて絶望しましたね。冷蔵庫を少しずらして角は掃除したんですが、もし引っ越すとなった時、冷蔵庫の下にはでかい絶望が待っていると思うと絶望ですね(笑)」
鈴木拡樹 HIROKI SUZUKI
1985年6月4日生まれ、大阪府出身。
3月13日より上演のミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』に出演
〈近年の主な映画出演作〉
『リメンバー・ミー』(2018年 ※日本語吹き替え版 声の出演)
『映画刀剣乱舞』(2019年)
『ナイト・オブ・シャドー魔法拳』(2020年 ※日本語吹き替え版 声の出演)
『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』現在公開中
〈公開待機作〉
『死神遣いの事件帖-傀儡夜曲-』(5月29日公開)
作品概要、STORY
舞台『刀剣乱舞』シリーズ、アニメ・舞台『どろろ』などで活躍する人気俳優の鈴木拡樹が、『変身』『審判』で知られる20世紀を代表する小説家のフランツ・カフカを演じる。2019 年4月よりYouTubeで第1話(前編・後編)の無料配信が開始され注目され、その盛り上がりを受けて9月からMBS<ドラマ特区>枠で、全6話の連続ドラマとして地上波放送された。
STORY
小説家のフランツ・カフカは何かにつけては絶望せずにはいられない「絶望中毒」であり、その事実はあまり知られていない。そんなカフカが、現代の東京で生活しながら、日々起こる様々な出来事に絶望する、新感覚コメディ。完膚なきまでに絶望に打ちのめされるカフカの姿が、あなたに生きる希望を与えることでしょう。
鈴木拡樹さんのグラビア&インタビュー(撮影裏話や絶望エピソードなど)詳細は2月29日(土)発売の『SCREEN+Plus(スクリーンプラス)Vol.65』にてご紹介します。
映画『劇場特別版 カフカの東京絶望日記』
2月28日(金)より全国2週間限定イベント上映
〈STAFF/CAST〉
監督:加藤拓也、坂下雄一郎
企画・脚本:アサダアツシ
原案:「マンガで読む絶望名人カフカの人生論」(著:平松昭子、監修:頭木弘樹、刊:飛鳥新社)
出演:鈴木拡樹
奈緒 前原滉 今野杏南 奥山かずさ
キンタカオ 大村波彦 宮田早苗 中山求一郎
坂口涼太郎 岩谷翔吾 咲良菜緒(TEAM SHACHI)
配給:アークエンタテインメント
© 「カフカの東京絶望日記」製作委員会・MBS
カフカの東京絶望日記 Blu-ray(特装限定版)
2020年3月27日発売
発売・販売元:バンダイナムコアーツ
©「カフカの東京絶望日記」製作委員会・MBS