2021年1月15日公開に先駆けて山形・仙台にて先行上映中の『越年 Lovers』 の先行公開舞台挨拶が12月18日から19日にかけて行われた。

山形・仙台の4劇場に、主演の峯田和伸と橋本マナミが登壇した。

画像: 映画『越年 Lovers』先行公開舞台挨拶、峯田和伸&橋本マナミが地元山形へ凱旋!

日本・台湾・マレーシアの3つの街の年越しを舞台に、素直になれない恋人たちを描いた映画『越年 Lovers』。
日本パートのロケ地となったのは、美しい雪景色と春の桜の風景の山形。台湾アカデミー賞受賞監督であるグオ・チェンディ監督が風景に魅了され撮影を決めた。
主演を務めたのは、山形出身の峯田和伸。峯田が、数十年ぶりに帰郷する 主人公・寛一を演じ、同じく地元出身の橋本マナミが寛一の幼なじみの碧を演じている。

山形と仙台での先行公開の初日を迎えた心境

峯田和伸「撮り終わっていたこの映画が、いつ公開されるのかなというのはありましたが、ようやく公開にこぎつけられて、日の目を見ることができてうれしいです。そしてお客さんの前に立てて、うれしく思っています」

橋本マナミ「生まれ育った東北を皮切りに、公開できたというのがうれしい です。これから全国に公開していくので、盛り上げていってもらいたいです」

出演オファーが届いた際の感想とお互いの印象

橋本「峯田さんが出るかもしれないという段階でお話をいただいて、峯田さんは俳優さんとしても魅力的な方なので、ご一緒できたらうれし いなという気持ちと、いつもすごく自然な感じで演じられるので、自分がなじめるかどうか、最初は怖さも感じました。撮影現場で初対面だったんですが、同じ故郷だからか、いとこみたいな感じで、空気感がよかったですよね」

画像1: 出演オファーが届いた際の感想とお互いの印象

峯田和伸「マネージャーから、山形が舞台の作品で外国の監督の作品ですと言われて企画書を見たら、橋本マナミさんが出る予定と書いてありました。その瞬間、やるでしょ、やりたいですね、とマネージャーとがっちり握手しました。山形が舞台で、山形の人の役は演じたことがなくて、橋本さんも山形出身だし、小さい頃からしゃべっている山形言葉で演技ができたらおもしろいだろうなと思いました」

画像2: 出演オファーが届いた際の感想とお互いの印象

山形での撮影

峯田和伸「アトラクションのような勢いのある作品ではないですが、身近な人たちが出てくるホッとできるような作品です。生まれ育った山形の街の中で演技ができることが、自然な感じで演じられそうで嬉しかったです。これが 25 才でのオファーだったら、照れくささがあったかもしれませんが、今はそれが幸せで楽しみでした。完成した作品でも山形が綺麗だし、参加できてよかったです」

画像: 山形での撮影

地元の方々との共演

ーー本作は俳優陣のほかに、地元から 演技経験のない方たちもセリフのある役どころで出演していて、ドキュメンタリー出身のグオ・チェンディ監督ならではのリアリティのあるテイストも特長ですが、地元キャストとの共演はいかがでしたか?
峯田和伸「監督がドキュメンタリー畑の人だからというのもあると 思いますが、子どもたちとか、犬とか、風景と一緒で素朴な感じが作品の色味と合っていて、いいなと思いました。」

ーー作中で峯田さん演じる寛一と橋本さん演じる碧の再会のきっかけを作る元教師の齊藤先生を演じた小林和彦さんについては?
峯田和伸「あれは演じようと思ってもできない!」

橋本マナミ「すごいいい味をだしていましたね」

サプライズで小林さんが舞台挨拶の会場に駆け付けた。
小林さん「本当にたいへんに忙しい中、山形まで来てくれました。ありがとうございました」

年末から年始にかけての恋愛模様が描かれる本作にちなみ、クリスマスの恋愛の思い出

峯田和伸「クリスマスは毎年ライブをやっていて、恋人と過ごすことはなく、ライブで毎年裸でケーキに飛び込むので、家に帰ってケーキの匂いを落としてから、またケーキを食べるという」

橋本マナミ「恋人と過ごすことないんですか!?寂しいですね...。私は、今の夫と会ったのが 2017年のクリスマスなんです」

峯田演じる寛一と橋本演じる碧が久しぶりに再会を果たしてこたつで雑煮を食べるシーン

橋本マナミ「(お雑煮のシーンは)20回ぐらいリテイクをやって、最後の頃にはお餅も小さくなって、最後はなにもないお湯みたいになってしまって。でも完成版で採用されていたのは最初のころのシーンでした。峯田さんが演じる寛一がかわいいです。小動物みたいにお雑煮を食べていたんですよ。その表情が面白くて、笑いそうになりました。リスみたいで。目がきょろきょろ動いて、もぐもぐ、もぐもぐみたいな」  

画像: 峯田演じる寛一と橋本演じる碧が久しぶりに再会を果たしてこたつで雑煮を食べるシーン

峯田和伸「照笑」

橋本マナミ「一晩車の中で過ごした寛 一を車から引きずりだすシーンで、ほぼアドリブに近いシーンだったんですが峯田さんがすごく重たくて、笑いをこらえながらやっていて、必死でした」

最後にメッセージ

峯田和伸「山形しか知らなかった自分が洋画を観て、主人公たちの後ろに映っている街並みを見てロンドンってこんな感じなんだと感じたり、こういう街に行ってみたいなと思ったり感動してきたのが、映画を好きになる理由でもありました。この映画は、台北の街並みから始まって、山形の雪景色が出てきて、風が強い街やマレーシアの街並みも綺麗です。今は実際に外国への旅行は難しいけれど、この映画でそういう気分になってくれたらいいなと思います。楽しんで帰ってください」

映画『越年 Lovers』

山形・仙台先行公開中
1月15日(金)新宿バルト 9他全国公開

峯田和伸 橋本マナミ
ヤオ・アイニン(ピピ) オスカー・チュウ(邱志宇) ユー・ペイチェン(余佩真) ウー・ホンシュウ(呉宏修)
菜 葉 菜 吉村和彬 岡野一平 結城貴史
原作:岡本かの子「越年 岡本かの子恋愛小説集」(角川文庫)/「老妓抄」(新潮文庫) 監督・脚本:グオ・チェンディ(郭珍弟)
プロデューサー:片原朋子 吉村和文 饒紫娟 陳世庸
撮影監督:周以文 美術:陳炫劭 遠藤雄一郎 VFX:嚴振欽 照明:譚凱富 衣裳指導:黃中觀 宮本まさ江 サウンドデザイン:羅頌策 編集:陳博文 音楽:トマ・フォゲンヌ 助監督:吳怡靜 大野伸介 製作:ジェイアンドケイ・エンタテインメント ダイバーシティメディア 花千樹電影有限公司 現代電影沖印股份有限公司 台北市電影委員會 (財)台北市文化基金會 臺北市文化局 臺北市政府
協力:彰化縣 山形県 山形フィルムコミッション 配給・宣伝:ギグリーボックス 後援:台北駐日経済文化代表処
2020 年/台湾・日本/116 分/中国語 日本語/シネマスコープ etsunen.com ©2020 映画「越年」パートナーズ

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