冒頭の挨拶&公開の心境
佐藤大樹「全国の映画館でライブビューイングをご覧になっているみなさん、おはようございます!朝9時から観ていただいて光栄です。無事に公開を迎えたということで映画の魅力をたっぷり伝えられればと思います。読書の秋とも言いますし、小説をモチーフにしている映画でもありますのですごくいいタイミングに公開できたと思います。先輩だったり、周りの方々からも絶対観に行くからねと声を掛けてもらったのでうれしいです」
橋本環奈「ご紹介に預かりました橋本環奈です。朝早くからありがとうございます。1回は公開延期になってしまったんですけど、無事に公開することができてみなさまにお届けすることができてうれしく思います。純粋に公開できてホッとしています。私たちキャストも、スタッフのみなさんもすごく待ち遠しかったと思うんですけど、待ってくれているファンのみなさんがいたから、喜びもひとしおです」
久保茂昭監督「5月に公開だったところ延期になりましたが、この秋に公開できてうれしく思います。公開していろんな反応をSNSで見ている中、個人的な話なんですけど、映画監督の三木孝浩監督が、初日の10月2日に観てくれたらしくて、その感想が、“青春映画の中ではすごく攻めている映画で、丁寧に描いていてよかった。今まで観た中で橋本環奈がかわいかった”とその言葉がすごくうれしかったですね。“こんなカワイイ橋本環奈、観たことない”っていうコメントがうれしかったですね」
印象に残ったシーンやエピソード
佐藤大樹「いろいろあり過ぎで選べないんですけど、大変だったシーンでいうと、編集担当の河埜さん(山本未来)とカフェで僕が小説を書くのを辞めたいと告白するシーンは、その日、朝から楽しい撮影が続いていて、その一番最後夜に撮ったシーンで自分の心境を整える時間がすごく大事だと思っていたら監督もそのことを理解してくれて、空気を率先して作ってくださって、なのであのシーンは自分の中で好きなシーンですし、本番も一発で撮れて、泣く予定ではなかったんですけど、気づいたら鼻水も出るくらい情けない姿になっていて、一也としては必要だったのかなと思いつつ、個人的には大変だったというか、思い出深いシーンですね」
橋本環奈「空気作りという面でいうと、保健室のシーンは久保さんが一発で撮りたいとおしゃって、そこに照準を合わせて感情を盛り上げていけた感じもしますし、なかなか照明部さんとか撮影部さんのセッティングもあるので、段取りとかテストをしたほうが準備ができるとは思うんですが、感情とかお芝居に合わせて1回に対してスタッフさん全力を尽くしてくださって、全体的に1つ1つのシーンに対してのみなさんの愛情がすごくてそれを肌で感じたからこそ、精いっぱい1回に挑もうと思えたので、あのシーンは本当に思い出深いですね」
青春エピソード
佐藤大樹「僕が中学3年生の時にはじめて14人体制になったEXILEが、地元のさいたまのスーパーアリーナに来てですね、それまでEXILEのライブに行ったことがなかったんですけど、親に連れて行ってもらってHIROさんの動き・ダンスが一番の青春ですね。あのHIROさんのダンスを見て翌日から僕はサッカーを辞めることを決意して、高校に入ったら絶対にダンスをしてEXILEになると決意していたので、青春の真最中というか、はい!」
橋本環奈「高校生の時に、仕事がちょうど忙しくなり始めて、東京の学校に行くことも考えたのですが、地元も福岡を離れられず友だちと。女子高だったんですけど文化祭とか、体育祭とかは、1回も出ていないんですけど、毎回授業に行くたびに友だちが待っていてくれて、お弁当を作ってたりとか、何気ない日常がすごい毎日楽しくて!お仕事忙しくて東京に仕事で行くのと半々だったんですけど、勉強をしないと卒業もできないという話になって、友達、先生に教えてもらって支えてもらった高校生活1秒1秒が、かけがえのない瞬間だったと思います」
SPゲスト:主題歌・挿入歌担当の伶が主題歌『Call Me Sick』を生歌唱
新作の小説のタイトルは?
高校生小説家の一也を演じた佐藤大樹。
MCからもし実際に小説を作るとなったらどんなタイトルどんな小説を書きたいかということで代表して佐藤大樹が考えた小説タイトル、内容を披露。
「壁に耳あり 正直メアリー」
主人公は中学生のメアリーという少女です。彼女は人をおだてることもできず、愛想笑いもできず、お世辞も言えない要は嘘がつけないないすごく正直者のメアリーなんです。すごく推理力が誰よりも長けていて、誰よりも地獄耳という習性を持っています。なので、関わりたくない事件にも関わってしまい、、、
久保監督「まだ続けますか?」
MC「ちょっと巻き目でいきましょうか(笑)」
橋本環奈「ここまで固まっていたらちょっと見てみたい気もしますけどね」
最後にメッセージ
佐藤大樹「主人公一也はあるトラウマを持っていて、それっていうのは人はみんな弱点やコンプレックスを抱えていて、でもそういったものはある日ある人との出会いでその人が掛けた言葉によって時に強みになったり、それを武器にして戦っていけるくらいのものになるんだぞと証明してくれるような作品になっています。本作は小説にスポットを当てているんですが、どんな職業においても、置き換えられるような内容になっていると思いますし、観たあとに必ず胸がアツくなるものがあると思います。これは男女関係なく、老若男女、いろんな世代の方にわかっていただけるような作品になっていると思います。そして何より監督、スタッフさん、キャスト全員で魂を込めて作った作品です。一人でも多くの方に観ていただきたいので、ぜひ映画館で楽しんでいただきたいです。一度と言わず二度、三度、観ていただいて本作を楽しんでいただきたいです!」
橋本環奈「この作品の中で“好きをあきらめないで”という言葉が出てくるんですけど、私この言葉がすごく好きで、諦めない気持ちって美徳になるわけではないんですけど、夢とか目標とかみんな持っていて、それを仕事にするにあたっても学生生活とか誰しもくじけそうになったりとか、ずっとずっと前ばっかり見てられない時もあると思うんですけど、最近のコロナ禍であったり状況もあるので、この作品を観て少しでも背中を押せる作品になれたらいいなと思います。作品の中に映像美や音楽だったり作品として素晴らしいことがたくさんあるんですけど、その中でも繊細なストーリー、キャストの一人一人の心の揺れだったりとか感じていただける作品になったんではないかと思います。みなさん、一度と言わず何度でも観て感動していただけたらなと思います」
STORY
「僕は小説の主人公になり得ない人間だ」
中学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され売り上げも振るわない……自分を見失い思い悩むナイーブな売れない高校生小説家・千谷一也。一方、同じクラスの人気者でドSな性格でヒット作を連発する高校生小説家・小余綾詩凪。性格、クラスでの立ち位置、売れている、売れていない……すべてが真逆の男女2人に、編集者から下されたミッション――それは、2人で協力し、1つの物語を作り、世の中の人の心を大きく動かす大ベストセラーを生み出すことだった!
凸凹な全く真逆の2人が反発しあいながらも物語を一緒に作っていくうちに、やがて彼は彼女の抱える大きな秘密を知ってしまう……。
友情を超えて近づく2人の距離。悩み傷つきながらも、好きなことをあきらめずに挑戦し続けた先で、2人が生み出す<物語>の行方はー?
映画『小説の神様 君としか描けない物語』
全国公開中
出演:佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)橋本環奈
佐藤流司 杏花 莉子 山本未來 片岡愛之助 和久井映見
主題歌:『Call Me Sick』 伶(Sony Music Labels Inc.)
原作:相沢沙呼「小説の神様」(講談社タイガ刊)
脚本:鎌田哲生
監督:久保茂昭
音楽:中野雄太
企画:HI-AX/LDH/CREDEUS
制作プロダクション:CREDEUS
配給:HIGH BROW CINEMA
本編:106分
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