撮影/山田怜実 スタイリスト/井上亮(PUNCH/BVC) ヘアメイク/KANANE(PUNCH/BVC)
2,000人を超えるオーディションで選ばれた『天気の子』の主人公・森嶋帆高役として醍醐虎汰朗をご存じの方も多いだろうか。人気舞台『弱虫ペダル』や人気演劇『ハイキュー‼』で主役を務めるだけでなく、9月4日に公開の映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』で演じた笹川マコト役をオーディションで勝ち取った実力派。本作のメガホンをとった第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した藤井道人監督は、醍醐について「やっぱり彼が一番良かった。圧倒的に実力がありましたね」と語っているほどだ。そんな醍醐は、清原果耶演じる大石つばめの元カレ役という思春期の不良中学生をリアルに演じている。そして、9月18日より配信スタートとなった同作のアナザーストーリーとなるVRショートムービー「宇宙でいちばんやさしい時間」では、主役の笹川マコトを好演している。役作りやVR撮影の印象、最近ハマっていることなど語ってくれた。
――コロナ禍で直接お客様の前に立つ舞台挨拶の機会は少なくなりましたが、逆に今の時代に合ったオンラインでのイベントに参加してみていかがでしたか。(9月15日に藤井道人監督とオンライン参加)
「zoomだと不思議な空間ですよね。僕らは人前で顔を出す仕事をしているので抵抗はないですけど、ご参加された方々はたくさんの方が観ている中で、勇気を出して参加くださって、話してくれるのはあたたかさを感じました。質問の内容も映画をよく観てくださっている気がして、作品が好きなんだろうなと思いましたし、嬉しいですね!」
――映画が公開されて周りの方からの反響・反応はありましたか。
「役者仲間ですとか、共演した方からおもしろかったとか、良かった!という感想を聞くと、素直に嬉しい気持ちでいっぱいです!!」
――醍醐さんが演じた不良中学生の笹川マコトは、藤井監督から“14歳の俺”だからとお話があったそうですが、演じるにあたって心掛けたことはありますか?
「中学生の設定だったので、あんまりハキハキしゃべらない感じというか、藤井さんといろいろ話し合いをして、リアルなものを僕も演じたいし、きっと藤井さんも求めくれていたと思うので、とことん本当のリアルだったらこういう間だよなというものを考えながら創っていったような気がします。その期間は日常からやんちゃでいるようになったかもしれないです。最近気づいたんですけど、自分が少しだけ役に寄る気がしています。撮影期間に入ると、役でいる時間がある程度あると家に帰っても、その役のことを考えて撮影に行きますし、人の気持ちを理解する職業だから、心情をまずわかろうとするので、わかるようになってくるとだんだん自分が寄っていくというか、すぐ忘れちゃうんですけど、もしかしたらその役に寄っていくのかなと思いました。ステキな脚本だったので台本読んだだけでイメージがブワーと湧きましたし、藤井さんもたくさんお話ししてくだいましたし、衣裳もお気に入りでした!」
――思い出のシーンは、どこのシーンですか?
「雨降らしのシーンです。(伊藤)健太郎くんがバイクで倒れちゃうとこなんですけど。すごい量の雨を降らして道路がびちょびちょになるまで降らしてというシーンです。何度もその中を歩いたりして、日常ではあるんですけど、非日常感というか、あの空間がいいなと、思い出の時間でした」
――今回演じた役柄は中学生という設定でしたが、醍醐さんの中学生時代は、どんな中学生でしたか?
「明るく活発な中学生でした!」
――マコトくんとは、逆な感じでしょうか?
「逆まではとはいかないですが、マコトくんみたいに中学校にウイスキーを持っていったりとかはしなかったです(笑)」
――ご自分にも反抗期はありましたか?
「ありました。中学生の時かもしれないですね、中学1年~3年にかけてくらいです。あの時期の何にムカついているのかわからないムカつきというか、何であんなにピリピリしているんだろうなという。きっとみなさんもそうだと思うんですけど、あんまり人の気持ちを考えないで物事を言ったりするじゃないですか、反抗期ならではの感情だなというか、でもそれを通って良かったなとも思います。その時には迷惑掛けちゃいましたけど、ちゃんと人の気持ちがわかる人間に少しはなれたかなと最近思います」
――清原果耶さん演じる悩める中学生・つばめに、桃井かおりさん演じる星ばあが教えてくれた大切な心を探す物語ですが、とてもあたたかい気持ちになれますね。
「身の周りの人たちを大切にしようと思いますよね。中学生くらいの思春期のお子さんがいる親御さんが子どもに観せたい映画なのかなと思いましたし、学生さんが観たりすると周りの人への接し方が変わるんじゃないかなと思います。すごくステキな作品だと思います」
――アナザーストーリーでは、主役を務められました。VR撮影ということで、星ばあの目線で映し出されていて、本編とは撮影もまったく違ったようですが、演じてみていかがですか。
「1番戸惑ったのは、星ばあの顔面がカメラだったのが“怖っ”て思って、最初軽いホラーでした。肩から下まではリアルなんですけど、首から上がカメラで、カメラが目だと思わないといけなかったんですよ。普段芝居をする時はカメラを見てはいけないんですけど、どうしてもカメラを見ちゃいけないっていう意識が頭にあって、でもカメラが目なんだよなと思いながら葛藤したのは思い出ですね。360°撮っているので、観客がどこを観てもいいっていうのはおもしろいと思いましたし、新しいなと思いました。あと、舞台のようにノーカットで、1テイクでカットをかけずに撮るんですけど、何度も撮り直しました。緊急事態宣言明けに撮影したんですが、中断期間で仕事がストップしていたこともあり、久しぶりにお芝居したのが、VRでの長回しの撮影で。“撮り直し”、“もう1回”と言われることに対しての耐性がついていなくて、久しぶりだったので、“わー、どうしよう、エキストラの方も待たせてしまってるしなあ”、となっていたんですが、イケー!と思いながら演じきりました。その撮り直しというのも、もうちょっと右が良かったとか、もうちょっと前にいてほしかったとか長回しですし、360°なのでいろんな部分での調整がありました。でもVRの撮影はおもしろかったです!」
――醍醐さんが演じた笹川マコトはスケートボードに夢中でしたが、今 醍醐さんが夢中になっている・ハマっていること(もの)はなんですか。
「アロマキャンドルなんですよね。アロマキャンドルがすごーい好きで、今僕が使っているのはちょっと甘めのウリとか花がいろいろと調合されている香りで、知り合いに教えてもらって!すっごいいい香りがするんですよ!家に帰ってきてキャンドルを点けて、お風呂とか入って寝る準備ができて、部屋に戻るとその香りが部屋に広がっていて、それでちょっと作品観たり、音楽聴いたりというのが、最近のチルタイム(ゆっくりと落ち着く時間)です。あと、ロケに行くとふらっと1人でさすらうというか、場所・場所でどこかに行くのは好きかもしれないです。以前撮影で韓国に行った時も、韓国を走り回ったりとか、山に登ったりしました。初めての土地で、どこかもわからないのに、文字も読めなくてもどっか行っちゃうタイプなので(笑)」
――その流れで行ってみたい場所はありますか。
「この間行ってみたいところに行っちゃったんですよ、静岡の“しきじ”っていうサウナなんですけど。次に行きたい場所・・・・・・月ですね!宇宙に行ってみたいです。最近ふと思うんですけど、僕らって宇宙規模でみたらどれくらいのサイズなんだろうというか、地球でいろんな問題を抱えてますけど、宇宙規模で1回地球を俯瞰でみたらすべてのものがどうでもよくなるような気がして。どんな気分になるんだろう、人間としてめちゃくちゃ変わるだろうなと思いました。最近宇宙に行ったらどうなるだろうなという妄想を!妄想は友だちって感じです(笑)。妄想は楽しいですね!」
PROFILE
醍醐虎汰朗 KOTARO DAIGO
2000年9月1日生まれ、東京都出身。
〈近年の主な映画出演作〉
『天気の子』(2019年 声の出演)
『#ハンド全力』(2020年)
『宇宙でいちばんあかるい屋根』(2020年9月4日公開)
VRショートムービー「宇宙でいちばんやさしい時間」(2020年9月18日配信)
〈公開待機作〉
おしゃべやTHE MOViE『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』(2021年春公開予定)
映画『太陽は動かない』(2021年3月5日公開)
『宇宙でいちばんあかるい屋根』STORY&予告映像
お隣の大学生・亨(伊藤健太郎)に恋する14 歳の少女・つばめ(清原果耶)。優しく支えてくれる父 (吉岡秀隆) と、明るく包み込んでくれる育ての母 (坂井真紀)。もうすぐ2人の間に赤ちゃんが生まれるのだ。幸せそうな両親の姿はつばめの心をチクチクと刺していた。しかも、学校は元カレの笹川(醍醐虎汰朗)との悪い噂でもちきりで、なんだか居心地が悪い。つばめは書道教室の屋上でひとり過ごす時間が好きだった。ところがある夜、唯一の憩いの場に闖入者が―。 空を見上げたつばめの目に飛び込んできたのは、星空を舞う老婆の姿!?派手な装いの老婆・星ばあ(桃井かおり)はキックボードを乗り回しながら、「年くったらなんだってできるようになるんだ―」とはしゃいでいる。最初は自由気ままな星ばあが苦手だったのに、つばめはいつしか悩みを打ち明けるようになっていた。
映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』
絶賛公開中
清原果耶 桃井かおり 伊藤健太郎 吉岡秀隆 坂井真紀 水野美紀 山中 崇 醍醐虎汰朗
主題歌:清原果耶「今とあの頃の僕ら」(カラフルレコーズ/ビクター)
作詞・作曲・プロデュース:Cocco
脚本・監督:藤井道人
原作: 野中ともそ「宇宙でいちばんあかるい屋根」(光文社文庫刊)
配給:KADOKAWA
©2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会
「宇宙でいちばんやさしい時間」予告映像
VRショートムービー「宇宙でいちばんやさしい時間」
auスマートパスプレミアム会員限定で
9月18日(金)より配信スタート
※au 以外の方も利用可能
醍醐虎汰朗MEGUMI
嶋田久作 上原実矩
富山えり子 山中 崇
吉岡秀隆
脚本・監督:藤井道人
音楽:大間々昂
VRディレクター:渡邊徹
映像アドバイザー:上野千蔵
プロデューサー:金 山、前田浩子
ラインプロデューサー:森 太郎
アソシエイト・プロデューサー:筒井史子
製作:KDDI
制作プロダクション:アルケミー・プロダクションズ
©︎KDDI
■「宇宙でいちばんやさしい時間」公式URL http://kddi-l.jp/g2G
■視聴対象ユーザー:au スマートパスプレミアム会員
※au 以外の方もご利用頂けます。
※視聴デバイスは【スマホ及びスマホ装着型の VR ゴーグル】となります。
VRゴーグルがない場合でも、スマホのみでご覧いただける仕様となっております。
■au スマートパスプレミアムとは
「au スマートパスプレミアム」は、月額 499 円/初回30日無料で、動画、音楽のエンタメコンテンツをはじめ、修理代金サポート、セキュリティアプリ等の使い放題といったサービスを提供中。臨場感たっぷりに楽しめる VR コンテンツや「au 5G Special Event」でのトークとライブのマルチアングル動画など、5G 体験コンテンツを最新機種から発売中の機種まで、 様々な機種にて体験いただけます。なお、2019年12月18日より、au に限らずスマートフォン・タブレットをお持ちのすべてのお客さまが利用可能。
最新の特典内容など詳細は、こちら https://pass.auone.jp/main を参照ください。
これにて捜査終了。
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2020年10月11日(日)23:59まで