主演を務めるのは、舞台「まさに世界の終わり」(2018年)以来、2年ぶりの単独主演となる内 博貴が太宰 治役を演じる。また、太宰と共に波乱の人生を送る小山初代役と太田静子役(二役)に谷村美月。太宰の親友で作家の檀 一雄役に室 龍太(関西ジャニーズJr.)。さらに、千原せいじ、黒田こらん、吉田大輝、苅谷瑠衣、原 慎一郎、藤井びん、優志、湖月わたる、なべおさみ、といった個性豊かな出演者が登場する。
小説家 太宰 治の短編小説「走れメロス」が発表され、今年で80年となる。
本作品は、小説家である太宰 治が若き頃、多くの作家たちとの友情や、彼が愛する女性たちとの愛や苦悩に満ちた波乱の人生を題材として、太宰と共に当時を駆け抜けた親友で作家の檀 一雄が書き上げた回想録「小説 太宰 治」をベースに、舞台作品として書き下ろされている。
物語は、太宰 治が高校を卒業し上京し、東京大学入学後に小説家を目指す中で、井伏鱒二や檀 一雄ら数々の文豪との出会い、そして太宰が愛する女たち、小山初代、津島美知子、太田静子、山崎富栄らとの浪漫と波乱に満ちた日々が赤裸々に描かれる。類まれなる小説家としての才能を持ちながらも自身の破天荒な振る舞いが災いして追い込まれながら、井伏や檀ら文豪との友情と信頼に助けられ、短編小説「走れメロス」など数々の名作が生み出されていく背景などを通じ、愛とは何か、友情とは何か、生きるという事は何かを問いかける。
出演者コメント
内 博貴(太宰 治役)
太宰 治役を演じます内 博貴です。2014年のミュージカル「ザ・オダサク」で太宰と同じ時代を生きた文豪の織田作之助を演じ、今回の舞台で「オダサク」のライバルともいわれる文豪『太宰 治』を演じること、また「ザ・オダサク」で共演した(室) 龍太と共演することに不思議な縁を感じ、感慨深く、楽しみにしています。
コロナ禍の時代ではありますが、舞台を見たくてうずうずしている皆さんも多いと思います。文豪たちの友情や葛藤などをリアルに演じますので、ご期待ください。
谷村美月(小山初代・太田静子<二役> )
小山初代役、太田静子役、今回2人の女性を演じさせて頂きます、谷村美月です。太宰治が生きてい
た時代を、私が、舞台で演じることが出来ると思うと、大変な状況下の中ではありますが、楽しみにさせて頂いています。今回のコロナ禍で、新しい決まり事等がたくさんあると思いますが、ひとつ、ひとつ、慎重に、皆さんと作品を作ることが出来たらいいなぁと思っています。よろしくお願い致します。
室 龍太(関西ジャニーズJr.)(檀 一雄役)
檀 一雄役を演じます室 龍太です。時代物の作品は好きなので、今から楽しみです。実在した人物を演じるためには、毎回深くその人物を研究して臨みます。本番でその役が見えてきて、なりきった瞬間は、本当にワクワクします。2014年のミュージカル「ザ・オダサク」は、自分が初めてジャニーズ以外の外部に出演した作品で、当時主演だった内くんに頼ってばかりでした。今回は、少しでも頼もしくなったと思われるように、しっかり演じたいと思います。こんな時代だからこそ、生の舞台から感じられる笑顔や涙といったいろいろな感情表現の大切な部分を、一層深く感じていただけるよう頑張ります。
檀 一雄 「小説 太宰 治」原作より
浪漫舞台『走れメロス』~文豪たちの青春~
2020年9月5日(土)~13日(日)ヒューリックホール東京(全13公演)
2020年9月22日(火・祝)名古屋市公会堂(全2公演)
2020年9月25日(金)~27(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(全5公演)
原作: 檀 一雄 「小説 太宰 治」より
脚本/演出: モトイキ シゲキ
配役/出演:太宰 治 ・・・ 内 博貴
小山初代・太田静子<二役> ・・・ 谷村美月
檀 一雄 ・・・ 室 龍太(関西ジャニーズJr.)
井伏鱒二 ・・・ 千原せいじ
節代夫人(井伏の妻) ・・・ 黒田こらん
小館善四郎(太宰の甥・画学生) ・・・ 吉田大輝
津島美知子(太宰の妻) ・・・ 苅谷瑠衣
芥川龍之介(作家・亡霊) ・・・ 原 慎一郎
津島文治(太宰の長兄) ・・・ 藤井びん
山岸外史(作家) ・・・ 優志
マダム雪子(銀座のバーのマダム) ・・・ 湖月わたる
山崎晴弘(美容学校校長)・・・ なべおさみ
ほか
公式サイト https://roman-melos.com/
公式Twitter https://twitter.com/roman_melos
主催: 浪漫舞台「走れメロス」公演実行委員会
(エイベックス・エンタテインメント/プロデュースNOTE/東映ビデオ)
中京テレビ放送(名古屋公演のみ)
制作: エイベックス・エンタテインメント/プロデュースNOTE