辰巳雄大（ふぉ～ゆ～）主演舞台 「ぼくの名前はズッキーニ」2月28日開幕！

2002年にフランスで発刊され世界中でベストセラーとなった小説を世界初の舞台化となった本作。
東京・よみうり大手町ホールにて開幕した。
初日前日の27日にゲネプロが公開され、主演を務めるジャニーズのグループ「ふぉ～ゆ～」の辰巳雄大をはじめ、川島海荷、 稲葉友、平田満らが熱演した。

本作は児童養護施設で育ったズッキーニ（辰巳雄大）と呼ばれる少年とその仲間・シモン（稲葉友）やカミーユ（川島海荷）の成長を描いた物語。 舞台には、床を黒板で囲まれただけでそれ以上のセットはほぼ存在しない。キャストらが、思い思いにチョークで場面説明やそれぞれの心情をチョークで壁や床に描く。

ゲネプロ終演後に行われた囲み取材では、 辰巳雄大、川島海荷、稲葉友、平田満、そして脚本・演出を手掛けたノゾエ征爾らが今の心境を語った。

初日を迎える心境

辰巳雄大「今こうしてステージに立てている事、ものすごく濃密な稽古を重ねたうえでここに立てている事、そして明日初日を迎えられる事。 まずそこにホッとしています。一人でも多くの方に作品を届けられるという事に胸が躍っています」

6歳児を演じることについて

辰巳雄大「子どもを大人たちが演じるという部分で、 自分が愛している”演劇”をやらせていただいているなという実感を感じていました。最初の方は、子供らしくしすぎちゃって。稽古をやっていく上で、どんどん要らないものを排除していくことで子どもっぽくなっていきました。(役作りのいちばん参考になったのはズッキーニと同じ6歳の姪)で『雄くん、 かっこいい』っていう姪っ子の混じりっ気のない無邪気な一言が参考になりました」

川島海荷「(小柄で童顔でもあるので)逆に恥ずかしいです。この公演期間に27歳になるんですが、(衣裳が)スゴイ似合ってます、と言ってもらえるので、この童顔を自信にやっていきたいと思います(照笑)」

稲葉友「(ちょっととんがったリーゼントの6歳児役どころですが)子どもらしく(ほおに)チークを入れてまして」

辰巳雄大「二人でチークの濃さを研究しているんです。そんな二人の様子を平田さんに見守ってもらっています」

平田満 「とてもほほえましいです」

子ども役を大人がやるという演出について

ノゾエ征爾 「大人になって失ったものや無くしたもの、もしくは失くしたくなかったものもあるだろうし…改めて子ども役に対峙した時に、そのはかなさとかそういうのが、俳優の体からこぼれてくるといいなぁと思って演出しました」

公演は3月14日まで東京・よみうり大手町ホールにて、3月19日から21日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演される。