夏帆、石井杏奈、村上虹郎、安達祐実、斎藤工らキャスト陣が出演のドラマ「息をひそめて」の監督・脚本を手掛けるのは、『四月の永い夢』(2017年)でモスクワ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評連名特別賞をダブル受賞し、その後『わたしは光をにぎっている』『静かな雨』など、国内外で多数の賞を受賞してきた注目の若手映画監督・中川龍太郎。
2020年春、多摩川の川沿いで暮らすこの“いま”を生きる人々に光を当てたオムニバスドラマだ。
各話に登場する市井の人々を演じるのは、夏帆、村上虹郎、安達祐実、三浦貴大、瀧内公美、光石研、斎藤工ら個性豊かな俳優陣。そこに、若手の石井杏奈、蒔田彩珠、萩原利久、長澤樹、横田真悠、小川未祐といったキャスト陣が参加。
4月23日(金)から全8話一挙配信中の本作は、2021年今日現在、フィクションとノンフィクションの境目が曖昧になるほどに、いまだ終息の兆しが見えづらい私たちの暮らしと重なり、登場人物の誰かに自分自身を重ね合わせることができる物語となっている。
第1話・増田妃登美(夏帆)は祖父の食堂を引き継ぎ、緊急事態宣言前までは順調に客足を伸ばし、町に定着しつつあった定食屋さんで活き活きと接客をする。
第2話・大学生の高岡七海(石井杏奈)は帰りたい場所もなくひとり学生寮に留まり、多摩川河川敷で出会った中学3年生の筒井涼音(長澤樹)を学生寮に誘う。
第3話・ごみ収集員の宮下心平(村上虹郎)と会社員の松崎妃美(安達祐実)はマッチングアプリで出会い、心平の部屋のシャワーが壊れていたことからふたりで近くの銭湯へ。
第4話・三隅夕河(蒔田彩珠)は大学進学を控えるも、父・雅人(光石研)との窮屈な日々の暇つぶしにUber Eatsの配達員を始め、好きではなかった生まれ育った町に思いをはせる。
第5・6話・リモートワークになった十和田淳(三浦貴大)と皐月(瀧内公美)の夫婦は24時間顔をつき合わせる生活で1ミリ単位で徐々にズレが生じ始める。
第7・8話・高校3年生の諏訪珠美(小川未祐)と高校教師の水谷光生(斎藤工)は合唱部の部活動を通して、建前で生きる今までの自分自身と向き合い始める。
一話ごと主人公が異なるオムニバスドラマであるものの、全ての話が重なり合って最終話へと繋がっている。
高校の合唱部顧問・水谷光生(斎藤工)は、第1話で登場する食堂「ますだや」の妃登美(夏帆)と、その後も、店主と常連客として心地よい関係を続けていた。そんなある日光生は、第7話で中止になった合唱コンクールで歌う予定だった曲を、去年の3年生を交えて歌おうと、現役部員たちに合唱コンサート開催を提案。部員の中には、第2話で中学生だった筒井涼音(長澤樹)の顔も。舞台は、多摩川の河川敷。多摩川沿いの住民を招待して手作りのコンサート会場は、始まる。清らかな歌声を聴きながら、様々な想いが重なり合う光生の目からは涙が溢れて止まらない――。
光正役の斎藤工は撮影現場をこう振り返った。
「このシーンは、現場にいる人間たち全員が奏でたものです。いい意味で、僕自身は感情をコントロールすることはできず、現場を創り出した皆さんへの反射の涙でした」と。
劇中で流れる合唱曲「君のうた」は、本作で音楽を担当したharuka nakamuraの書き下ろし楽曲。
第1話からソロの楽器が重なり合い、第7話の独唱、最終話の合唱へと繋がっていき、自然界の大きな流れを、各話が紡ぎだす本編と各話で奏で合う音楽で表現している。
最終話は、コロナ禍が終焉の兆しが見え、徐々にかつての日常を取り戻し始めた未来が描かれている。
合唱シーン本編映像
STORY
東京と神奈川の境界線を流れていく水が東京湾に注ぎ込み、大きな空が広がる多摩川。 自然豊かな川辺のそばを、スポーツを楽しむ人たちや、肩を寄せる恋人たち、歌の練習をする学生たち、自転車を走らせ る人などが、思い思いに行き交っている。そんな川沿いで日々を過ごす人々の 2020 年コロナ禍の春。 勤めていた会社を退職した妃登美(夏帆)は、思い出の味を頼りに亡き祖父が営んでいた食堂を再開させるが、2020年春、 客足は激減。店をたたもうかと考えていると、ひとりの男性客・光生(斎藤工)が頻繁に来店し、祖父の代に人気メニュ ーだった「あんかけレバニラ」と瓶ビールを注文するようになる。 「実家に帰らず、寮で暮らす大学生」「マッチングアプリで出会った年の離れた男女」「ウーバーイーツでバイトをする 娘と父親」「在宅勤務で24時間顔を突き合わせることになる夫婦」「最後の合唱コンクールが中止になった高校生」多摩 川沿いで生きる人々の日常...。
2021 年、晩秋。高校の教師である光生(斎藤工)は、多摩川の河川敷で合唱部のコンサートを開催する。歌声が、川の流 れに運ばれていく。その清らかな歌声を聴きながら、光生が見つけたことは――。
各話タイトル
第1話「人も場所も全ては無くなる」夏帆、斎藤工
第2話「帰りたい場所が、ずっとなかった」石井杏奈、萩原利久、長澤樹
第3話「君が去って、世界は様変わりした」村上虹郎、安達祐実、横田真悠
第4話「この町のことが好きじゃなかった」蒔田彩珠、光石研
第5話「たまに遠く感じる、君のことが」三浦貴大、瀧内公美
第6話「あなたの速さについていけないことがある」瀧内公美、三浦貴大
第7話「誰のために歌うの?」小川未祐、斎藤工
第8話「この窓から見える景色が、僕の世界だ」斎藤工、夏帆
【合唱曲】
「君のうた」 作詞/作曲 haruka nakamura
Huluオリジナル「息をひそめて」
【配信】2021年4月23日(金)全話独占配信<全8話>
【監督】中川龍太郎
【脚本】中川龍太郎、高田亮
【音楽】haruka nakamura
【撮影監督】上野千蔵
【エグゼクティブプロデューサー】長澤一史(HJホールディングス)
【チーフプロデューサー】茶ノ前香(HJホールディングス)
【プロデューサー】中村好佑(HJホールディングス)
【プロデューサー】佐野大(SPOON)
【制作プロダクション】SPOON
【製作著作】HJホールディングス
[公式サイト]
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「息をひそめて」視聴ページ https://www.hulu.jp/hold-on-look-ahead
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