2021年2月3日〜2月27日に東京・Bunkamuraシアターコクーン、3月5日〜15日に京都・ロームシアター京都 メインホールにて、主演に横山裕を迎え上演されることが決定した。

松尾スズキの代表作のひとつ『マシーン日記』を、大根仁が演出し、横山裕が主演を務める。横山裕をはじめ大倉孝二、森川葵、秋山菜津子で4人芝居を繰り広げる。

主演を務めるのは、関ジャニ∞の横山裕。約3年半ぶりにシアターコクーンに登場する横山は松尾作品初出演。横山が演じるのは、町工場に隣接したプレハブ小屋に、右足を鎖でつながれ監禁されている電気修理工のミチオ。町工場のパートにきたケイコ(秋山菜津子)と出会い狂いだす、おかしくも切ない男女の狂気とも感じる究極の愛、四角関係を描く愛憎劇。

『マシーン日記』は、2020年より Bunkamura シアターコクーン芸術監督に就任した松尾スズキが、話題のクリエイターたちを自ら指名し、過去の松尾作品を“新演出”で甦らせるシリーズ第2弾として上演する(5 月に上演を予定していた第1弾『母を逃がす』は新型コロナウイルス感染症の影響に伴い公演中止)。
『マシーン日記』は1996年に書下ろしザ・スズナリで初演され、翌年・翌々年に再演され全国ツアーを開催、その後2001年、2013年にも再演され、パリ公演も実現した松尾作品初の海外公演であり代表作のひとつ。
これまでは、松尾の演出によって上演されてきた本作を、演出に松尾が指名したのは、映画監督、映像ディレクターとして活躍している大根仁。
新たな『マシーン日記』が、松尾作品と大根演出のコラボレーションによってよみがえる。

スタッフ、キャストコメント

横山裕(よこやま・ゆう) 1981年5月9日生まれ 大阪府出身
シアターコクーンにまた呼んでいただいたことが嬉しい半面、やっぱり怖さもあります。『マシーン日記』...すごいです。ぶっ飛んでる。松尾さんのこの作品から、人を惹きつけるエネルギーをとても感じています。数々の映像を手掛けられてきた大根さんが、演出家として舞台でどう攻めるのか楽しみです。また、出演者4人だけの稽古は、濃密な時間になると思いますし、キャリアも年代も違う4人がそれを経ることで生まれるものにも期待しています。
僕は演劇畑の人間ではないですが、積み重ねてきた他の経験を強みにこの作品に挑みたいです。整然としたところに、異物が飛び込んできたとき、パニックのようになるのが面白かったりするじゃないですか?そんな予測不可能な感じになれたらと前向きに捉えています。 そして、この状況下で観に来てくださるお客様に「来てよかった」と思っていただけるように頑張ります。

大倉孝二(おおくら・こうじ) 1974年7月18日生まれ 東京都出身
僕は松尾作品が今まで未経験で、この先もないと思っていたので、お声がけいただいてすごくありがたいです。名作ですし、4人芝居のこんなにエネルギーの高いものを...と、冷静になると急に怖くなってしまいますが、まだ深く考えないようにしています。全幅の信頼を寄せている秋山菜津子さん、はじめてご一緒する横山裕さんと森川葵さんと4人でどんな稽古場になるか楽しみです。演出の大根さんとは若い頃に何度か仕事をさせていただいていて、久しぶりで何も成長していないことがばれてしまうのが怖いですね(笑)。シアターコクーンでやらせてもらえるんだと考えると緊張します、やっぱり憧れの劇場ですから。

森川葵(もりかわ・あおい) 1995年6月17日生まれ 愛知県出身
脚本を読んでいると、日常の何かが壊れてしまったようなハードな内容に、どんどん気持ちが沈んでいくようだったのが、映像で見たときにはすごく面白くて。笑えない内容なのに、人が動いて演じているのを見ると、なんでこんなに笑えるんだろう...。その不思議な感じを自分も体験してみたいと思って参加を決めました。自分が今までやってきた仕事とは比べ物にならないくらいの大きな分厚い壁
だと思います。でも、挑戦することで何かこう自分の未来に対する希望が見えたら、すごく楽しいだろうなって。大根さんとキャストの皆さんと作り上げる、新しい『マシーン日記』がどんなものになるのか、楽しみにして観に来ていただけたらと思います。

秋山菜津子(あきやま・なつこ) 10月8日生まれ 東京都出身
松尾さんが片桐はいりさんのために書かれた『マシーン日記』が、年月を経て私のところに来るとは思いませんでした。私は松尾さんの女性の描き方がとても好きで。演じていて「もしかしたらこういうところ、自分の深い闇みたいなものを見られてるのかな」といったことを感じたりします。今回演出をされる大根さんは、舞台もやられていますが、映像が主体でやられている監督ですから、違う角度の作品ができそうな気がしています。今はお芝居をやるほうも観るほうも、どんな仕事もみんな大変な世の中ですが、コクーンでの時間を一緒に共有してもらえたら嬉しいです。演劇に限らず、芸術はこういう状況だからこそ、とても必要なことだと思います。無事に上演して皆様にお会いしたいですね。

STORY

小さな町工場・ツジヨシ兄弟電業を経営するアキトシ(大倉孝二)は、妻サチコ(森川葵)とともに自らの工場で働いていた。工場に隣接するプレハブ小屋に住む弟のミチオ(横山裕)は、壊れた機械を見ると直さずにはいられない電気修理工。ミチオは訳あってアキトシに監禁されており、小
屋と右足を鎖でつながれていた。一方のサチコには、かつてミチオに強姦された過去があり、未だ不倫関係にあった。
そんな中、工場に新しいパート従業員としてサチコの中学時代の担任で体育教師であったケイコ(秋山菜津子)がやって来る。数学的思考でものごとを考え、極度の機械フェチでもあるケイコは、壊れた携帯電話を直してもらったことをきっかけにミチオと結ばれ、「あんたのマシーンになる」と服従を誓う。小さな町工場を舞台に、男女4人の情念渦巻く愛憎劇が始まる...。

COCOON PRODUCTION 2021 『マシーン日記』

作  松尾スズキ
演出 大根仁
出演  横山裕 大倉孝二 森川葵 秋山菜津子

【公式サイト】www.bunkamura.co.jp

【東京公演】2021年2月3日(水)~27日(土) Bunkamuraシアターコクーン

【京都公演】2021年3月5日(金)~15日(月) ロームシアター京都 メインホール

企画・製作 Bunkamura

【東京公演】
公演期間 2021 年 2 月 3 日(水)~2 月 27 日(土)
会場 Bunkamura シアターコクーン
一般発売日 2021 年 1 月 10 日(日)AM10:00~ ※1/11(月)以降は各プレイガイド残席がある場合のみ取り扱いあり
チケット料金 ベンチシート、S席=11,000 円 / A席=9,000 円(税込・全席指定・未就学児童入場不可)
プレイガイド Bunkamura チケットセンター(10:00~17:00/オペレーター対応)
【1/10(日)発売日初日特電】 03-3477-9912
【1/11(月)以降】 03-3477-9999
Bunkamura チケットカウンター 【1/11(月)以降】 Bunkamura1F/10:00~18:00
東急シアターオーブチケットカウンター 【1/11(月)以降】 渋谷ヒカリエ 2F/11:00~18:00
他チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット

チケットに関するお問合せ Bunkamura チケットセンター 03-3477-9999(10:00~17:00)
公演に関するお問合せ Bunkamura 03-3477-3244(10:00~18:00) www.bunkamura.co.jp

【京都公演】
公演期間 2021 年 3 月 5 日(金)~3 月 15 日(月)
会場 ロームシアター京都 メインホール

一般発売日 2021 年 1 月 10 日(日)AM10:00~
チケット料金 11,000 円(税込・全席指定・未就学児童入場不可)
京都公演主催 サンライズプロモーション大阪
お問合せ キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00/日曜・祝日は休業)

[注]
・本公演は、センターステージ仕様となります。
・政府によるイベント収容率の入場制限緩和にともない、本公演は入場制限を設けず、全ての座席を対象として販売する予定です。尚、今後政府の判断によるイベント収容率の変更等、状況に変更が生じた場合は、その指示に基づきご案内させていただきます。予めご了承ください。
・チケット購入時に登録の氏名・緊急連絡先は、保健所等の公的機関からの要請により提供させていただく場合がございます。予めご了承ください。
・各劇場の感染症対策とご来場されるお客様へのお願いにつきましては、最新情報をホームページにてご確認の上、ご来場ください。

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