声優・三木眞一郎と演出家・倉本朋幸によるリーディングユニット「みきくらのかい」の第二回公演が12月19日に上演されることが発表された。ゲストとして宮野真守の出演が決定した。

12月19日に上演される演目は「怪談贋皿屋敷」(読み方:かいだんにせさらやしき)。
「怪談贋皿屋敷」とは、岸田國士戯曲賞作家・横内謙介の傑作ホラー作品だ。

ベテラン声優の三木眞一郎と声優に歌に演技に活躍の宮野真守が、多くの役を代わる代わる演じていく朗読(リーディング)劇。

2019年11月に行われた第一回公演リーディング「いとしの儚」では人気声優の江口拓也をゲストとして迎え、800 席のチケットは 1 分を待たずして完売した、「みきくらのかい」の公演。第二回公演は傑作中の傑作と謳われたホラー「怪談贋皿屋敷」(読み方:かいだんにせさらやしき) は、2020 年 12 月 19 日(土)に一ツ橋ホールにて開催される。

キャストコメント

三木眞一郎
第二回公演「怪談贋皿屋敷」、宮野真守さんをゲストに上演させていただきます。 「機動戦士ガンダム 00」でがっつりとご一緒させていただき、目のはなせない役者さんの一人でありました。
そんな彼と一緒に作品を創るコトが出来る! 楽しみが溢れ出てしまいます!よろしくお願いいたします m(_ _)m

三木眞一郎プロフィール

■平成元年3月、81プロデュース付属俳優養成所・81演技研究所(現81アクターズスタジオ)修了。同年デビュー。 少年から大人まで、幅広い声の演技力を持つ。
主な出演作は、「ポケットモンスター」シリーズ(コジロウ)、「頭文字 D」シリーズ(藤原拓海)、「機動戦士ガンダム00」(ロックオン・ストラス)、 「私の頭の中の消しゴム」(チョン・ウソン)、「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」(シャーロック・ホームズ(ジョニー・リー・ミラー))、「Let's 天 才てれびくん」(ナレーション)など多数。
近年は、声優としての活動のほかに、「オリビアを聴きながら」(作・演出:横内謙介)、「Love Letters」(訳・演出:⻘井陽治)、「市川段治 郎 名作語り その二 太宰 治 お伽草紙」(構成・演出:岡本さとる) 「もうひとつの⻯馬伝-配役を探す八人の登場人物-」(作・演出:高平哲郎)「マーシー・シート」(訳:ニール・ラビュート、訳:常田景子、演 出:倉本朋幸)など、演劇、リーディング、朗読劇などに積極的に参加し、様々の分野の役者、演出家との仕事で確実にキャリアを積み、声の表現 者としての可能性に挑戦し続けている。

宮野真守
自分が、まだまだ若輩で、声優として大きく変化すべき時、成⻑すべき時に、三木さんとは、現場をご一緒させていただきました。仕事場だけでなく、プライベートでも本当に良くしていただいて、感謝の想いが溢れます。 そんな「憧れの兄貴」三木さんと、がっつり二人っきりでお芝居を交わす事が出来るなんて、本当に幸せでしかたありません! しかも今回の企画は、僕が今まで経験した事のないような形のリーディング劇なので、かなりワクワクしています。
自分が、今まで培ってきた経験、力、すべてをぶつけて、臨みたいと思います!

宮野真守プロフィール

■小学生時代より劇団ひまわりに所属し、数々の舞台やドラマなどに出演。
声優としては、2001 年、NHK 海外ドラマ「私はケイトリン」グリフェン役でデビュー。
声優としての主な出演作は、「DEATH NOTE」(夜神月)、「機動戦士ガンダム 00」(刹那・F・セイエイ)、「うたの☆プリンスさまっ♪」(一ノ瀬トキ
ヤ)、「キングダムハーツ」シリーズ(リク)、「ファンタスティック・ビースト」シリーズ(ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)吹替)など多数。
並行して歌手としても活躍し、2008 年にシングル「Discovery」で本格的に歌手デビュー。日本武道館やさいたまスーパーアリーナでの単独公演を
次々と開催し、大成功を収めている。
劇団☆新感線「髑髏城の七人 Season 月《下弦の月》」(作:中島かずき、演出:いのうえひでのり)、ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・
ストーリー」Season1 では主演を務めるなど、舞台作品にも積極的に参加する他、TBS「半沢直樹」など映像作品にも出演。声優としてだけでなく、歌手、俳優として多方面で活躍している。

脚本・演出コメント

倉本朋幸脚本・演出
三木眞一郎さんと宮野真守さんが舞台上に二人だけで何役もこなしていく。声優界を代表するお二人がどんな朗読を見せてくれる のか僕自身が一番楽しみにしております。 是非とも皆さま、この二人が二人っきりで生み出す濃厚な時間をお楽しみください。是非とも宜しくお願い致します。

■1981 年高知県出身。2010 年舞台演出家デビュー、オーストラ・マコンドーを結成。2014 年に劇団化。 現在までに海外戯曲、日本の古典、寺山修司・小津安二郎作品のオマージュや自身のオリジナル作品を含め、様々なジャンルの舞台作品を 100 本以 上演出。初の⻑編映画監督作「どうしようもない僕のちっぽけな世界は、」が第32回東京国際映画祭・スプラッシュ部門への招待作品に選出された。

STORY

昔、昔の江戶時代、とある所に直参旗本、⻘山播磨のお屋敷がございまして___。
ファンキーでいかれたお殿様、⻘山播磨は、当代きっての悪徳旗本。
遊び放題、金使い放題。しまいにゃ御用金横領の大悪事を密かに働いているという始末。 年中悪い噂が絶えない播磨の屋敷では、家宝の皿を割ったと、うすのろ女中のお菊を罵る言葉が聞こえてくる。だが本当に皿を割ったのは同じ女中の小春。唯一お菊に 優しかった小春が思わずお菊に罪を被ってくれと頼んでしまい...。
一方、天下の公儀お目付役が、御用金横領をかぎつけ、播磨の身辺を探り出す。 捜査の目を欺く為に策を練るは、家老の山岸次郎佐衛門、彦兵衛、そしてもう一人、謎の協力者、園部上総之介。三人が播磨に進言した妙案は、幽霊話で世間を 欺かんとする、ひとつの「物語」。 ___盗んだ御用金を隠した枯井戶、この井戶で女が死に、呪いがあり、祟りがある。呪いを封じる為に施した「封印」を、もし破ればその物は...そんなひとつの物語だっ た。創り話で人心を欺くという魔力に魅せられ、幽霊となる女を切り殺し、井戶に投げ込むことを想いながら悦にいる播磨。上総之介の陰謀に乗っかって⻘山の屋敷は大 騒動。さて、バカ殿播磨とうすのろ女中お菊の運命は...

「みきくらのかい」とは

声優 三木眞一郎と劇作・演出家 倉本朋幸によるリーディングユニット。
2019年11月、第一回公演リーディング「いとしの儚」(出演:三木眞一郎、江口拓也、 富沢里綸那)で旗揚げ。 2020年8〜9月、特別公演「曲がり角の悲劇」(出演:三木眞一郎、江口拓也)を配信。

「怪談贋皿屋敷」とは

「怪談贋皿屋敷」は、1992 年、横内謙介が、岸田戯曲賞受賞後第一作として善人会議特別公演のために書き下ろした、傑作ホラ ーである。
時代は、日本の経済が永遠に繁栄すると信じていた夢が崩壊を始めたバブル後期。 「金」に「心」をとらわれた人間が引き起こす悲しい喜劇として、自身の劇団、善人会議(現・扉座)で、岡森 諦、⻄牟田恵、加納幸 和らを配して発表された。
そして、その傑作戯曲を、岡村俊一が商業演劇版にプロデュースし、PARCO 劇場でリニューアル上演されたのが 1994 年。 歌手で女優の藤谷美和子と、当時デビューしたばかりの香取慎吾、そして、ロッカーから俳優に転身を遂げたばかりの杉本哲太を配して、 徹底的にエンターテインメント版に作りあげた作品がこの「怪談贋皿屋敷」である。
その 3 年後、1997 年⻘山ウインターホラーとして、大劇場版にリニューアルされ、当時、当日券を求め、⻘山劇場に 1,000 人の⻑蛇 の列を作ったという伝説まで生み出した傑作中の傑作である。

みきくらのかい第二回公演リーディング「怪談贋皿屋敷」

■原作:横内謙介「怪談贋皿屋敷」
■脚色・演出:倉本朋幸
■出演者:三木眞一郎・宮野真守

■公演日時:2020年 12 月 19 日(土)14:30/18:30 開演(予定)

■劇場:日本教育会館 一ツ橋ホール (〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-6-2)

■チケット発売日:11月下旬〜12月上旬予定(詳細は、みきくらのかい公式HPにて後日発表)

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