飯塚健監督のオリジナル戯曲である舞台「FUNNY BUNNY -鳥獣と寂寞の空-」(演出・脚本 飯塚健 /青山円形劇場、2012)が大きな反響を呼び、そして小説展開され、この度映画『FUNNY BUNNY』が4月29日(木・祝)より全国の映画館とau スマートパスプレミアムにて同時に上映および配信される。
自称小説家の剣持聡(中川大志)と親友の漆原聡(岡山天音)は、愛くるしいウサギの着ぐるみに扮して、区立図書館に向かう。その目的は図書館を襲撃するため。果たして二人の目的とはー?そして数年後、物語はもう 1 つの事件「ラジオ局電波ジャック」へと展開する。
ウサギの着ぐるみによる[図書館襲撃]と[ラジオ局 電波ジャック]、2 つの事件に隠された謎と悲しい真実が明かされた時、おかしくて、切ない物語は加速する。自称“小説家”の剣持聡。彼が自らの正義のもとで繰り広げる奇想天外な騒動が、人生につまずき、暗澹たる思いをする若者に、再び生きる希望を与えていく。
主人公の剣持聡を演じるのは数多くの作品で着実に経験を積み NHKの「なつぞら」で国民的人気 を得た中川大志。そんな剣持を囲む、共演者が決定した。中川演じる剣持の相棒、漆原聡役には、映画やドラマ、舞台で活躍する岡山天音。その他、関めぐみ、森田想、レイニ、ゆうたろ う、落合モトキ、田中俊介、ら若手俳優が集結し、東京 03 の角田晃広、菅原大吉が脇を固める。
約1ヵ月後の映画館上映&au スマートパスプレミアムにて配信を前に、完成披露上映会を新型コロナ感染防止対策のため、座席を半数にした上で実施した。
有観客の舞台挨拶に感慨深げな中川大志、関めぐみ、飯塚健の3人。
冒頭の挨拶
中川大志「こうして皆さんとお会いできるのも久々なのでうれしく思います。今日ははじめてこうして映画を観ていただけるのでドキドキしていますが、楽しみです」
関めぐみ「今日が待ち遠しかったです。こうやって足を運んでいただいて、皆さんに観ていただけてうれしいです。感謝しています」
飯塚監督「こうやって皆さんの前でお話ができるのは特別だなとあらためて思います。今日は“砕け散らない”程度に楽しんでください」(中川主演の映画『砕け散るところを見せてあげる』をもじって挨拶)
中川大志演じる剣持とバディを組む漆原役の岡山天音は、この日あいにく来場がかなわず、岡山のメッセージを飯塚監督が代読。
岡山天音「本日はぜひとも登壇したかったのですが、コメントでのご挨拶になってしまい申し訳ありません。約 8 年ぶりに飯塚組に参加させていただき、飯塚組ならではの空気を体感し、とても感慨深い時間を過ごさせていただいております。本日登壇した中川大志くんと濃密なお芝居を戦わせたこと、そしてデビュー前から画面越しに観ていたあこがれの関さんとご一緒できたこと。個性豊かなキャストの皆さんとの作品作りは唯一無二のものでした」
映画化&撮影現場の様子
本作の原作は、飯塚健監督のオリジナル戯曲。中川大志はこの作品と高校1年生の頃に出会った。
中川大志「飯塚監督と出会って間もない頃に、監督にこの原作小説をいただきまして。その時はまさか自分が演じるとは思っていませんでしたし、映画化の話もなかったですが、監督と仕事をし、食事をする中で『FUNNY BUNNY』を映画化できたらいいねという話をしていたので。数年越しに夢がかなった。ようやく実現したなという気持ちになりました」
関めぐみ「あっという間に始まって。あっという間に終わった感じですが、小説の大ファンでしたし、絶対にこの(図書館司書の)役をやりたいという思いがあったので本当にうれしかったです。大志くんは明るくて。スタートをする時もよし行くぞ!と気合いを入れてくれるので、現場も明るくなるし、頼りになるなと思いました」
手段を選ばずに手に入れたいものは?
本作には、主人公たちが“絶対に借りられない本”を目指して図書館に強奪しに行くというシーンがあることにちなんで、「登壇者たちが手段を選ばずに手に入れたいものは?」という問いに対して。
関めぐみ「スマホでもリリースされる本作を観るためのネット環境」
中川大志「身長があと 1 センチはほしいですね。今は正直に 179 センチと書いているんですけど、あと 1 センチあったら180 センチと書けるんですが」
最後にメッセージ
中川大志「あらためまして、今日は直接お会いできて、映画の完成を報告できてうれしいです。『FUNNY BUNNY』はここ 1、2 年、いろいろと考えていたこととか、思う事を主人公の剣持に言わせました。そんな今見て欲しいメッセージや、今、届いて欲しいメッセージが詰まった映画になっていると思うので、ぜひ劇場だけでなく、ご自宅でも。(au スマートパスプレミアムで)同日に公開されますので、いろんなところでおすすめしていただいて。うさぎを増殖させていただけたらうれしいです」
舞台挨拶の模様
あらすじ
とある図書館に「強盗」しに現れた二人の愛くるしいうさぎ。目的は「絶対借りられない本」を見つけること・・・はぁ!?だが、あっという間に形勢は逆転し、捕らえられてしまう。観念した剣持と漆原から事の真意が明かされる。「絶対に借りられない本の中に、宝の地図が隠されている」。そこに秘められた驚愕の真実とは!?月日は流れ、図書館で出会った五人は、またしても剣持からのとんでもないミッションをするハメに。それはラジオ局を「襲撃」し「電波」を盗むこと。剣持から語られたのは、まったく売れなかったバンドと幻の名曲に秘められた哀しい真実。果たして無事にクリアできるのか? DJ ブースのマイク前に立つバンドによる、最後の曲が流れ始めるー。
予告映像
映画『FUNNY BUNNY』
4月29日(木・祝)より、映画館&au スマートパスプレミアムにて同時ロードショー
中川大志 岡山天音 / 関めぐみ 森田想 レイニ ゆうたろう / 田中俊介 佐野弘樹 山中聡 落合モトキ / 角田晃広 菅原大吉
監督・脚本・編集:飯塚健
2021年/日本/103分/カラー/ビスタ/5.1ch/ https://funnybunny-movie.jp
原作:舞台「FUNNY BUNNY -鳥獣と寂寞の空-」(演出・脚本 飯塚健 /青山円形劇場、2012)、小説「FUNNY BUNNY」(飯塚健/朝日新聞出版)
製作:KDDI
制作プロダクション:ダブ
配給:「FUNNY BUNNY」製作委員会
(C)2021「FUNNY BUNNY」製作委員会