吉高由里子×横浜流星『きみの瞳が問いかけている』大ヒットアンコール舞台挨拶で、主演の2人と監督が今年の漢字を披露！

アンコール舞台挨拶に登壇したのは、ダブル主演の吉高由里子と横浜流星、メガホンをとった三木孝浩監督の3名。

この日の舞台挨拶の模様は、全国の157スクリーンへ同時生中継された。リピーターの数も順調に増やし、横浜演じる塁の名前にちなんで本作を観た回数の単位を「~塁」にするのが SNS で流行している。キャストの２人は何塁なのか回数を披露する。横浜流星は「僕は 5 塁」、吉高由里子は「私は 2 塁」。

吉高由里子と横浜流星のW主演の本作は、不慮の事故で、視力と家族を失った女（明香里：吉高）と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた男（塁：横浜）、光を失って生きてきた二人が織りなす運命のラブストーリー。メガホンをとったのは、三木孝浩監督だ。

コアな部分を解説

罪を犯してキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜)の前髪が徐々に短くなっていることについて

三木監督「目の見えない明香里(吉高)と出会って徐々に塁の目が観客に見えてくるのを意識しました。タイトルにも“瞳” が入るので、目の印象を大切にしたかったです」

横浜流星「僕もその狙いには賛同して、監督がワンシーンごとに瞳にこだわってくれたのは嬉しかったです。こんなにも寄り添って考えてくれるなんて...」

三木監督「（流星くんの）目の芝居がいい!」

ラストの海辺のシーン

「ハッピーエンドか?それとも!?」ファンの間では塁の想像の世界という説も

三木監督「海のシー ンの前に暗転があるので、塁が妄想した走馬灯的イメージではないかという説もある」

吉高由里子「私はリアルのことだと思っていた...」

横浜流星「僕もリアルなことだと思っていたけれど、同時に情けないと思った。みなさんの考察が凄すぎて、自分の役作りが まだまだ足りないと思った」

「今年を表す漢字一字」

三木監督「越」「この作品が海を越えて広がっていくのは嬉しい出来事でした」

吉高由里子「新」「今年は新しいスタイルやスタンスが沢山あった年。新しいやり方や時代の移り変わりの最中だと思うので、自分もその新しいものに置いて行かれないよう、しがみ付いて行きたいです」

横浜流星「考」「身の回りの環境が変わって、自分自身を見つめ直すきっかけにもなって、仕事もそうだし、人間関係をそうだし、プライベー トもそう。改めて自分を見つめ直して考えるきっかけになった。そして自分の中でいろんな答えが出たりもしたので、大事な年になりました」

最後にメッセージ

横浜流星「2 塁、3 塁と皆さんに愛していただき嬉しく思います。観てくれた方々の感想を聞いて、 自分の役作りの考察の足りなさに気づかされました。もっと頑張っていきたいと思います」

吉高由里子「沢山の方に愛してもらえる映画になって嬉しいです。沢山長い間愛していただき、ありがとうございます」

また、去る11月20日(金)に実施された三木監督によるティーチインイベントが大好評だったため、ファンの期待に応えて再度実施されることが予定されていることが発表された。

STORY

目は不自由だが明るく愛くるしい明香里(吉高由里子)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜流星)。小さな勘違いから出会った2人は惹かれあい、ささやかながらも掛け替えのない幸せを手にした――かに見えた。ある日、明香里は、誰にも言わずにいた秘密を塁に明かす。彼女は自らが運転していた車の事故で両親を亡くし、自身も視力を失っていたのだ。以来、ずっと自分を責めてきたと言う明香里。だが、彼女の告白を聞いた塁は、彼だけが知るあまりに残酷な運命の因果に気付いてしまっていた――。