ミュージシャンの渡辺俊美による感動のお弁当エッセイ「461 個の弁当は、親父と息子の男の約束。」(マガジンハウス刊)が原作となる映画『461 個のおべんとう』。
本作の主人公、ミュージシャンでありながら息子のためにお弁当を作り続けることを決意する、シングルファザーの鈴本一樹を演じる、井ノ原快彦。そして、一樹の息子、虹輝を関西ジャニーズJr.のユニット「なにわ男子」に所属する道枝駿佑が演じる。そして兼重淳監督がメガホンをとった。
今回解禁された写真は、弁当作りのシーン。親子の約束、高校三年間のお弁当作りの集大成とも言えるシーンだ。
本作でお弁当を作る場面が多いことから、料理の勉強、特に卵焼きを撮影時間以外でも 練習していた井ノ原。撮影中に、卵焼き器を持ち帰り特訓を重ねて、撮影に挑んでいた。高校三年間の最後のお弁当を作るシーン撮影は、井ノ原にとって正念場。撮影序盤ではお弁当作りに慣れていない設定に合わせて、テフロン製の卵焼き 器とヘラを使っていた一樹だが、実は最後のお弁当作りでは取り扱いが難しい銅製の卵焼き器と箸を使って、 完璧な卵焼きに挑戦するという難関も待っていた。
撮影では、スタッフが見守る中、井ノ原が作った美しい卵焼きの出来映えに、現場では思わず拍手が起こった。フードスタイリストとして、映画やドラマ、CM、広告などで活躍している料理のプロフェッショナルからも太鼓判を押された井ノ原は、「ここ10年でいちばん緊張したかも」と語る。
STORY
長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原快彦)。父を選んでくれた息子・虹輝(道枝駿佑)が 15歳と多感な時期を迎えていた時期の 離婚なだけに、一樹は虹輝に対する罪悪感に苛まれていた。そんな時、重なるようにして虹輝が高校受験に失敗したという悪い知らせが届く。これまで自由に生きてきた一 樹は、虹輝に対し“学校だけがすべてではない。自由に好きなように育ってくれたらそれでいい”と思っていた。しかし、虹輝の出した答えは「高校へ行きたい」だった。そして翌 年の春、見事に高校に合格。ここで一樹はある質問をした。「学校の昼食なんだけど虹輝はどっちがいいの?お金渡して自分で買うのと、父さんが作るお弁当」「父さんのお 弁当がいい」この瞬間「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という“大切な約束”が生まれたのだった。 慌ただしい毎日の中、お弁当を通して交錯 する父と息子の想い。 ライブの翌日も、二日酔いの朝も、早出の朝も...、一樹の怒涛 のお弁当作りが始まる――。
映画『461個のおべんとう』
2020年11月6日(金)全国ロードショー
出演:井ノ原快彦、道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズ Jr.)、森 七菜、若林時英、阿部純子、野間口徹、映美くらら、 KREVA、やついいちろう、坂井真紀、倍賞千恵子
監督:兼重 淳(『キセキ -あの日のソビト-』)
脚本:清水匡 兼重淳
原作: 渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)「461 個の弁当は、親父と息子の男の約束。」(マガジンハウス刊)
企画・製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ
製作幹事:ハピネット
配給:東映
© 2020「461 個のおべんとう」製作委員会