『偽義経冥界歌』のモチーフは“奥州三代”と“義経黄金伝説”。源義経が実際に奥州に匿われていたという史実をベースに、中島かずき脚本ならではのファンタジーも散りばめたストーリーを、いのうえひでのりがキャストの魅力を最大限に活かしつつ極上のエンターテインメントに昇華させた。
主人公の偽義経<源九郎義経・みなもとのくろうよしつね>を演じたのは、新感線に 4 度目の出演となる生田斗真。生田が、新感線の本格的な時代劇のど真ん中で、華やかで魅力的な偽義経として、そして座長としても作品を引っ張る。
今作は、主人公の偽義経を中心としながらもまるで群像劇のような、それぞれの人間ドラマをも堪能できる味わいの作品であり、新感線ならではの笑いたっぷり、殺陣、アクション満載の王道エンターテインメント。
《ゲキ×シネ》では映像・音声ともにスクリーン用に編集・ミックスし、洗練されたクオリティと臨場感溢れる映像を、映画館の大スクリーン&高音質で体感することができる。
そして、映像・音響・シアターデザインに力を入れた没入感あふれる「究極のシネマ体験」を味わえる「Dolby CinemaTM(ドルビーシネマ) 」(※1)での上映も決定した。
■ドルビーシネマとは (※1)
ドルビーシネマは映像と音響のパワフルな技術に、映画を体験する為に最適化されたシアターデザインを組み合わせることにより、完全に映画に没入する究極のシネマ体験をお届けします。最先端の光学・映像処理技術を採用した「Dolby Vision® (ドルビービジョン)プロジェクションシステム」によって、他の映像技術を凌駕し、広色域で鮮明な色彩と幅広いコントラストを表現するハイダイナミックレンジ(HDR)映像を実現します。また、立体音響技術の「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」は、これまでにないリアルなサウンドでシアター内を満たし、制作者の意図通りに縦横無尽に空間内を移動させることで、まるで作品の中に入り込んでしまったかの様な臨場感を味わうことができます。そして、ドルビーシネマのシアター内は、すべてのお客様に最高の体験をご提供できるよう、材料が厳選され、音響デザイン、および座席配置が最適化されております。
なお日本国内におけるドルビーシネマスクリーンは7箇所(丸の内ピカデリー(東京)/T・ジョイ横浜(神奈川)/MOVIX さいたま(埼玉)/ミッドランドスクエアシネマ(愛知)/梅田ブルク 7(大阪)/MOVIX 京都(京都)/T・ジョイ博多(福岡))。
※Dolby、ドルビー、Dolby Atmos、Dolby Cinema、Dolby Vision、およびダブル D 記号は、アメリカ合衆国と/またはその他の国におけるドルビーラボラトリーズの商標または登録商標です。
あらすじ
”偽”義経 立つ―― 死者を弔うその歌が、今、冥界の扉を開く――
日の本の国が、源氏と平氏の勢力で二分されていた時代。
<源頼朝(みなもとのよりとも)/粟根まこと>が鎌倉を拠点に力を蓄えていた一方で、国の北方、“みちのく”と呼ばれる奥州はどちらにも属さず独立自治を貫いていた。奥州をまとめるのは奥華(おうが)一族。その都は「黄金の都」と噂され、死者を木乃伊(ミイラ)にする風習があった。
奥華によりかくまわれていた頼朝の義理の弟<遮那王牛若(しゃなおううしわか)/早乙女友貴>を、<奥華玄久郎国衡(おうがのげんくろうくにひら)/生田斗真>がはずみで死なせてしまう。弟の<奥華次郎泰衡(おうがのじろうやすひら)/中山優馬>をかばうためとはいえ頼朝の挙兵直前だったこともあり、牛若を殺したのは大問題だと頭を抱える奥華の当主<奥華秀衡(おうがのひでひら)/橋本さとし>だったが、牛若のお目付け役の僧<常陸坊海尊(ひたちぼうかいそん)/山内圭哉>と<武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)/三宅弘城>が、玄久郎を牛若に仕立てることを画策。その提案を受け入れた玄久郎は、以降<源九郎義経(みなもとのくろうよしつね)>を名乗り、持ち味のポジティブシンキングと機転とで、義兄の頼朝が平氏打倒を目指す挙兵に参加する。その頃奥華では、秀衡の妻にして次郎の母でもある巫女長(みこおさ)の<黄泉津(よもつ)の方/りょう>が、次郎が正当な後継ぎであると主張、その企て通り、次郎に秀衡を殺させていた。一方、戦いの途中で<静歌(しずか)/藤原さくら>という大陸渡りの歌うたいに出会った義経は、その歌の不可思議な現象により、秀衡が次郎に殺されたことを知ることに......。奥華最大の危機に、”偽”義経が立ち上がる時、静歌の歌で冥界の扉が開かれる─!!
ゲキ×シネ 『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』
作:中島かずき 演出:いのうえひでのり
出演: 生田斗真 / りょう 中山優馬 藤原さくら /
粟根まこと 山内圭哉 早乙女友貴 / 三宅弘城 / 橋本さとし 他
【日時】 2020年10月24日(土)
【会場】 新宿バルト9他、全国(ドルビーシネマ含む)にて公開。
【チケット】 各上映館にて発売価格:¥2,000(税込)
※ドルビーシネマ及びドルビーアトモスの料金は上映館の規定による。
※特別興行料金につき、各種割引、招待券や無料鑑賞券等は適用不可。
【WEB】 http://www.geki-cine.jp/sp/niseyoshitsune/ (9月18日より予告編も公開予定)
【配給】 ヴィレッヂ/ティ・ジョイ
【著作】 東京グローブ座/ヴィレッヂ
■劇団☆新感線とは
1980 年 11 月、大阪芸術大学舞台芸術学科の四回生を中心にしたメンバー(こぐれ修、いのうえひでのり等)で、つかこうへい作品『熱海殺人事件』にて旗揚げ。劇団名は、当時のメンバーが実家に帰省する際、新幹線を使っていたという安直な理由。つか作品のコピー劇団として人気爆発、関西学生演劇ブームの中心的存在となった。演劇のジャンルは、初期のつかこうへいの芝居のコピーから、オリジナル路線に変更、お笑い、ロック、活劇がふんだんに詰まったエンターテインメントを極めていく。現在では、いのうえ歌舞伎シリーズ、新感線Rシリーズ、ネタものシリーズと、各シリーズに細分化されており、その独特の個性は“新感線イズム”として確立、劇団☆新感線はエンターテインメントの中のジャンルのひとつとして語られるまでに。俳優が出演したい劇団として定評
があることから、毎作における豪華な客演の俳優陣も、見どころ。2020 年、劇団☆新感線は 40 周年を迎えた。
■ゲキ×シネとは
劇団☆新感線の話題作を、映画館の大スクリーンにて高画質・高音質で楽しむ映像エンターテイメント。マルチカムで20台を超えるカメラにより撮影されたカットを駆使した迫力の映像、そして劇場用にリミックスされた音声は、見る人を惹きつけ、一般的に抱かれる劇場中継のイメージとは大きくかけ離れた、まったく新たな映像体験を体感いただけます。2004 年に第一弾として『髑髏城
の七人~アカドクロ』が上映されて以来、2020 年現在上映中の最新作『けむりの軍団』まで全 22 作品展開している。