撮影/奥田耕平(THE 96) スタイリスト/新田:櫻井賢之(casico)、鈴木:笹川陽介 ヘアメイク/新田:カスヤ ユウスケ(ADDICT CASE)、鈴木:下川真矢(BERYL) 文/丸山あゆみ 衣裳/新田:ジャケット¥290,000、パンツ¥87,000、シューズ¥135,000※参考価格(ディオール〈クリスチャン ディオール 0120-02-1947〉)、他私物
――初共演のお2人ですが、共演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
新田「もともと伸くん(鈴木伸之)とは知り合いだったので、“次の作品、一緒だね”ということはお話させてもらって、とにかく内容がものすごく面白そうで、僕もすごく楽しみにしていた作品だったので、こうやって知り合いと共演できることが嬉しかったです。もう一人、俳優の草野大成っていう親友がいるんですけど、大成がオーディションに受かって共演ができたので、すごく嬉しかったですね」
鈴木「まっけん(新田真剣佑)とは、食事の場で何度も会ったことはあったんですけど、仕事で一緒になるのは初めてです。まっけんが出演している作品も観させていただいていたので、一緒にお芝居ができるのをすごく心待ちにしていたというか、楽しみだったし、いざ共演させてもらって、改めて素晴らしい俳優だなって思いました」
――共演者は同世代が多いですが、現場の雰囲気はいかがでしたか?
新田「今回は、生徒役の方々がたくさんいて、撮影中あまり会話ができていない方たちもたくさんいたので、みんなと一人ひとりコミュニケーションが取れるようにご飯の場とかを設けさせてもらいました」
鈴木「部活動の物語だったので、その延長線上で食事に行って、わちゃわちゃみんなでふざけて、くだらないことでゲラゲラ笑いながらご飯を食べたりしていましたね」
――撮影中、大変だったことはありましたか?
新田「この作品に対して大変だったとか、つらかったっていうのが、誰に聞いても本当に無くて、“そんな現場ってあるんだ”って思ったぐらい、みんな楽しんで撮影していました」
鈴木「朝早かったんですけど、朝からみんな元気で、まっけんの爽やかな「おはよう!」の朝の挨拶で、さらに元気をもらっていました。部活のみんなが集まると、わちゃわちゃし始めて、自分は剣道部の役ですが、野球部のボールを借りてキャッチボールをしたり、弓道の弓を借りたりとかして、コミュニケーションを自分たち発信でどんどん取っていきましたね。お芝居に関しても自分たちで考え、充実した期間になりました」
――完成した作品を観て面白かった場面や、驚いた場面などはありますか?
新田「台本を読んではいますけど、火の玉を打つ野球部とか、実際に映像で見ると“迫力があるな”とか、“戦国時代にはこんなのなかったよな”とか思わせられることが多くて(笑)本当にユニークな戦い方をしているなと思いましたし、見どころだと思います。他の作品では見ることができない内容になっています!」
鈴木「小暮サトシ役の草野大成くんがすごく面白くて。もともと真面目でいい人で、優しくて、愛情ある人だと思うんですけど、一人の役者としてみても、すごくキャラクターが立っていて、見ているこっちをいい意味で休ませてくれるんです。彼が映像にポンっと入ってくると、一回、肩の荷が下りるような気がして、画面で見る彼もすごく素敵だったので、ぜひ、注目して見てください」
新田「なぜか、撮影がないのに大成が撮影現場に来て、写真だけ撮ってくれたんですけど、全部みんな笑顔で写っているんですよね。彼だからこそ、いい写真が撮れたんだと思います。いじられ役で、みんなが彼を総いじりするから本人は疲れてしまうと思うんですけど、僕たちからしたら和みましたね」
――2人のシーンで印象に残っていることや見どころはありますか?
新田「寒い日も一緒に乗り越え、一緒にご飯を食べたり、シーン的にはずっと考太のそばにいました。考太がいるシーンの時は、自分が出演していなくても、ずっと考太の後ろに隠れていたので、スクリーンを観ていても考太の安心感が伝わると思います」
鈴木「蒼と考太に関しては、対極にいるような性格で、すごく冷静で現実主義な蒼と、どこかロマンチストというか、すごくいい妄想をしながらそれを実現させようとする考太。その対極が映画の一つの見どころなのかなと思います」
PROFILE
新田真剣佑 MACKENYU ARATA
1996年11月16日生まれ、ロサンゼルス出身。
〈近年の主な映画出演作〉
『十二人の死にたい子どもたち』(2019年)
『東京喰種 トーキョーグール【S】』(2019年)
『カイジ ファイナルゲーム』(2019年)
『さよならまでの30分』(2020年)
『とんかつDJアゲ太郎』(2020年)
『名も無き世界のエンドロール』(2021年)
〈公開待機作〉
『るろうに剣心 最終章 The Final』(2021年4月23日公開)
鈴木伸之 NOBUYUKI SUZUKI
1992年10月14日生まれ、神奈川県出身。
〈近年の主な映画出演作〉
『東京喰種 トーキョーグール』(2017年)
『リベンジgirl』(2017年)
『jam』(2018年)
『PRINCE OF LEGEND』(2019年)
『夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風「時々もみじ色」』(2019年)
『貴族降臨-PRINCE OF LEGEND-』(2020年)
『今日から俺は!!劇場版』(2020年)
〈公開待機作〉
『東京リベンジャーズ』(2021年7月公開)
映画『ブレイブ ‐群青戦記-』
集英社「週刊ヤングジャンプ」の人気コミック「群青戦記 グンジョーセンキ」を『踊る大捜査線』シリーズを手掛けた本広克行監督が実写映画化。主人公・西野蒼役を演じるのは、映画単独初主演となる新田真剣佑。主人公を導くことになる【徳川家康】役を三浦春馬が演じる。さらに、主人公たちの前に立ちはだかる強大なカリスマ・【織田信長】役には松山ケンイチ。また蒼を支える幼なじみであるヒロイン・瀬野遥役を山崎紘菜、同じく蒼の幼馴染で剣道部の主将、松本考太役を演じるのは鈴木伸之。戦国時代にタイムスリップした高校生アスリートたちが運命に挑む高校生 VS 戦国武士という「異色」のアクションムービー。
STORY
いつも通りの日常を過ごす高校生たちが、ある日突然、学校まるごと戦国時代にタイムスリップ!織田信長や後の徳川家康など、誰もが知る歴史上の戦国武将たちが、日々、身命を賭して時代を駆け抜けている中、剥きだしのまま戦場に放り出された高校生たち。スポーツの名門校で活躍していた彼らは「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を活かして、戦国時代を生き延びることが出来るのか? そして 平和な現代に戻ることは出来るのか??
高校生たちが青春の全てを懸けて挑んだ、歴史上の知られざる戦いが今、幕を開けるー。
映画『ブレイブ - 群青戦記-』
2021年3月12日全国公開
出演:
新田真剣佑
山崎紘菜 鈴木伸之・渡邊圭祐
濱田龍臣 鈴木仁 飯島寛騎 福山翔大
水谷果穂 宮下かな子
市川知宏・高橋光臣
/三浦春馬・松山ケンイチ
監督:本広克行
脚本:山浦雅大 山本 透
音楽:菅野祐悟
原作:笠原真樹「群青戦記 グンジョーセンキ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
配給:東宝
©2021「ブレイブ-群青戦記-」製作委員会 ©笠原真樹/集英社