累計 2500 万部突破の大人気スポーツ青春漫画「弱虫ペダル」が原作となる本作は、全国レベルの強豪校・総北高校自転車競技部を舞台に、高校生たちの熱い青春を描いている。
公開御礼舞台挨拶として、ソーシャルディスタンスを取った都内劇場に、永瀬廉、伊藤健太郎、坂東龍汰が浴衣をまとって観客の前へ登場。
8月25日が川柳発祥の日ということで、キャストの3名が「青春」をテーマに五・七・五で一句詠んで披露。観客の拍手が一番少ないキャストが苦いセンブリ茶を飲むという罰ゲームを受けることに。
周りの反響と冒頭の挨拶
永瀬 廉主人公・小野田坂道役
「みなさん、こんにちは、永瀬廉です。こういう状況の中、300人に対してものすごい数の応募があったみたいで、うれしく思っております。映画のほうも僕の周りからも評判が良くて何回でも観られるというふうに声をいただいていて、すごくこの状況にうれしく思っています」
伊藤健太郎今泉俊輔役
「みなさん、こんにちは、伊藤健太郎です。今日僕、この回の前に、3回位1人でね。4回目なんですよ。(永瀬廉:今日だけで4回?)今日4回、舞台挨拶やってんのよ。だけどこうしてみんなと一緒に舞台に立てるのは、安心感もあってうれしいなと思っております」
坂東龍汰鳴子章吉役
「みなさんこんにちは、坂東龍汰です。公開してしばらく経ちますけど、たくさんの、たくさんの反響をいただいています。友だちや家族からもLINEやメッセージがきてとてもうれしいです」
MCの進行のもと、まずは作品内でのお互いのシーンでカッコいいと思うシーンをそれぞれが語る。
お互いが思う作品中のカッコいいシーン
永瀬 廉
伊藤健太郎のシーン
永瀬「僕が思うのは、銭湯後の(伊藤健太郎と2人で語り合う場面の)ドリンクボトルの投げ方が、マジカッコいい!」
伊藤「わかってるね〜」
永瀬「すべて水の出方とか計算され尽くしてるなーというか」
伊藤「そうなんですよ」
永瀬「そうなの!?」
伊藤「結構ね、緻密な計算の上、あのシーンは成り立ってるんです」
永瀬「詳しく聞かせてもらっていいですか」
伊藤「まずですね、みなさん、お聞きください。ドリンクボトルのふたを落ちない塩梅で緩めとくわけです。水がカメラにもかからないように、かつ映像としてキラキラと綺麗に水が出るようにと計算してあそこに投げるぞと決めて、スパッと投げたら映像としてはすごく綺麗にきまりました、水もいい感じです。ただ1つだけやってしまったことがありまして、投げた後のボトルってどこにいんだろうなと考えてみたら、奥のスタッフさんのほうに飛んでいき、ちょっと危ないって」
永瀬「結構勢いよかったからさ」
伊藤「結構本気で投げましたね」
永瀬「結構跳ねてたもん、だいぶ飛距離あったもんね、あん時ね。画で見たらすごい良かった、カッコよかった」
坂東龍汰のシーン
永瀬「鳴子くんはうるさかったね、基本的に。いい感じなめっちゃ鳴子くんでしたね、それはそれで。やっぱ、海に向かって叫ぶところは、鳴子くん自身も、俺カッコよくねぇ?みたいな感じで叫んでる」
坂東「そんなことないです」
永瀬「あそこはカッコよかった。負けた悔しさを海に向かって発散っていう」
坂東「結構寒い中、制服で海に入って行って、次の日急性胃腸炎になりました、寒さで。それくらい僕の中では出したかったシーンだったんで」
永瀬「鳴子くんは、カッコいいセリフ多いですよね。チームのために死ぬんやみたいな。ちょっと、おいしいわー」
坂東「いやいや、違うんです」
MC「結構感情を出すタイプでしたからね」
坂東「アツいセリフが多かったです」
伊藤健太郎
永瀬廉のシーン
伊藤「坂道くんは、やっぱなんと言っても100人抜き。あそこの急に曲がり角から出てきて、抜くっていうより追いつくっていうことを考えてやっている訳で、そこがまた良かった。抜いてやるっていう感じで出てくるんじゃなくて、みんなのところに追いつくぞっていうその一生懸命さっていうのが、カッコいいなと思う部分ではありましたね」
永瀬「いろんなシチュエーションで抜いてたよ俺。カメラワークとかいろいろあったんで。監督もう途中から笑ってた、坂道が映った瞬間。うれしかったというか、めっちゃペダルを回してきたみたいな感じで笑ってくれてたから、それはそれでよかったなと」
坂東龍汰のシーン
伊藤「特にないですね」
坂東「ビジネス不仲」
伊藤「いや、本当ビジネスじゃない」
永瀬「俺挟んでやめて(笑)」
伊藤「鳴子くんは、みんなで並んで走っているとこあるじゃないですか、平坦50kmの。僕は鳴子くんの後ろから見てたんですけど、スクリーンから観る鳴子くんのもちろんカッコいいシーンでもありますけど、真後ろから見た平坦50km死ぬって決めたんだっていう、自分の気持ちを押し殺してその役に徹するっていう、鳴子の背中はカッコよかったですね。僕からの視点でしかなかったですけど」
永瀬「真後ろやったもんね」
坂東「うれしいです。うれしいです」
伊藤「そしたらあとでなんか頂戴」
笑
坂東龍汰
永瀬廉のシーン
坂東「鳴子と坂道さんが、ハイタッチするところがあるじゃないですか。ハイタッチしてそのあと、町を見てごらんって言って、見下ろしてる時の坂道くんの表情が、最初の坂道くんの冒頭の顔と全然変わっていて、男前になってるんですよ、表情が、あそこで結構グッと、スクリーンに大きく顔のカットが。僕、大好きです。カッコいいんですよ、だってもー永瀬さんカッコいいから」
伊藤健太郎のシーン
坂東「健太郎くんは」
永瀬「(伊藤健太郎が)鳴子くん見る時の目つき怖いですよ、ちょっと今(笑)。いいこと言えよみたいな」
伊藤「こっちが事故ったみたいな感じになるのが」
坂東「大丈夫です、大丈夫です」
坂東「健太郎くんは、もちろん銭湯の前のシーンも、最後のガッツポーズのところもカッコよかったんですけど、隊列作って健太郎くんが後ろにいてくれて、セリフで”ローテしますか”っていうところがあるんですけど、あそこで僕はセリフじゃない言葉で”鳴子大丈夫か”ってずっと言ってくれていたっていうそこの優しさなんですよね、健太郎くんの。素の優しさ。それがあのシーン、ローテしますかに全部出てるんです」
伊藤「違う、そういうことじゃない」
永瀬「営業妨害ですよ」
伊藤「キャラクターがあるの」
坂東「忘れてください」
伊藤「ペダルの宣伝期間に作り上げたこの関係性壊れちゃうから(笑)、恥ずかしい(笑)」
MC「思わぬエピソードでございました、ありがとうございます。頂戴しました」
続いてすでに高校時代が過ぎた3人、高校生に戻れたらやってみたいことをMCから振られると。
高校生に戻れたらやってみたい"青春"
永瀬 廉
永瀬「学校にピザとか頼みたかったな。例えば、文化祭でお店とか作るやん自分たちで、”疲れたね、ピザ頼もうぜ”って、先生も”コラコラ、何頼んでんだ”って怒るんだけど、結果みんなクラス全員で食べちゃうみたいな、青春っぽくない?どう?」
伊藤「そういうことだよね」
永瀬「それか、担任に恋に落ちたかった」
伊藤「禁断の恋だ」
永瀬「マンガの見過ぎ?俺、もしかして。例えば、好きって伝えんねんけど、ハタチになって、まだ好きだったらお酒飲んで話ししよってあしらわれたい。マンガの見過ぎこれ?大丈夫?妄想だから」
坂東龍汰
坂東「僕、小学校から高校まで私服校だったんですよ。だから学ランとか制服を着たことなかったんで、制服デートしたかったですね。学ランやブレザー着てデート行きたかったなぁっていうのはありましたね。高校時代、携帯を持ってなくて、LINEのやり取りを女の子とすることがなかったので、LINEとか高校時代してみたかったなって思いました」
永瀬「どっちがいい?学ランかブレザーか」
坂東「俺ね、意外とね学ランが似合うんですよ」
永瀬「似合う、似合わないじゃなくて、どっちを着たい?」
坂東「ブレザー」
永瀬「ブレザー着て、何デート、ブレザー着て何してみたい?隣に女の子がいます」
坂東「いますよね」
永瀬「いますよねじゃなくて(笑)、何したい?」
坂東「(※坂東:北海道出身)北海道は何もなくて森しかないので。妄想ですよ、東京の学校に通ってる高校生だとして、東京ディズニーランドとか行きたいですね」
永瀬「北海道の話いる?今。だからテーマパークに学生時代に、同じ(キャラクターの)耳とかつけちゃって」
坂東「そうっすね」
永瀬「つけそうやな、自分な。いいと思う」
坂東「SNOWとかで写真撮ったりして」
MC「伊藤さん、思いつきました?」
伊藤健太郎
伊藤「なんだろうな、けんか」
MC「ドラマの中でおさめていただいて」
そして川柳発祥の日にちなんで、一句詠むことに。イマイチな川柳を詠んだキャストには苦いセンブリ茶が待っている。
「青春」をテーマに五・七・五で一句
坂東龍汰
『赤い山 汗がふき出る ケイデンス』※ケイデンス=自転車のペダルの回転数
坂東「ニュアンスとしては、俳句って次の季節の季語を使うとスマートだとテレビで観たので、赤い山は鳴子の赤も入れながら、もみじが紅葉している山を入れて。汗がふき出るっていうのは山道を自転車で登ってるので汗がふき出て。最後にケイデンスっていうのは自転車で登っているのを想像できるように、あとケイデンスは坂道くんをイメージして、(もう1つ)汗がふき出るというのは、汗がふき出るほど天気が良くて青空なので、青空の青を、今泉の青を入れました」
MC「川柳なので、季語は入ってなくても、捉われなくても大丈夫です」
伊藤健太郎
『青春を 弱虫ペダルで もう一度』
書き直すこと4回目。3枚しか短冊がなく、3枚目の裏面を使って一句。
伊藤「わからないんですよ、五七五って何ですか」
永瀬「素晴らしい」
永瀬 廉
『プール後の 塩素の匂いと 夏の風』
永瀬「違うのよ、鳴子くんの見た時に、全然弱虫ペダルかけてないわ、俺と思って」
伊藤「だって、青春がテーマだからいいんだよ」
坂東「青春がテーマだから全然大丈夫」
永瀬「情景としてはわかってくれるんじゃないかな。プール後って、塩素の匂いがすごいよ、教室の中。窓とか開けてたら、夏の匂いとかしません?でも、正直言っていい?俺の青春、五七五じゃ収まんない」
伊藤「俺は割と収まる」
坂東「五七五っていうのは、短い言葉の中でいろんなことを想像させるもの」
永瀬「先生か、さっきから。その中でも青春というテーマには沿った感じにはなってるんじゃないかと思います」
結果、会場の拍手が一番少なかったのは永瀬廉(1人も拍手なし)。苦いセンブリ茶を飲むことに。
伊藤「そっちか、俺さ廉のうちわ持ってる人ばっかだから(永瀬に拍手がいくと思ったけど、)そっちね」
永瀬「飲ませたいやろな、わかってたもん俺」
MC「ということで青春川柳一番に輝いたのは坂東龍汰さん」
坂東「ありがとうございます」
MC「永瀬廉さん、イマイチ川柳となってしまいました。グイッといっていただきましょう」
永瀬「あーー、初めて飲んだんですけど、舌が痙攣してます、苦さのあまり。今日来た人全員、顔覚えたんで、マジ覚えといてね。でも初めて飲めて良かったです。まんまり鼻で呼吸したくない感じですね」
最後に主演の永瀬廉からメッセージ
本当にたくさんの方々に弱虫ペダルという作品が広まって、好評・好感をたくさんいただけて、僕ら一同うれしく思っております。
もっと弱虫ペダルのアツさであったり、伝えたいことを広めていきたいと思ってますので、引き続き弱虫ペダルという作品を愛していただけるとうれしいです。今日はありがとうございました。
STORY
主人公は、地元・千葉から秋葉原にママチャリで通う、運動が苦手で友達がいないアニメ好きの高校生・小野田坂道(永瀬廉)。あることをきっかけに、自転車競技部に入部することになった坂道は、自転車選手としての思わぬ才能を発揮することになる。坂道の良き仲間で期待の新人エース・今泉俊輔(伊藤健太郎)や、マネージャーの寒咲幹(橋本環奈)、同じ自転車競技部のメンバーとともに自分の限界や壁を越え、初めて出来た「仲間」とともに、レースで走る喜びを見出していくー。
誰かの為に頑張ったり、頑張る誰かを応援したりー。
あなたもきっと応援したくなる、誰かに想いを伝えたくなる、今年一番熱い青春ストーリー!
映画『弱虫ペダル』
大ヒット上映中
■主演:永瀬廉(King & Prince)
■出演:伊藤健太郎、橋本環奈、坂東龍汰、栁俊太郎、菅原健、
井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズ Jr.)・竜星涼 / 皆川猿時
■原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
■監督:三木康一郎
■脚本:板谷里乃・三木康一郎
■主題歌:King & Prince「Key of Heart」(Johnnys’ Universe)
■制作プロダクション:デジタル・フロンティア
■協力:ワイズロード
■製作:「弱虫ペダル」製作委員会
■配給:松竹株式会社
■公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/yowapeda-eiga/
公式 twitter:@yowapeda_eiga 公式 Instagram:yowapeda_eiga
©2020 映画「弱虫ペダル」製作委員会 ©渡辺航(秋田書店)2008
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