韓国・釜山にて10月21日~30日まで開催されている第25回釜山国際映画祭。
吉高由里子×横浜流星W主演の『きみの瞳が問いかけている』が釜山国際映画祭に特別上映作品として出品されている。
しかし、新型コロナウイルスの世界的感染拡大を受けて国外からの映画関係者の招待を見送っているため、現地・釜山と中継を繋いでのリモートQ&Aの形式でイベントに、吉高、横浜、三木孝浩監督の3名が参加した。
不慮の事故で、視力と家族を失った明香里(吉高)と罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜)。小さな偶然から出会ったふたりは次第に惹かれあい、暗闇だった人生に再び光が射すような幸せな日々...だが彼らの出会いは、決して偶然ではなかった。過去の事件の影が、逃れられない宿命となって二人を引き裂いていく ――
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リモートQ&A
「アンニョンハセヨー!」と韓国語で元気に挨拶した3人に対し、釜山の会場では観客が手を振って返し、Q&Aがスタート
視覚障害者の明香里を演じてみて(こだわったこと)
吉高由里子「相手の目を見ることなくセリフを言うのが初めての経験だったので、伝わるのかどうか不安でした。目が見えないという設定なので、髪の毛が目にかかっていても放ったらかしにしたまま演じていました」
塁を演じるにあたって意識したこと、苦労したこと
横浜流星「目での芝居は意識してやっていて、明香里に気持ちが届けばいいという思いと、明香里の想いをしっかりと受け止めようという意識を持って演じていました。(キックボクシングの試合シーンについては)元々空手をやっていましたが、キックボクシングは体の使い方が全然違う。そこを修正する作業が難しかったです」
BTS が書き下ろした主題歌「Your eyes tell」
主題歌の起用について
三木監督「BTS は世界を代表するアーティストなのでダメ元でオファーしたところ、なんと快く引き受けてくれました。そして映画に寄り添った曲を作っていただき、感謝しています」
好きなシーンについて
吉高由里子「選べないな~!難しい! 初めて二人がキスするシーンが好き」
――あのキスシーンの光は実際の自然光ですか?
三木監督「あのシーンは二人を美しい光で包みたかったので、美しい照明で作りました」
横浜流星「僕は浜辺のシーンが好き。初めて塁が自分の過去を明香里に話したり、明香里の言葉に救われてグッと距離が近づいたりするので、自分で観ても大事なシーンだと感じました」
釜山国際映画祭(現地に行けなかったこと)への思い
吉高由里子「韓国に行ったら、いっぱい韓国料理を食べたい。韓国は楽しいし、美味しいご飯も沢山ある。ホントにホントに行きたかったので、次回韓国に行けることを楽しみに頑張ります」
横浜流星「僕も吉高さんと同じく韓国料理を食べたい!今回行けると期待していたので現地に行けずに残念ですが、別の機会に伺いたいです」
三木監督「このようなリモート形式でも、皆さんとお話できたのが嬉しいです。ともに新型コロナウイルスの影響で大変な状況にはありますが、これからも映画を通して文化交流ができたら嬉しいです」
原案となった韓国映画『ただ君だけ』でヒロインを務めたハン・ヒョジュからの応援コメント
(インスタグラムで)「2011 年釜山国際映画祭で『Always』が初公開されてからもう9年になります。日本では本日、リメイク版『YourEyesTell』が公開されます。この映画が多くの人々に刺激を与え、大ヒットすることを願っています。」
STORY
目は不自由だが明るく愛くるしい明香里(吉高由里子)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜流星)。小さな勘違いから出会った2人は惹かれあい、ささやかながらも掛け替えのない幸せを手にした――かに見えた。ある日、明香里は、誰にも言わずにいた秘密を塁に明かす。彼女は自らが運転していた車の事故で両親を亡くし、自身も視力を失っていたのだ。以来、ずっと自分を責めてきたと言う明香里。だが、彼女の告白を聞いた塁は、彼だけが知るあまりに残酷な運命の因果に気付いてしまっていた――。
映画『きみの瞳が問いかけている』
全国公開中
吉高由里子 横浜流星
やべきょうすけ 田山涼成 野間口徹 岡田義徳/町田啓太/風吹ジュン
監督:三木孝浩
主題歌:BTS「Your eyes tell」
配給:ギャガ
©2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会
©2020 Gaga Corporation / AMUSE Inc. / Lawson Entertainment,Inc.
公式サイト:gaga.ne.jp/kiminome/
公式 twitter・公式 Instagram :@kiminome_movie